虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 アニメ2期1話 新しいトキメキー3

スクールアイドル同好会のブースで。

果林「留学生?」

彼方「スクールアイドルになる為に香港から~」

エマ「私と同じだァ!!!」

嵐珠「初次见面!(訳・初めまして)鐘嵐珠よ!!」

栞子「留学生はもう一人いると聞いてましたが」

嵐珠「あの子は別にスクールアイドルに興味があるわけないから。学校の何処かにいる筈よ」

その、もう一人の留学生、ミア・テイラーは流しそうめん同好会のそうめんをすすっていた。ミアの後ろには猫のはんぺんがミアのところに。

栞子「そうですか・・・では私はそろそろ持ち場に戻らないといけないので・・・」

嵐珠「谢谢(訳・ありがとう!)助かったわ。持つべきものは幼馴染ねェ!!」

栞子「それでは同好会の皆さん、後ほど東棟の方で」

嵐珠「バイバイ!」

かすみ「でも、スクールアイドルなら他に有名な高校は幾らでもあるのにどうして虹ヶ咲に?」

嵐珠「スクールアイドルフェスティバルの動画を観たからよ。すっごくときめいたわァ!!!!」

これには同好会メンバーは凄い反響だった。

嵐珠「それぞれが自分のやりたい事を実現していて輝いていて。あたしもあんなステージに立ってみたいって思った!高校生の今しか出来ないから」

嵐珠「だからここに来たの!!」

侑「すっごく嬉しいよ!ようこそ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会へ!!!!」

愛「この後、次のフェスの告知映像を流すんだ。観て行く?」

嵐珠「ホントォ?観る観る!!」

彼方「沢山集まって貰える様にチラシ配らないとね~」

愛「せっつー(せつ菜)は運営の仕事があるから来られないんだよね?」

果林「ええ、しずくちゃんと璃奈ちゃんは?」

彼方「まだ編集してるって」

かすみ「ええええェ~!?」

侑「私も二人のところに戻らないと・・・」

かすみ「駄目ですゥ!!3人揃ったらまたこのシーンが気になるってなっちゃうに決まってます!!!!!」

侑「そ、そうかなァ・・・」

かすみ「かすみんに任せて下さい!!」

かすみは席を外し。

かすみ「スクリーンの前で合流しましょう!!!」

部室に向かったかすみ。

歩夢「じゃ、かすみちゃんに任せてチラシ配りにいこうか」

嵐珠「・・・・・・」

歩夢・愛・彼方の3人はチラシ配りを始めた。

歩夢・愛・彼方「スクールアイドル同好会で~す♡よろしくおねがいしま~す♡」

二人の女子中学生が歩夢達のところに。

「あ!知ってます!」

「動画観ました!!」

彼方「そうなんだ、ありがと~♡」

愛「今度またライブやるんだ!良かったら観てね♡」

「はい!」

「あの上原歩夢さんですよね?一緒に写真撮ってもいいですか?」

歩夢「あ・・・勿論だよ!!!」

「ハイチーズ!!」

侑が来て。

侑「あ、そろそろ上映の時間だね」

愛「侑と歩夢は嵐珠を連れて東棟に行っててよ!」

彼方「私達はチラシを配りを終わってから行くよ」

侑「うん、分かった」

侑「行こっか」

嵐珠「ええ」

侑、歩夢、嵐珠の3人はスクリーンの設置している東棟に向かう途中。

侑「スクールアイドルフェスティバルは好きという気持ちさえあれば誰でも参加出来る様なお祭りにしたいんだ。どんな部活に入っててもいいし入ってなくてもいい。虹学の生徒じゃなくたっていい。色んな人達が好きに伝え合えればいいなって」

嵐珠「ふ~ん。面白い事言うのね。ところで気になっていたのだけど、あなたは新人アイドル?フェスの動画にはいなかったから」

侑「私はスクールアイドルじゃないよ」

嵐珠「え?どうしてスクールアイドルじゃないのに同好会にいるの?」

侑「私はスクールアイドルから夢を貰ったんだ。だから今は夢をくれたみんなを応援したくて同好会にいるんだ」

歩夢「私も同好会のみんなも侑ちゃんや沢山のファンに支えられて貰えてるからスクールアイドルでいられるの」

嵐珠「『ファンがアイドルを支える・・・』ね」

その頃、部室では。

かすみ「もう時間だよ!早く!!早く!!!」

璃奈「出来た!!」

かすみ「データ貰ってくよ!!」

かすみはUSBを外して。

かすみ「よし急ごう!!!」

歩夢「そろそろ開始時間なのに大丈夫かなァ?」

かすみ「せんぱ~い!!!」

侑「かすみちゃん!!!」

かすみ「先輩、これを・・・」

かすみはUSBを侑に渡した。

侑「お疲れさま!!」

侑はノートパソコンを開いて動画のスタンバイにかけた。

その頃ミアは廊下で歩いているところ、通りかかりの生徒の声がして。

「急がないと、スクールアイドル同好会の映像始まっちゃうよ!」

スクールアイドル同好会のブースでは全員席を外して、

巨大スクリーンの周りには人が集まって、

せつ菜も栞子もスクリーンに注目していた。

せつ菜「いよいよですね」

侑「始めるよ!!」

侑はキーボードにエンターキーを押した。そして映像が映し始めたが・・・

かすみ「うわあああァァ~!!!」

かすみが悲鳴を上げながらバランスを崩して倒れていた。それを観たかすみは。

かすみ「ななな何ですかコレは~ァ!!!!!!」

ベッドシーンで彼方が璃奈を誘い寝。

しずく「使わない方の映像のデータだよ!!!!」

璃奈は慌てて璃奈ちゃんボードで顔を隠した。

璃奈「間違えた。あわわァァ・・・」

ギャラリーはざわついた。

エマ「トラブルみたいだね」

果林「でも、これはこれで可愛いじゃない」

映像には果林の姿が映し出されて、仮眠しているのか、寝言でこう言った。

果林「も〜ちょっと寝かせてェ~エマァ~♡」

自分の恥ずかしい映像を目の当たりにした果林は体中震えていた。

果林「今すぐ止めてェ!!!!!!!!!!!!」

果林の大音量で周りのギャラリーは果林の方向を向いた。

璃奈「正しいデータ持ってくる!」

侑「お願い!!」

かすみ「かすみんも行きます!!」

しずく「私も」

璃奈、かすみ、しずくは慌てて部室に向かった。

「これで終わり?」

「よく分からなかったけど、面白かったね」

「他のところ回ろうか」

ギャラリーは落胆しながら解散した。

せつ菜「何かトラブルでしょうか?」

書記「会長、学科説明会の時間です。講堂へ向かいましょう」

せつ菜は残念そうな表情だった。

歩夢「折角、集まってくれた達が帰っちゃう」

このままでは、スクールアイドル同好会のアピールが何の成果も得られなくなってしまうのだ。

栞子「どうかしましたか?」

侑「さっきの!上映の時間をずらせませんか?」

栞子「すみません。特別扱いは出来ないんです。ここに集まった人の多くはスクールアイドルだけを観に来たわけではありません。残念ですが・・・」

侑「どうすれば・・・」

そこで嵐珠が。

嵐珠「冇问题(訳・問題ないわ)任せなさい!!!!」

嵐珠は髪をなびかせて。

嵐珠「あたしが出るスクールアイドルフェスティバルにケチがつくのをただ観ているわけにはいかないわ!!!」

嵐珠「みんなをここに釘付けにすればいいんでしょ?ミア!!」

ミアは不貞腐れた口調で。

ミア「はいはい」

ミアはスマートフォンと音響器をケーブルを接続し、

栞子「何をする気ですか?」

嵐珠は中国語で話し。

嵐珠「大家注意!就这么回去的话可就亏了!!」(訳・みんな、注目して!このまま帰ったら勿体無いわ!!)

嵐珠「スクールアイドル・鐘嵐珠のデビューステージよ!!!!伝説の始まりを心に刻みなさい!!!!!!!」

照明が早変わりし、嵐珠のライブが始まった。

嵐珠「露一手给你们看看!」(訳・あたしの力、見せてあげるわ!)

挿入歌「Eutopia」歌詞

Hey, it’s me! 準備好沒?(準備はいい?)
もっと熱く高く 光よりも早く
Your heart 連れてくよ Higher
圧倒的にStunning
感じてるはずCuz why not?
ドキドキをあげる
Come on! It’s show time!
それっぽいだけじゃね (Uh-uh)
物足りないでしょ So
歡迎來到我的天地 (私の世界にようこそ)
Anyone can keep up with me? Anyone?
孤城 (こじょう)から見渡す景色
知ってるの私だけで
我就是那麼完美 (私は完璧よ)Ah!
もっとAddicted に Intoxicated に
全部射抜いてあげる Ooh, I’m too good!
怖いものなんてない お遊びはおしまい
ここから全てが始まってくよ
Top of the top! Top of the world! Top of the top!
(I AM THE BEST!)
這地球就是繞著我轉(世界は私を中心に回っている)
Top of the top! Top of the world! Top of the top!
(CUZ I AM THE BEST OF THE BEST!)
怎樣, 不錯吧(どう 悪くはないでしょ?) Huh?

嵐珠のライブを終えてオープンキャンパスに来た女子中生はスクリーン注目していた。

「あ・・・・・・・」

そして盛大な拍手。

かすみが来て。

かすみ「侑先輩!これ」

侑「ありがとう!!」

今度は間違いなく映像用のUSBだった。

そして、スクリーンにはスクールアイドル同好会のPVが流れた。

「果てしない空の向こう」

「未来へと橋を架けよう」

しかし。

栞子「嵐珠、講堂以外で歌うのは禁止です!」

嵐珠「そうなのォ?でも盛り上がったでしょォ?」

栞子「理由はどうあれ虹ヶ咲の生徒になった以上、反省文を提出して貰います!」

嵐珠「ええええェェェェ!?」

栞子「一週間以内にちゃんと提出して下さいね!!」

栞子は去って行った。

侑「ありがとう、嵐珠ちゃん!!」

歩夢「ライブも凄かったよ!!」

嵐珠「ありがとう。あたしも出られるんでしょ?スクールアイドルフェスティバル」

愛「当ったり前じゃん!!!!」

侑「みんなでやろうよ!!」

歩夢「歓迎するよ!同好会にようこそ!!」

しかし、

嵐珠「入部は辞めるわ」

歩夢「えッ?」

気が変わったのか、嵐珠は断ったのだ。

嵐珠「あなた達とは考え方が違うみたいだから」

侑「えッ?どういう事!?」

栞子が持ち場に戻る途中、せつ菜と鉢合わせ。

せつ菜「三船さん?」

栞子「会長」

せつ菜「どうかしましたか?」

栞子「それが・・・」

嵐珠「あたしは誰よりもみんなを夢中させるスクールアイドルになりたい。アイドルがファンに夢を与えるのは素晴らしい事よ!でも与えるだけでいい!!」

嵐珠「誰かに支えられなきゃパフォーマンスも出来ないアイドルなんて情けないわ!!!!」

嵐珠は同好会と違うスタンスでいくらしい。

かすみ「ちょっとォ!!!!」

嵐珠「スクールアイドルフェスティバルには鐘嵐珠個人として申し込んでおく!この同好会ではあたしの夢は叶いそうにもない!!!だから一人でやってみせる!!!!!!」

と同好会に対して挑戦状を叩き込む嵐珠。

嵐珠は話を続けて。

嵐珠「もう一度聞くわ侑。あなたはどうして同好会にいるの?」

侑「えッ?」

嵐珠「あたしはスクールアイドルにときめきを感じてやりたい思ったからここまで来た。でも、あなたの夢はスクールアイドルじゃないのよね?」

嵐珠「だったら、同好会を離れてその夢を真剣に追い求めるべきよ!!」

侑「!」

侑は冷静にこう返答した。

侑「確かに嵐珠ちゃんは凄いよ。ライブでも言葉でもあんなに堂々と自分を表現出来て。でも、やりたい事をやりたいって気持ちだったら私だって負けてないつもり!!」

と徹底抗戦。

侑「今はまだ全然だけどね!!私だって私のやり方で、この同好会で夢を叶えたいと思ってる!!!」

歩夢「それは私達も一緒だよ!!!」

璃奈「みんな自分がやりたい事をやる為にここにいる!!」

嵐珠「あたしはあたしの正しさをSIF(スクールアイドルフェスティバル)までに証明してみせるわ!!!SIFで一番注目集めるのはこのあたしよ!!!!!」

彼方「望むところだよォ!!」

愛「楽しみが増えたね!!」

嵐珠「そこでお互いのパフォーマンスをぶつけ合いましょ!バイバイ!!!」

嵐珠は手を振って去った。待機していたミアが。

ミア「やれやれェ」

ミアも嵐珠と共に去っていった。

かすみ「も~!!何なんですかァ、あの人ォ!!!!!」

果林「でも、本当に凄いパフォーマンスだったじゃない?」

かすみ「・・・」

エマ「きっと、日本に来る前に沢山練習を積んできたんだよ!」

しずく「今まで以上に頑張らないといけませんね」

歩夢「侑ちゃん。夢は違っても私はいつだって力になるからね」

かすみ「かすみんだっていっぱい応援しますよ!!」

果林「私達も同じ気持ちよ!!」

侑は笑みを浮かんで。

侑「ありがとう!!!!!!!」

ED 夢が僕らの太陽さ 歌詞(一番)

見つけた、君を! 君も僕も見てた

始まりはここから?

もう始まってる(さあ行こうか)

想いが(たくさんあって)

つながることで(元気になる!)

こころ強く変われ もっと頑張っちゃうよ

だからどんな時も 夢が僕らの太陽さ

泣いちゃった後は笑顔で

明日を語ればいいよ

どんな時も 夢が僕らの太陽さ

風が雨が激しくても

思いだすんだ 僕らを照らす光があるよ

今日もいっぱい 力を出しきってみるよ

 

 

場所は変わって、虹ヶ咲学園前駅の改札口にある自動販売機で二人の女の子(CV・山北早紀、愛美)が会話していた。

「どうだった?」

「流石、虹学には面白いスクールアイドルがいますね」

「この前知り合った子が、偶々スクールアイドルでね。今度声掛けてみるよ」

今回はここまでですが、2期始まりましたね。嵐珠ちゃん、歌、ダンス、パフォーマンスも完璧で、ミアちゃんは弱冠14歳で作曲家として活動する最強コンビを相手に、果たして同好会は二人を凌いでいくのが今期の最大の見せ場だと思います。簡単ですが、最後までご覧いただきありがとうございました。