にじよんあにめーしょん 7話~9話

7話 ランジュとジョーカー

神経衰弱をしている、同好会メンバー。

エマ「わァ~やったァ!揃ったァ~!!」

部室の扉から嵐珠が入ってきて。

嵐珠「? みんな、何やってんのォ?」

エマ「神経衰弱だよ」

しずく「トランプを持ってきたのでみんなで遊んでいるんです」

嵐珠「へェ~」

エマ「嵐珠ちゃんも一緒に遊ぼう!」

嵐珠「わァ~!やるわ!!勿論やるゥ!!」

嵐珠はトランプを手に目を開かせて。

嵐珠「嵐珠はトランプが得意よ!!!」

嵐珠「見なさい!!このカード捌き!!!!」

彼方・エマ・しずく「凄~いィ!!」

歩夢「じゃあ、次は何で遊ぼうか?嵐珠ちゃんは好きなゲームはある?」

嵐珠「そうねェ・・・」

嵐珠「ソリティアとか・・・」

嵐珠「ピラミッドとか・・・」

嵐珠「トランプタワーを作るとか・・・」

彼方「折角だから、みんなで遊べるやつにしないィ?」

嵐珠「さァ、ババ抜きで勝負よ!!誰がジョーカーを持っているのかしら?」

嵐珠「せつ菜ァ?」

せつ菜「どーでしょう?」

嵐珠「果林?」

果林「どーかしら?」

嵐珠「それじゃァ、侑?」

侑「どーかなァ?」

嵐珠「かすみが怪しいわねェ」

かすみ「っていうか持ってても言いませんよォ!!!!」

ポーカーフェイスなのか無表情なメンバー。

嵐珠は歩夢から1枚引いた。

なんとババを引いてしまった。

しかし、嵐珠は。

嵐珠「ジョーカーよォ!ジョーカーを引いたわァ!!」

嵐珠「さァ、奪ってみなさいィ。出来るものならね♡」

かすみ「嵐珠先輩、ババ抜きのルール知ってますゥ?」

ゲームは進み、次々と上がって。

侑「残るは、歩夢と嵐珠ちゃん!」

両者、真剣な表情。歩夢は嵐珠のカードを引くとき、嵐珠の表情が変わり。

嵐珠「わァァ~!!!!!」

と思いきや、歩夢は別のカードを引いて、嵐珠の表情が曇った。

※海未ちゃんかいwww

結局、嵐珠が負けて。

嵐珠「やっぱり、最後までジョーカーを持っていたのは嵐珠だったわねェ」

ミア「何で負けたのに、勝ち誇ってるのさァ」

しずく「それじゃ、次は何のゲームにしましょうか?」

かすみ「大富豪やりた~いィ!!」

せつ菜「もう一度、ババ抜きやりたいです」

璃奈「その前に、私達と入れ替え」

愛「しおってぃーもね」

栞子「ありがとうございます」

嵐珠はジョーカーを見て、ため息。

嵐珠「はァ・・・」

愛「よ~し負けないぞォ~!!」

璃奈「璃奈ちゃんボード、頑張る!!!」

彼方「彼方ちゃんも頑張っちゃうぞォ~」

しずく「じゃ、私が代わります」

嵐珠「やっぱり・・・」

ミア・栞子「ん?」

嵐珠「特別なカードはいつも独りぼっちなのね」

栞子「嵐珠・・・」

ミア「嵐珠・・・」

すると愛が叫んで。

愛「お~っと!!こんな所にもう一枚ジョーカーがァ!!」

璃奈「ぴゅ~ん」

愛はもう一枚のジョーカーを璃奈に渡し。

そして、隣にいる侑に渡し、侑は嵐珠に渡した。

歩夢「アッ!嵐珠ちゃん、カードが揃ったよ!!」

嵐珠「はっ!」

嵐珠「はッ!」

嵐珠「嵐珠上がれた!遂に、嵐珠も上がれたわァ!!!」

栞子は笑みを浮かび。

栞子「フフフッ」

栞子(おめでとう、嵐珠)

8話 彼方としずくと妹

青空広がる、晴天のもと。

しずくは愛犬のオフィーリア(CV・麦穂あんな)と散歩に出かけていた。

しずく「オフィーリア、晴れて良かったね」

オフィーリア「わん!」

彼方「お~い!!しずくちゃ~ん!!!!」

しずく「あっ!!」

彼方は妹の遥(はるか CV・本渡楓)と一緒だった。

しずく「こんにちは、彼方さん、遥さん」

彼方「やっほォ~」

遥「こんにちは、しずくさん。オフィーリアちゃんもこんにちは」

オフィーリア「わん!」

遥「わ~可愛い~」

しずく「お二人は何してるんですか?」

彼方「天気がいいから、遥ちゃんと散歩してるんだァ~」

しずく「あ、私達もです」

彼方「奇遇だねェ~」

遥「お~」

しずくは遥がオフィーリアを見つめているところに気づいて。

しずく「撫でますか?」

遥「はい!勿論!!」

遥は早速オフィーリアの頭に撫でて。

遥「ふわふわ~♡おとなしいねえェ~いい子だねェ~よ~しよ~し♡」

しずく「可愛いですね。撫でてもいいですか?」

彼方「どーぞ、どーぞ」

しずく「エッ?」

しずくと遥は水遊びを始めて。

しずく「それェ!!」

遥「冷たいですゥ~♡」

そんな二人を見ている彼方は。

彼方「二人共、仲良しさんだねェ。結構気が合うのかなァ?」

彼方「ところで、君は一緒に遊ばなくていいのかい?」

オフィーリア「わん!」

彼方「そうかそうか~。それじゃあ、今日は彼方ちゃんとのんびりしようねェ~」

遥「待って下さ~い♡」

遥は彼方とオフィーリアを見て。

遥「アッ」

しずく「ん?」

彼方とオフィーリアはボーッとしていた。

遥「二人共、仲良しさんですねェ」

しずく「結構、気が合うのかもしれませんねェ」

遥「お姉ちゃ~ん!」

しずく「オフィーリア!」

彼方は呼んでいるのを気付いて。

彼方「よし、行こっか」

オフィーリア「わん!」

彼方達は有意義に遊びまくっていた。

日が暮れて。遥は彼方の膝枕しながら寝ている。

彼方「日が落ちてきたねェ~」

しずく「ええ。遥さん寝ちゃいました?」

彼方「遊び疲れちゃったんだろうね」

遥「すやぴ~♡」

しずく「寝顔、彼方さんにそっくりですね」

彼方「えへへへ。姉妹だからねェ~」

彼方「もしかして、しずくちゃんとオフィーリアちゃんの寝顔も似てるんじゃない?」

しずく「そうかもしれませんね」

しずく「オフィーリアは私の妹の様な存在ですから」

彼方「お互い、可愛い妹を持ちましたな」

しずく「はい、自慢の妹です」

それからしばらく経ち、夜になっていた。

彼方「遥ちゃん。遥ちゃん起きて。そろそろ帰るよォ」

遥「ん~」

遥「お姉ちゃん・・・?」

遥「お姉ちゃん・・・よ~しよし♡」

遥は寝惚けているのかオフィーリアの頭を撫でていた。

彼方「く~ん、く~ん」

9話 妹王決定戦

部室ではイベントが始まろうとしていた。

かすみ「妹王決定戦~!!!!!わ~い!!!!!」

かすみ「彼方先輩お願いします!!」

彼方「え~っとォ・・・」

彼方「妹いえば、可愛い存在ィ!可愛い存在といえば、妹ォ!!!」

彼方「分かるよォ~遥ちゃん可愛いもん~」

遥(お姉ちゃ~ん♡)

かすみ「つまり、可愛い子には妹の適性があるのです!!!」

かすみの方向にスポットライトを当てて。

かすみ「一番の妹を決める、それは即ち・・・」

かすみ「一番可愛い存在を決める事に他ならないのです!!!!!」

かすみ「とーいう訳で、スクールアイドル同好会、妹王決定戦、ここに開幕ですゥ!!!!」

せつ菜「妹属性確かにいいですよねェ」

果林「楽しみだわァ」

しずく「頑張ってねェ♡かすみさん♡」

かすみ「1年生のしず子はこっち側だからねェ!!」

決定戦が始まり、トップバッターはかすみ。

かすみ「コホン!」

かすみ「えへッ!お姉ちゃん!妹にするなら、やっぱりかすみんですよね♡ねっ♡ねっ♡」

侑「はァ~かすみちゃん可愛い~♡」

流石、可愛さを取柄のかすみの妹ぶりに反響は強かった。

エマ「実際に、妹なのか栞子ちゃんだよね」

歩夢「栞子ちゃんにみたいな妹欲しい」

侑「分かる。栞子ちゃん欲しい♡」

栞子「そ、そーですか?」

彼方「ミアちゃんにもお姉さんがいるんだよね~」

歩夢「ミアちゃんみたいな妹もいいなァ~♡」

侑「分かるゥ。ミアちゃん欲しい」

ミア「何か複雑ゥ・・・」

嵐珠「不行!!!!」(訳・いや!!!!)

嵐珠「栞子もミアも嵐珠の妹にするんだから!!!!」

栞子「嵐珠こそ、手のかかる妹といった感じなのですが」

ミア「Yeah exactly(訳・まさにそうだな)」

果林「そういえば、愛も美里さんの前では妹らしい言動になるわよね」

愛(お姉ちゃ~ん!)

彼方「愛ちゃん、結構甘えん坊さんだもんねェ」

愛「ええッ!?」

愛「止めてよ!!恥ずかしっすた~妹だけにィ~!!」

彼方「ちょっとダジャレにキレがないねェ~」

「アハハハハッ!!!」

璃奈が侑の肩を叩いて。

侑「ん?」

侑「ハッ!」

璃奈「侑お姉ちゃん・・・♡」

侑「可愛い!!可愛すぎて、ときめきちゃうよ~!」

璃奈「嵐珠お姉ちゃん♡」

嵐珠「太可愛了吧!」(訳・とっても可愛いわ!)

璃奈「ミアお姉ちゃん♡」

ミア「フフフッ」

璃奈「エマお姉ちゃん♡」

エマ「うんうん♡」

璃奈の妹オーラで次々とメンバーを落としているところを見たかすみは、焦り始めた。

かすみ「りな子が一人ずつ落とし始めてる!!!!」

そして。

璃奈「かすみお姉ちゃん♡」

かすみは抵抗したが、璃奈の妹オーラには敵わなかった。

かすみ「キュウウウ~!!!!!!」

かすみ「かすみ・・・お姉ちゃんだよォ!」

しずく「かすみさんも遂に屈したね♡」

そして、結果発表

エマ「という訳で、見事妹王に輝いたのは・・・」

エマ「璃奈ちゃ~ん!!」

璃奈「V♡」

敗れたかすみは、相当悔しいのか四つん這いで。

かすみ「うう・・・負けたァ・・・悔しいよォ・・・」

せつ菜「かすみさん!」

かすみ「ん?」

せつ菜「かすみさんともあろう人が一度負けた位で何ですか!」

果林「そうよ、顔を上げて」

しずく「かすみさんなら、まだいけるよ」

かすみ「皆さん・・・」

せつ菜「さァ、次はマスコットキャラクター王決定戦ですゥ!!!!」

かすみ「それはかすみんが望んでる可愛さじゃないですゥ!!!!!!!」

10話~12話につづく