※ネタバレ注意!観てない人はスクロールしない様に!!
まずは前回のラブライブスーパースターから。
担当・かのん
かのん「私、澁谷かのん、高校1年!歌が大好きだけど音楽科の受験に失敗」
かのん「バーカァ」
かのん「そんな私が、スクールアイドルに誘われた」
可可「スクールアイドル始めてみませんか?」
かのん「私がアイドル!?無理無理無理!!!!だって人前で歌えないだもん!!!!」
かのん「でもやっぱり歌は好き。歌で何か大きな事をしてみたい。私のまだ名もないキモチが動き出した!!!!!!」
アバン
かのんは部屋で笑みを浮かび、ギターで演奏しながら歌っていた。
かのん「カフェオレ焼きリンゴォ~大好きさルルルル~トマトも食べたい~ハンバーグもいいィ~ふゥ~♡」
かのんの歌を聴いていた母と妹のありあは。
ありあ「何?」
かのんママ「私が聞きたいわよ」
するとかのんが来て。
かのん「おっはよ~♡」
昨日までの不貞腐れたかのんの態度とは違って上機嫌なかのん。
かのん「お、今日から2年生だね♡いっただきま~す♡」
ありあ「・・・」
ありあの隣に座って朝食のパンを食べ始めた。
かのん出掛けるとき、玄関にいるコノハズクのマンマルに挨拶し。
かのん「マンマル、行ってくるね!」
かのん「ハンバーグもいいふゥ~♡」
ありあ「何?」
かのんが通学しながら。
かのん「やった!やった!!人前で歌えた~!!!!」
その道中、スクールアイドルのPVを観て。
かのん「スクールアイドル!ここでなら私も、歌えるんだ!!!!」
OP:
本当の夢は とまらないんだね いま 心が駆け出すんだ
いつのまにか大好きが育ってた この想い 届けてみよう
決めたんだ 本気さ! どんなことが出来るかな
まぶしい空 見上げ 大声で歌っちゃおう
やりたいことがあるってさ 毎日 楽しいね
君も そう感じてるかい?
ああ きっと待ってたんだ 出会いが 僕らのスタート
夢と夢が 惹かれあって 始まるよ 本当の願いに気づいた
もう とまらない いま 心が駆け出すんだ
今、全力で駆け出すんだ
Aパート
教室で。可可は体力を消耗したかの様にぐったりしていた。
可可「ああァ~駄目だったですゥ~」
かのん「何?どうしたの?」
可可は左手には部活動申請書をかのんに見せて、部名がスクールアイドル部で氏名欄には唐可可と澁谷かのんの名前が手書きで書かれていた。
かのん「部活申請書?提出したのォ?」
可可「スクールアイドルは、矢張りこの学校には必要ないと葉月さんが・・・」
恋「フンッ!!」
かのん「あの怖い子ォ・・・」
可可「聞いたところ部活に関しては暫定的に、あの人を中心とした生徒会が管理するという話になっているみたいでして・・・そこに受理されないと・・・」
かのん「私に任せて!!」
かのんと可可は恋に話したら。
恋「答えは同じです」
かのん「どうして?」
恋「同じ説明を二度としたくないのですが」
かのん「分かんないよ!!!だって部活だよ!!!!生徒が集まってやりたい事をやって何がいけないの!!!!!」
恋「スクールアイドルにも音楽を言える要素があります」
かのん「それが?」
恋「分からないのですか?音楽科があるこの結ヶ丘は少なくても音楽に関してはどんな活動であっても、他の学校より秀でていないと、この学校の価値が下がってしまいます!!!」
かのん「つまり、レベルの高いものでないとダメって事?」
可可は前に出て。
可可「それなら大丈夫デス!可可とかのんさんなら・・・」
恋「本当にそう言えますか!!!」
かのん&可可「・・・」
流石に二人は反論しなかった。
恋「スクールアイドルは多くの学校で活動が行われています。その状況の中であなた達がこの結ヶ丘の代表として、恥ずかしくない成績を上げられますか?」
かのん「やってないのにそこまで・・・」
恋「もう一度言います。音楽に関してはどんな活動であっても、他の学校より秀でていないとこの学校の価値が下がってしまうのです!!!音楽活動に関しては他校に劣るわけにはいかない」
キツイ言葉を話す恋。そして。
恋「どうしてもやりたいのであれば、他の学校に行く事ですね!!!!!」
かのん「そんな・・・」
可可「かのんさん、行きましょう」
可可は怒り心頭し、左手には一枚の退学届を持って。
可可「あのコンチキショォ~!!!!!!!!許すまじィ~!!!!!!!」
可可は退学届を机に叩きつけて。
可可「かのんさんも書いてクダサイ!!!!」
かのん「ひィ!!これは・・・」
可可「退学届デス!!!!!!」
かのん「ええェェェェェ!!!???」
かのんの叫び声でマンマルの鳴き声とありあと母の耳に届いた。
かのんママ「退学ゥ!?」
ありあ「二日目にしてェ!!??」
かのん「そりゃこうなるよォ!!!」
可可「こんな学校にいてもしょうがありません。二人で別の学校に行ってスクールアイドルを始めましょう!」
可可は退学する覚悟を出来ていた。
かのん「いやいや無理でしょ?」
可可「大丈夫!!編入試験で他の学校に行く事も出来マス。家はどこら辺デスカァ?」
かのん「ここです」
可可「そうでした・・・ではここらの辺の学校で・・・」
しかしかのんは退学を決意した可可に対して待ったをかけた。
かのん「待って待って!気持ちは分かるけど・・・(小声)流石にそれは親に許してくれないよ・・・」
しかし、母とありあがかのん達の所に来て。
ありあ「お姉ちゃん・・・」
かのんママ「学校、辞めたいのォ?」
かのん「辞めないィ!!大丈夫ゥ!!!」
可可は叫んで。
可可「ああァァァ!!どうしてこうなるデスカ~ァァ!!!!」
と嘆く可可。
かのん「ゴメンね。私に任せてなんて言っておきながら・・・」
可可「わァ、違いマス!!」
かのん「うっ!!」
可可「かのんさんは優しいデス。とっても優しい!この学校に来なければかのんさんとも出会えていませんでした。だからどうしても私はかのんさんとスクールアイドルを始めたい!!」
かのん「ありがとう」
可可「こちらこそデスゥ。ですがスクールアイドルの事をよく思わない人は結構います。可可の周りにもバカにして鼻で笑う様な人もいて、でも可可はスクールアイドルはとってもスバラシイものだと思ってマス!!!」
かのん「私も!」
可可「ホントデスカァ!?」
かのん「可可ちゃんが夢中になるのも分かる、まだちゃんと知ってるわけじゃないから、はっきりとは言えないけど・・・」
可可「嬉しいデス」
かのん「どうにかスクールアイドルを部に出来ないか、私も頑張るよ!!」
その頃、嵐千砂都は指でダンスステップの練習をしていた。
千砂都「ドゥンドゥンジャン!ドゥンドゥドゥンYO!!ワタシマンマルスキ スゴクスキ!!マンゲツスキSO!マルガスキィ!!!」
千砂都がそうしているとき、前方から可可が走って去っていった。
千砂都「ん?あの子、うちの学校の・・・」
千砂都はかのんの店に入って。
千砂都「ういっす!マンマル!」
千砂都はマンマルを見つめながら。
千砂都「君はやっぱり完璧な丸だねェ~♡」
マンマル「・・・・・・」
そこでかのんが来て。
かのん「どう?恋って娘の弱点、見つかった?」
千砂都「もー!!来たばっかなのに!!」
かのん「ゴメン!何でもいいんだよ?恋って娘が敵対してるグループとか、実はお化けが大の苦手だとか!とにかく私達が有利になる、あの娘の弱点を!!」
千砂都「う~ん、弱点はひと言で言うと・・・」
かのん「ひと言で言うと・・・?」
千砂都「弱点は・・・」
かのん「弱点は・・・!?」
千砂都「弱点は・・・」
かのん「弱点は・・・!?」
千砂都「・・・ないYOォ♡」
かのん「うう・・・」
※だろうなww
千砂都「音楽科の子に色々聞いてみたんだけどね」
「頭もいいし・・・」
「運動神経もいいし」
「リーダーシップもあるし・・・」
千砂都「むしろ、頼りにしている子も多いみたい。それに理事長は、彼女のお母さん、葉月花(はづきはな)さんと知り合いらしいし」
千砂都「だからあの子が駄目って言う事をひっくり返すのは相当難しいんじゃない?」
これにはかのんは黙り込んで。
かのん「・・・」
千砂都「あのね、一旦他の部を作るか、入ってみてそこで歌うのは駄目?」
かのん「他の部で?」
千砂都「うん。他の部で怒られずに活動を続けて、チャンスが来たらスクールアイドルを始めるとか・・・」
かのん「それじゃ駄目!!」
千砂都「何で!?」
かのん「この状況を許したら、あの学校は全部葉月さんが好きに出来るって事になる!それは駄目!!」
千砂都「って言ったってスクールアイドル部は認めてもらえなかったんでしょ?」
かのん「だったら別の方法を考える。可可ちゃんが困ってる」
千砂都「そうかもしれないけど・・・」
かのん「そもそもそんな理由で他の部に行ったらその部に失礼だし」
かのん「それに私・・・本気でちょっとスクールアイドルに興味があるの!!」
以前、合唱部に入っていたかのん。人前で歌えなかった理由に、仲間に迷惑をかけたトラウマが残っている。
千砂都「かのんちゃん」
二人の会話を聞いていた母とありあは。
かのんママ「今、何て・・・」
ありあ「お姉ちゃんが・・・アイドルゥ~!!!!」
翌日。結ヶ丘の生徒達はざわめき出した。
可可「我々に自由を!自由に部活動が出来ないなんて間違ってマス!!部活動は常に皆に平等であるべきデス!!!」
可可の右手には黄色いメガホンを持って訴えて、かのんはリヤカーの様なものを引っ張っていた。
可可「そう思いますよねェ!?サァ皆さん!!共に闘おうではありませんかァ!!!!」
可可「我々は若い!!何だって出来るんデス!!!」
かのんは恥かしながら。
かのん「こういう事じゃないと思うゥゥ~」
可可「かのんさん!私の作戦うまくいってますよねェ?」
かのん「そだねェ・・・」
可可「署名お願いシマ~ス!!」
そこでクラスメイトのヤエ、ナナミ、ココノの三人が心配そうにかのんに話しかけた。
ヤエ「かのんちゃん?」
ココノ「何してるのォ?」
かのん「一応署名運動。自由に好きな部を設立出来た方がいいよね?」
ナナミ「まあ・・・」
かのん「じゃあ、署名してェ~」
ココノ「マズイよ、葉月さんにバレちゃったらどーするのォ?」
ヤエ「やるにしてももう少しこっそりやんないと」
ナナミ「ヘタすると音楽科に目を付けられちゃうよ!!」
かのん「別に間違った事をやっているわけじゃ・・・」
その時、千砂都が慌ててかのんの所に。
千砂都「かのんちゃーん!!」
かのん「ちぃちゃん」
可可「かのんさんのお友達デスカァ?」
千砂都「理事長が!!理事長がァ~!!!!!」
かのん「?」
かのん、可可、恋の3人は理事長に呼ばれ。
理事長「それで署名活動していたわけね?」
かのん「はい、やりたい事があるのに、自由に出来ないのは可笑(おか)しいと思いまして」
理事長「葉月さん?設立の許可は出さなかったのは事実なの?」
恋「部活の自由を阻害したつもりはありません」
可可「しましたァ!!!」
恋「スクールアイドルだけです!!!」
可可「だから何でそれだけ駄目だって言うのデス!!!」
恋「理由は言った筈です!!」
理事長「大体、事情は分かりました。葉月さん?」
恋「はい」
理事長「気持ちは分かりますが、普通科の生徒がレベルがどうあれ、音楽に興味を持つのを止める権限はありません」
可可「わァ・・・」
恋「ですが母は!!」
理事長「お母さんはここでは関係ありません。分かりましたか?」
恋「・・・はい」
これには恋も反論は出来なかった。
可可「ヘヘェ~」
理事長「本学の方針に沿って、スクールアイドルの活動を禁止はしません」
理事長「但し、葉月さんの言う通り、音楽はこの学校の大きな誇りです」
かのん&可可「あ・・・」
理事長「課題を出します」
理事長との対話が終わって、それを聞いた千砂都は。
千砂都「1位!?」
※顔デカい!
可可「はい、この近くのスクールアイドルが集まって行われるフェスで」
千砂都「それが代々木スクールアイドルフェス?」
かのん「その大会に出て1位になれば活動を許可するって」
千砂都「うわ~いきなりのステージで1位だなんて・・・ドンマイ♡」
かのん&可可「まだ終わってないィィ!!!!!」
千砂都「ゴメンゴメン!!で、どうするのォ?」
かのん「それでね私を可可ちゃんで曲を作って練習しようって話してたんだけど、私達振り付けとかダンスとか全然だし・・・」
可可「うんうん」
かのん「最近スクールアイドルのレベルって凄く高いらしくて・・・」
かのん&可可「もし良かったら」
かのん「ちぃちゃんに」
可可「千砂都さんに」
かのん&可可「ダンスに教われたらと!!!!」
千砂都「私?」
かのん「お願い!!」
千砂都は重い腰を上げて。
千砂都「しょうがないなあァ~♡ちぃちゃんの授業料は高いよォ~♡」
かのん「いいのォ?」
可可「わァ!」
千砂都「うん!私で良かったら喜んで!!!」
かのん&可可「やったァ!!!!!!」
二人は喜びのあまりハイタッチした。
かのん「これでダンスは百人力だね!!ちいちゃんのダンスは小学生の時から評判だったんだ!!」
可可「良かったら千砂都さんもスクールアイドル一緒にやりませんか?」
千砂都「私?」
可可「はい、是非!!」
かのん「可可ちゃん、それは無理」
可可「え?」
かのん「ちぃちゃんは音楽科。これ以上無茶は言えないよ」
可可「そうデスカ・・・」
千砂都「・・・」
ダンスの練習が始まり。
千砂都「よ~し!まずは二人の実力を見るよ!!じゃ簡単なステップから!!」
かのん&可可「はい!」
千砂都「ワンツースリーフォー、ファイブシックスセブンエイト・・・」
始まったばかりなのに可可が四つん這いに伏せてしまった。
可可「ああ~」
千砂都「あれェ?」
かのん「可可ちゃん?」
可可「一つ言い忘れマシタ・・・可可、運動苦手デ~スゥ」
可可「パタリ♡」
可可は倒れた。
かのん「可可ちゃん?」
かのん・千砂都「嘘でしょォォォォ!!!!!!」
前途多難・・・。
ー2につづく