※ネタバレ注意!観ていない人はスクロールしない様に!!
恒例の前回のラブライブスーパースター。
担当・恋
恋「廃校を阻止出来なかった母は、スクールアイドル活動に打ち込んだ事を後悔していた。そう思っていたわたくし」
恋「何も遺っていないのです!!大切な思い出の写真一枚遺っていないんなんてあると思いますか!?」
恋「澁谷さん達は必死で当時の記録を探して下さり、そして・・・」
かのん「スクールアイドルは、お母さんにとって最高の思い出だったんだよ!!」
恋「母の真意を知ったわたくしは、救ってくれた澁谷さん達と共に歩む事に決めたのです!!!」
アバン
教室では可可が声をあげていて。
可可「ああ・・・ああ・・・あああああァァァ!!!!!」
近くに聞いていたかのんと千砂都は。
かのん「ん?どうしたの?」
可可「来マシタァ・・・遂にィ・・・」
かのん「ん?」
すみれが教室に入って。
すみれ「どうせまた、あのスクールアイドルが凄いだ・・・」
可可はすみれを接触し、教室を出た。
すみれ「ギャラァ~!?何なのったら何なのォ~!!」
可可は屋上に来て。
可可「来マシタァ~!!!!遂に、遂に来たのデスゥ!!!!!この時がァ・・・この命を懸ける瞬間が・・・」
可可はカッターで縄を切り、同時に横断幕の様ものだった。
それを見た生徒達はざわめき、中には恋もその一人である。
恋「何ですか?これは・・・」
それは、横断幕の文字には「Love Live!」という文字だった。
可可「始まりマス、スクールアイドルの頂点を決める大会・・・ラブライブ・・・ラブライブですゥ~!!!!!!!!!!!!」
Aパート
可可「ラ~ブ~ラ~イ~ブゥ~のエントリーが始まりマス!!」
かのん「ラブライブかあァ」
千砂都「部活で言う、全国大会みたいなものだよね」
可可「そんな一言で済ませられる大会ではありません!」
可可「ラブライブはかつて幾つもの感動と奇跡を起こしてきた、スクールアイドルにとっての夢!魂!!命の源ォ!!!」
恋「実際、大会で有名になった事で、入学する生徒が凄く増えた高校もあるとか」
可可「はいデス!廃校のピンチから、一気に有名になった高校もいくつもありマス!!」
すみれ「たかが、アマチュアの大会でェ?」
可可「あ」
しかし可可は冷静に。
可可「フフッ、あなたがそう言うのは想定済みデス」
可可「見るがいいデスゥ!!!!」
可可は部室の電気を消し、スクリーンとプロジェクターを取り出し、映し始めた。
可可「これが今年の・・・決勝の会場デスゥ!!!!!」
それは大規模な競技場の映像だった。
千砂都「凄い・・・」
かのん「こんな大きな所なのォ?」
可可「はい!!遂に、遂に、この神宮競技場(国立競技場)で行われる事になりましたァ!!!」
すみれ「ここで・・・?あっ!」
すみれは空想して。
すみれ(ここで私が何万人もの注目を浴びて・・・)
すみれ「アリーナ!!!!!ギャラクシー!!!!!!!」
「ギャラクシー!!!!!!!!」
空想は終わり。
すみれ「ふひッ、幼きあの日から夢見てきた、スポットライトを浴びる瞬間がァ・・・」
電気が点いて
すみれ「うッ!ちょっと!!」
可可「そんな簡単にここに立てると思うなデスヨォ!!このスットコドッコイィッ!!!!!!」
すみれ「スットコォ!?」
恋「どういう事です?」
かのんは恋の姿を気付いて。
かのん「ん?あれ恋ちゃん?」
恋「ん?」
何故か恋は普通科の制服を着替えているのに気付いた。
かのん「う~ん?んん?」
恋「何です?」
※恋ちゃん、清楚で可憐だ・・・
かのん「恋ちゃん、何か違和感が・・・」
千砂都「むむむむむむ・・・」
千砂都「あ~!!普通科の制服ゥ!!!!!!!」
恋「え?」
かのん「それだァ!!」
すみれ「まさかアンタまで普通科に移ってこようって?」
恋「いえ、科によって制服で区別するのではなく、自由に選べる様にした方がいいと理事長から提案がありまして」
かのん「そうなんだ!私も音楽科の服、作ってもらおうかなァ♡」
千砂都「今度、みんなで着てみよっかァ」
かのん「あ~それ絶対楽しいィ!!」
千砂都・かのん「ういっす~♡」
可可「話が彼方にそれていますゥ!!」
千砂都・かのん「わああ!」
話は本題に戻って。
可可「今年のラブライブは難関デス!!!スクールアイドル人気はとどまるところを知らず、毎年参加学校は史上最多を更新し続けているのデス!!!!その中で夢のステージに辿り着ける学校はほ~んの一握り!!」
千砂都「でも私達のレベルってそんなの低くはないと思うよ?かのんちゃんの歌は素晴らしいし」
かのん「ちぃちゃんのダンスは大会で優勝出来る位のレベルだし、恋ちゃんはフィギュアスケートとピアノもやっていたし、すみれちゃんは小さい頃からステージ経験が豊富」
千砂都「可可ちゃんの熱い想いは何よりも武器だし」
かのん「優勝は分からないけど予選くらいは」
可可「甘すぎデス!!!」
かのん・千砂都「ん?」
可可「ま~ずい~あ~ま~どぇ~す!!!!!(マジ甘です)まずいあま!!まずいあま!!!」
千砂都「うあ・・・」
かのん「何かキャラ変わってないィ・・・?」
※かよちん(小泉花陽)を思い出す。(ラブライブ アニメ1期7話より)
可可「とりあえず、エントリーはしますが、突破するには素晴らしい曲と圧倒的なパフォーマンスが必要ですから、そのつもりで!!!」
千砂都「新曲じゃなきゃいけないんだよね。じゃあ、かのんちゃんが詞を書いて・・・」
恋「わたくしが作曲ですか?」
千砂都「駄目?」
かのん「折角、5人になったんだし、そっちの方が新しくていいと思う」
恋「まあ出来ない事はないと思いますが・・・」
すみれ「パッと華やぐ曲でお願いよ?」
しかし、ここでアクシデントが。
可可「あ、ああああァ・・・」
かのん「どうしたのォ!?」
可可「あわわわわ!!!!」
可可以外「ん?」
可可のスマートフォンでラブライブの公式にENTRY FORMで学校名は入力できたけど、下にスクロールしたら「グループ名」の入力欄があって、それは勿論、必須入力であって、可可は混乱していた。
可可「結ヶ丘スクールアイドル部・・・」
かのん「グループ名!?」
恋「そういえばわたくし達って・・・」
すみれ「何てグループ名なのォ?」
5人もそこまで想定外だった。
教室に戻って。
かのん「ぜんっぜん思いつかないよォ~!」
千砂都「だよねェ」
すみれ「ていうか決めてなかったの?」
千砂都「結ヶ丘スクールアイドルでどーにかなっちゃってたし、最初の頃は可可ちゃんが『クーカー』とか付けてたんだけど・・・」
可可「その通りデスゥ!!」
可可以外「ん?」
可可「ですから5人なったら今、その発展形として全員の頭文字を取って・・・」
可可が黒板に書いたら「チクレカス」だった。
千砂都「チクレカスゥ・・・」
かのん「何かネットスラングみたいィ・・・」
すみれ「カスゥ・・・」
可可「何ですとォォォ!?」
すみれ「書いてあるでしょォ!?ここにィィィ!!!!!!」
かのん「ちぃちゃんは何か思いついた?」
千砂都「私はやっぱり・・・まる!かなあ」
かのん「まる・・・?」
千砂都「例えば・・・」
千砂都は黒板にチョークで書き始めた。
千砂都「まるまるサークル!!!サークルっていうのは円でしょォ?まるとまるが集まって世界はまるで溢れてるんだよ!!」
千砂都「幸せェ~♡」
恋「まる・・・ですか・・・」
千砂都「そうだよ!まるは全ての基本!!世界最大の謎であり、全ての始まりなんだ!!!!そう!マンホールも!ボールも!!!マンマルの目も水滴も月も、地球も太陽も!!全て!!!!!」
千砂都「くるくるくるくる・・・」
千砂都「まるなんだYOォ♡」
かのん「・・・あっ、恋ちゃんは何かないのォ?」
千砂都「スルーゥ!?」
恋「ん?わ、わたくしは特には・・・そのあまり趣旨を理解していないもので・・・」
恋が背中に隠してあるメモには適当な四字熟語が書かれていた。
可可「そうデス!このグループを一番理解しているのはかのんデスゥ!!」
かのん「う~ん・・・それでいうと、ストレートに結ヶ丘スクールアイドルとか・・・」
すみれ「つまらん!!」
可可「ああ・・・」
かのん「仕方ないでしょ!思いつかないだもん!!」
すみれ「しょうがないわねェ~♡じゃあショウビス界でセンスを磨き続けたこの私が・・・」
すみれが黒板にチョークで書き始めたと思いきや。
可可「思い付きました!!」
すみれ「ギャラクシー!!!」
可可「確か、レジェンドスクールアイドルはかつて・・・」
それは生徒からのグループ名を応募する事に。
可可「こうして名前を募集したのデス!!」
かのん「本当に集まるかなァ」
すみれ「入ってもまともなのはなさそうだけど・・・」
可可「大丈夫デスヨ!こうしておけば週末には・・・」
しかし、誰一人応募者はいなかった。
可可「ゼロ~」
すみれ「すっからかんたら、すっからかん♡」
可可「五月蝿いデスゥ!!!!!」
かのん「そんなにみんな興味ないのかなァ・・・」
恋「もしかしたらわたくしがずっと反対していたからかもしれません」
千砂都「それはないと思う。学園祭で恋ちゃんがどういう気持ちでいたかは分かっただろうし」
かのん「じゃあ、どうしてだろう?」
そこで神津島のスクールアイドル、サニーパッションの聖澤悠奈と柊摩央に生配信で聞く事に。
悠奈「グループ名?」
かのん「はい、実はまだ決まってなくて・・・」
悠奈「そういえば確かに聞いた事なかったかも」
摩央「私達はファンの子がつけてくれたの」
悠奈「そっ!『こんなの考えてみたんですけど』って」
かのん「やっぱりお二人は人気者ですからねえ」
悠奈「いや、その頃はそんなでもなかったよ?」
摩央「ただ、少しでも覚えてもらおうと思って動画を上げたりして」
かのん「動画・・・」
かのんは恋達にオンライン会議で。
可可・千砂都・すみれ「配信?」
かのん「うん、スクールアイドルって歌とダンスだけじゃなくて、色んな事やってるみたいで」
千砂都「私達、歌を上げているだけだもんね」
可可「迂闊デシタ・・・ついラブライブにばっかり目を奪われていて・・・」
恋「あのォ・・・」
かのん「ん?」
恋「つかぬ事をお聞きしますが、動画配信とは何なのですか?」
かのん「えェ?」
恋「動画を配るのですか?どこかに?」
可可「まさか・・・」
千砂都「恋ちゃん知らないのォ?」
恋「はい、あまりそういうものには、近づかない様に言われていた事もあり・・・」
かのん「分かった、じゃあやってみよう!」
そこで部室で生配信を始める事にした。
恋「これが動画配信?」
かのん「これで撮影してネットで世界中の人に見てもらって、結ヶ丘のスクールアイドルを覚えてもらうの!!そしたらきっといい名前も集まるんじゃないかって」
恋「ふ~ん」
かのん「じゃあいくよ!!!」
生配信が始まって、恋は戸惑い気味。
恋「えっ!?えっ!あ、あの!わたくし、結ヶ丘女子高等学校の生徒会長をしております葉月恋と申します」
と最敬礼。
恋「え~と、この度はスクールアイドルとしてラブライブ・・・ん?」
恋はノートパソコンを見つめ、左下のコメントが気になり。
恋「ふぁあああァァァ!!!!!」
恋は慌ててノートパソコンを持って。
恋「何ですか!?これはァ!!!!」
かのん「恋ちゃんを見た人がメッセージくれてるんだよ。何か答えてみたら?」
恋「えっ!あ・・・可愛い、美人ですね、髪型素敵・・・もうこんなの断りもなく始めないで下さい!!!!」
かのん「お試しだよ、お試し♡」
恋「すぐ切って下さいィ!!!!」
かのん「うっ、ええェ!?」
もう一度。
かのん「じゃあ、準備はいい?何言うかちゃんと決めた?」
千砂都「大丈夫だよ!!」
恋「最初からこうして準備させてくれればいいのです!」
かのん「は~い、じゃあ、いくよォ~」
恋「待って下さい」
かのん「え?」
恋「かのんさん、あなたは?映らないのですか?」
かのん「え、私はァ~撮影?」
恋「撮影?」
かのん「うっ」
恋「ズルいですよ。わたくし達だけに押し付けて」
可可「その通りデスゥ♡」
千砂都「うんうん♡」
かのん「ううっ・・・えへへへへ」
「こんにちは~♡私達、結ヶ丘女子スクールアイドルで~す♡」
※やっぱり5人だと華やかだね~
千砂都「では、まず自己紹介から!」
かのん「え!?」
かのん「わ、私達は、結ヶ丘でスクールアイドルの・・・恥ずかしいからやめよっかァ?」
恋はかのんの頬を引っ張って。
恋「ん!どの口が言うのですかァ?この口が言うのですかァ~?」
かのん「い、痛い!!痛い!痛い!!痛い!!!」
千砂都「ああっ映ってるよォ~」
可可「千砂都ォ~」
千砂都は紙にピンク色の大きな丸を見せて。
千砂都「まる~まる~まるゥ~♡」
かのん「痛い!痛い!!痛い!!!」
可可はすみれの頭にグソクムシの被り物を被った。
すみれ「うェッ!?」
千砂都「まる~まるまるゥ~!」
可可「いくデスゥ!!」
すみれ「グソクムシィ~♡」
可可「もっと隠すデスゥ~!!!!!!」
かのん「う~にゃあああァァァ!!!」
千砂都「まる!まるまる~♡」
すみれ「グソクムシィ~♡♡」
可可「凄い!!一気に『いいね』爆上げデスゥ~!!!!」
※コントかよwww
かのん「って、こんなので『いいね』貰っても嬉しくなァ~いィィ!!!!!!!!!」
もう生配信は滅茶苦茶に。
夕方。5人は疲れた顔で。
かのん「結局何も進まなかったねェ~」
可可「はァ~」
恋「そもそもの原因はあなたなんですよォ?」
かのん「ええ?私ィ!?」
可可「今日も動画とか名前だとかで全然練習出来てませんし・・・」
千砂都「とりあえず、名前の事は置いといて、明日からは練習ちゃんとやらないと」
すみれ「で、歌は出来たの?」
かのん「歌?」
恋「それもそうですね、かのんさん詞を」
かのん「ん?曲が先でしょ?」
恋「ん?わたくしは詞が出来たら思ってましたけど・・・」
かのん「嘘ォ・・・私は曲が出来たらそれに合わせて書こうと・・・」
恋「え?」
かのん「え?」
かのん以外「ええええェェェ~!!!!!?????」
ー2につづく。