ラブライブ!スーパースター!! アニメ1話 まだ名もないキモチー1

※ネタバレ注意!観ていない方はスクロールしない様に!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一人の女子中生がギターを弾いて歌い始めた。

「ほんのちょっぴり 悲しい時が 背筋伸ばして~」

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「声を飛ばせば~ルルル~いつでもそばで~」

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彼女の後ろには何人の女子中生が彼女の歌声を聴いて。

「凄~い♡」

「綺麗な声!!」

「光をくれた うた 手をつなごう」

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彼女は歌い終えて。

「私の名前は澁谷(しぶや)かのん(CV・伊達さゆり)です!!」

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自己紹介で

かのん「5月1日生まれ、家族は父と母と妹とコノハズクのマンマルです!!好きな食べ物は焼きリンゴとトマトとハンバーグ、夢は新設された結ヶ丘(ゆいがおか)女子高等学校の音楽科に進み、歌で皆を笑顔にする事です!!!」

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(制服可愛いねェ~)

しかし、結ヶ丘の面接の際、かのんは体中震えながら。

かのん「が、外苑西中学の・・・澁谷かのんです・・・」

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理事長(CV・朴璐美)「では、課題曲の独唱から」

かのん「は、は、はい!」

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かのんはマイクを持って歌おうとしたが、緊張なのか声が出せない。

かのん「あ、あ・・・」

理事長「澁谷さん?」

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かのん「はあ!」

かのんは何も歌えず貧血を起こしたのか、そのまま倒れてしまった。

理事長「澁谷さん!?」

そして今日、結ヶ丘の入学式の日を迎えたが、

かのんは部屋で眼鏡をつけて、スマホゲームに夢中になっていた。

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かのん「ん!!バーカァ!!歌えたら苦労しないっつーのォ!!」

ありあ(かのんの妹 CV・松永あかね)「お姉ちゃん、お姉ちゃん!」

かのん「ん?」

ありあ「もう!いるんだったら返事してよ!」

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かのん「あァ~」

ありあ「何、あァ~って!!今日入学式でしょ?遅刻するよ!」

かのん「分かってま~す」

かのんは不貞腐れた口調だった。

ありあ「早く!!」

かのん「はーい」

かのんは制服を着替えて首にヘッドホンを付けて食堂へ。

かのん「行ってきま~す」

かのんママ(CV・能登麻美子)「おはようは?」

かのん「・・・おはよう」

かのんママ「朝ごはんいいの?」

かのん「うん」

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かのんは朝食を摂らず玄関へ向かった。玄関にはかのんはコノハズクのマンマル(CV・麦穂あんな)を見て。

かのん「マンマル、行ってくるね」

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かのんが玄関のドアを開けるとき母が声をかけて。

かのんママ「かのん、似合ってるわよ制服!!」

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かのん「似合ってないィ!!!」

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とドアを閉めた。

ありあ「まだ、受験の失敗引きずってるの?」

かのんママ「繊細だから・・・」

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かのんはヘッドホンを耳にあてて。

かのん(よし!!これで何も聞こえない)f:id:gonmoku:20210713202325j:plain

かのんは走り始めた。

結ヶ丘があるのは東京の原宿、表参道、青山の狭間にある女子校で、開校したばかりの新設校である。特に原宿は若者の街で有名で、道中、色々なイベントが催し物が開催されていた

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かのんは道中、二人の女子高生と鉢合わせした。

かのん「うわああ!!」

「かのんちゃん!!」

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かのん「おはよ!春休み、あっという間だったね~」

「そう?私早く結ヶ丘に通りたくて、ずっとうずうずしてた~♡」

「私も!」

どうやら二人の女子高生は、かのんとは中学生の時と同じ外苑西中の生徒だったらしくて、かのんが着替えている制服が違っていて、二人は結ヶ丘の音楽科の制服である。

かのん「アハハハァ!!やっぱり、音楽科受かる子は凄いな~それに制服も似合ってるゥ~♡」

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「ありがと。かのんちゃんも!」

普通科の制服も可愛いよね♡」

かのん「そ、そう?アハハハ・・・」

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「似合ってる!!」

「あ、ごめんなさい!そういう意味で言ったわけじゃ・・・」

かのん「ああ、いいのいいのいいの!しょうがないよ!もう、気にしてないし、それに普通科の方が気楽だしね」

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「あ・・・」

「まさか、かのんちゃんが音楽科落ちちゃうなんて・・・ずっとかのんちゃんの歌、好きだったから・・・」

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かのん「うん・・・あ!」

かのんの音楽科の不合格は、かのんにとってトラウマで、思い出しただけでも気が滅入るのを無理があった。そして、かのんの後ろには一匹の猫が通りかかった。

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かのん「あの猫、最近よくうちに遊びに来るんだ。じゃ、また!」

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「あ・・・」

かのんはさっき通りかかった猫を抱いて。

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かのん「ありがとう。君のおかげで助かったよ」

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猫「にゃ~」

かのんは再びヘッドホンを耳にあてて結ヶ丘へ向いながら、歌を歌い始めた。

かのん「ほんのちょっぴり 悲しい時が 背筋伸ばして 声を飛ばせば ~ルルルル~いつでもそばで~ 光をくれた うた 手をつなごう」

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かのんは歌いながら、一人の結ヶ丘の普通科の生徒が歌い踊るかのんを見て。

「はああああ!!」

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生徒の名前は唐可可(タン・クゥクゥ CV・Liyuuリーユウ)。中国の上海からの留学生で、スクールアイドルに情熱を燃やしている女の子である。

かのんはヘッドホンを外してため息。

かのん「ハァ・・・何でもない時はいくらでも声が出るのに・・・」

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そして、かのんの背後から可可がかのんに接近してきた。

可可「う~!」

かのん「うわあああ!!」

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そして可可は中国語で話してきた。

可可「太好听的吧!!!

(訳:とっても素敵な歌声デスネェ!!!)

かのん「な、何!?」

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可可「唱歌真的好好听啊!!!简直就是天籁!!!!」(訳:あなたの歌声はとても聴き良いデスゥ!!!まるで天籟⦅てんらい⦆の様デスよォ!!!!)

かのん「え!中国語ォ!?」

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可可は中国語で話し続けた。

可可「我刚才听到你唱歌了 我们以后一起唱歌好不好?一起唱! 一起做学园偶像!!!!!」(訳:私、さっきあなたの歌声、聴きマシタ!!私と一緒に歌いまセンカ?良いですよネェ?一緒に歌いまショウ!!!そして、一緒にスクールアイドルをしまショウ!!!!!)

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かのん「ヒィィィッ!!!顔が近いィ!!!」

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かのんは適当な中国語を話し始めた。

かのん「你好、谢谢、小籠包、再见!

(訳:こんにちは、ありがとう、小籠包、さよなら!)

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とかのんは全速力で逃げた。

かのん「怖い!!怖い!!!」

可可「待ってクダサ~イィ!!」

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可可も執拗にかのんを追った。かのんも可可も息を切らした。かのんが車に隠れて。

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かのん「留学生!?もう、うっかり歌っちゃったばっかりに!」

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「何やってんの?」

と結ヶ丘の音楽科の生徒がかのんに声を掛けた。

かのん「うああ!!!!ちぃちゃん!?」

「ういっす!」

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生徒の名は嵐千砂都(あらしちさと CV・岬なこ)といって、かのんの親友で、ダンスが大好きで、丸い物が好きな女の子である。

かのん「今、向こうに変な子が・・・」

千砂都「お~?誰もいないよ?」

かのん「良かった~ちぃちゃん、音楽科の制服カッコいいねェ!!」

千砂都「えへへへ~」

かのん「折角、合格したんだから頑張らないとねダンス」

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千砂都「うん!かのんちゃんも歌続けるんでしょ?」

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かのん「私?私は・・・」

音楽科の不合格以降、歌をやめるという宣言したかのんにとって親友に何を話せばいいのか躊躇った。

かのん「新しい事を始めるのもいいかなって」

二人は結ヶ丘の校門をくぐった。

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かのん「ほら、受験前に言ったでしょ?合格しなったら最後にするって、諦めるって」

f:id:gonmoku:20210713203846j:plain千砂都「でも・・・わたしはかのんちゃんの歌、聴いていたいけどなァ」

かのん「・・・」

千砂都「ねえ、今日から私たこ焼き屋でバイトするんだ~♡良かったら遊びに来てよ!!」

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かのん「あ・・・」

千砂都はそう言いながらかのんと別れた。

結ヶ丘の開校式及び入学式が始まり、理事長の挨拶で。

理事長「この様な形で、第一回生を迎える事が出来た事を心より嬉しく思います。ご存じの方も多いと思いますが、この学校は元々は神宮音楽学校でした」

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※青のジャージを着てる先生、この記念すべき日にジャージはないでしょ?

理事長「この地に根付く音楽の歴史を特に音楽科の生徒は引き継ぎ、大きく羽ばたいていってほしいと思います」

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入学式終了後、教室での自己紹介。

かのん「外苑西中学から来ました澁谷かのんです。えっと・・・」

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かのん「ヒィィッ!!!!」

入学式前、かのんを追いかけた唐可可と同じクラスで、可可は真剣な眼差しでかのんを見ていた。

可可「スバラシイコエノヒトォ♡」

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かのん「ゆ・・・夢は猫を飼う事で~す♡」

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自己紹介は進み

「平安名(へあんな)すみれです(CV・ペイトン尚未)。よろしく」

f:id:gonmoku:20220330202718j:plain平安名すみれは幼い頃から子役としてCM出演して、家が神社で巫女をしている。

可可「初めまして、上海から来ました唐可可といいます。お母さんが日本人デス」

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可可「ところで皆さんはスクールアイドルに興味ありませんか?可可は皆さんと一緒にスクールアイドルがしたいデス!!!」

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HR(ホームルーム)を終え、かのんは慌てて隠れて、可可はキョロキョロとかのんを探した。

可可「あれェ?スバラシイコエノヒトォ?」

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可可「スバラシイコエノヒトォ?」

逃げ切ったかのんは。

かのん「はァ・・・あの子同じクラスかァ・・・大変そォ・・・」

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掲示してある部の勧誘のポスターを見たかのんは。

かのん「えっと、吹奏楽部にテニス部、演劇部・・・」

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可可「皆さんはスクールアイドルに興味ありませんか?」

可可のスクールアイドル勧誘の声が。

可可「スクールアイドルに興味ありませんか?」

かのん「・・・」

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可可「可可は皆さんと一緒にスクールアイドルがしたいデス!!」

可可の両手には「Let`s スクールアイドル」という文字が書かれたプラカードを持って勧誘していた。

可可「一緒に始めてみませんか?」

周りの生徒達はどよめいた。

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可可「スクールアイドルを始めてみませんかァ~?」

かのん「あ~」

可可はかのんを見つけて。

可可「あっ♡」

かのん「ひィィィッ!!!!!」

可可「スバラシイコエノヒトォ~♡」

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その声を聞いたかのんの表情は恐怖感に漂い、逃げ始めた。

かのん「怖い!!怖いィ!!!」

可可「待ってクダサ~イ♡」

再び鬼ごっこ

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かのん「怖い!怖い!!怖い!!!怖い!!!!怖い!!!!!」

可可「待ってクダサ~イ♡♡待って~ェ♡♡♡」

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二人は再び息を切らしながら。

かのん&可可「はあはあはあ」

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そして可可は中国語で話して。

可可「為什麼要跑嘛 人家只是想和妳一起做學園偶像而已呀 和我一起做學園偶像好不好嘛?」(訳:何故逃げるのデスカァ!?私はただ、あなたとスクールアイドルをやりたいだけなのデスゥ!!!!私とスクールアイドルやってくれますヨネェ?)

かのん「何言ってるか分かんないよォ!!!!」

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可可「あ、失礼しました。あまりに興奮して、つい、いつもの言葉が・・・改めまして、私、可可。唐可可といいます」

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かのん「澁谷・・・かのんです・・・」

可可「かのんさん!」

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かのん「何?」

可可「かのんさんの歌は素晴らしいデス!!なので可可と・・・スクールアイドルを始めてみませんか?」

かのん「スクールアイドルって・・・学校でアイドル・・ってやつでしょ?」

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可可「スクールアイドルがやりたくて日本に来ました!かのんさんの歌は素晴らしいデス!!是非私と一緒にスクールアイドルを!!!」

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しかしかのんの表情は曇った顔に。

かのん「・・・ごめんね。やっぱり私は遠慮しておく」

可可「何故デスカ?」

かのん「こういうのやるタイプじゃないっていうか」

可可「そんな事ありません!スクールアイドルは誰だってなれマス!!!それに、かのんさん可愛いデス!!!」

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かのん「はァ!?」

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可可「とっても可愛いデス!!!」

かのんは照れながら

かのん「か、可愛くはないと思うけど」

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可可「歌がお好きなんでしょ?」

かのん「・・・嫌いじゃ、ないけど?」

可可「絶対好きデス!可可分かりマス!!だからかのんさんと一緒に始めたい。その素晴らしい歌声を是非スクールアイドルに・・・」

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その時、髪型がポニーテールで、右腕には生徒会の腕章を付けている、音楽科の生徒がスクールアイドルの勧誘チラシを持って二人の所に来た。

「このチラシを配っているのはあなたですね?」

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かのん&可可「??」

「勝手にこんな勧誘を・・・理事長の許可は取ったのですか?」

葉月恋(はづきれん CV・青山なぎさ)といって結ヶ丘の設立者の娘で、落ち着いた物腰は生徒から人気がある生徒である。

可可「あ、すみません。可可はただスクールアイドルを始めたいと思いまして」

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恋「スクールアイドル・・・」

可可「いけませんでしたか?この学校は音楽に力を入れると聞きましたので・・・可可はここに・・・」

恋「音楽に力を入れるからこそ、勝手な事はやらないで欲しいのです」

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かのん「ちょっといい?いきなりそんな事、言ったら可哀想なんじゃないかな。海外から来たばかりなのに」

恋「あなたは?この生徒と関係があるのですか?」

かのん「あ、関係・・・まあ、なくはないというか・・・」

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恋「それならあなたにも言っておきます。この学校にとって音楽はとても大切なものです。生半可な気持ちで勝手に行動する事は慎んで下さい!!」

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恋は去ろうとしたが、かのんは待ったをかけた。

かのん「生半可かどうかなんて分からないでしょ!!!!何でスクールアイドルが駄目かちゃんと説明してあげなよ!!!!!頭ごなしに駄目だなんて可哀想でしょ!!!!!!」

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恋「・・・相応しくないからです!!!」

かのん「相応しいって何!?スクールアイドルの何処が相応しくないっていうの!!!!!!!」

かのんは激昂した。対して恋は冷静に反論し。

恋「少なくてもこの学校にとっていいものとは言えない」

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かのん「どうしてそんな事、言い切れるの!!!!!!!」

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恋「あなたはどうなの?」

かのん「え?」

恋「あなたもやりたいのですか?スクールアイドルを」

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これにはかのんは反論できず観念した。

かのん「私は・・・」

恋「とにかく今日は帰って下さい!!音楽科の生徒の邪魔にならないよう」

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恋は去っていった。

可可「かのんさんありがとう」

かのん「ううん気にしないで。私ね、音楽科の受験落ちたんだ」

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可可「え・・・」

かのん「大好きなんだよね。きっと才能ないんだよ。だからもう歌はお終い(おしまい)」

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可可「あ・・・」

かのんは可可から去っていった思いきや。

可可「かのんさん!!」

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可可は息を吸い込んで

可可「お終いなんてあるんデスカ!!!!」

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かのん「え?」

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可可「好きな事を頑張る事に、お終いなんてあるんデスカ!!!!!!」

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ー2につづく