ラブライブ!スーパースター!! アニメ1話 まだ名もないキモチー2

※ネタバレ注意!観ていない人はスクロールしない様に!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かのんと可可はかのんの家に戻り、

かのんの家は喫茶店で、妹のありあがココアとパンを持ってきてくれた。

ありあ「お待たせしました!」

可可「うわあ!コ・コ・ア!!」

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可可はココアを飲み干した。

可可「ああ、チョコわたるしみ・・・」

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ありあ「逆・・・」

かのん「いいからあっち行ってて!」

ありあ「は~い」

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かのんは小声で。

かのん「あのね、やっぱり私はアイドルには向いてないと思うんだ」

可可「そんな事ないデス。スクールアイドルは誰だってなれマス」

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ありあ「アイドルゥ!?」

かのんの母「アンタがァ!?」

かのん「五月蝿いなァ!!!話、聞かないでェ!!!!」

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可可「かのんさんの歌声は素晴らしいデス!朝出会った時『この人だ!!』って思いました」

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かのんは再び小声で。

かのん「私を見たら分かるでしょ?アイドルって柄じゃないんだから」

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可可「そんな事ないデス!!!かのんさんはすっごく可愛いデス!!!!」

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かのんの母「可愛いィ!?」

ありあ「お姉ちゃんがァ!?」

かのん「もー!!聞かないって言ってるでしょォ!!」

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かのん「一つ聞いてもいい?」

場所はかのんの部屋に移り。

可可「ん?歌わない?」

かのん「ほら、バンドとかだと、ボーカルの人以外、歌わなかったりする事があるでしょ?あれみたいに・・・」

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可可「そういうグループもなくはないですが・・・かのんさんは歌いたくないのデスカ?」

かのん「歌いたくないというか・・・歌えない?」

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可可「歌ってましたよ、素晴らしい声で」

かのん「あれはああいうところでなら大丈夫・・・というか・・・」

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可可「うん・・・?」

かのん「はァ・・・しょうがない・・・言うしかないよね。わたしさ、いざって時になると歌えないの。声が出なくなちゃって」

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可可「そんな・・・」

かのん「最初は小学生の時でね」

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小学生時代のかのんに回想。合唱コンクールで、かのんは拍手を送られながらマイクスタンドの前に立った。

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しかし、緊張のあまりか、かのんはなかなか歌い始めない。

かのん「うう・・・」

かのんはただ体中震えているだけだった。

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そして合唱が始まってしまい、部の仲間がかのんが歌っていない事に気づく。

「かのんちゃん!!」

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「歌、始まってる!!」

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かのん「あ、あ・・・!」

そして、貧血を起こしたかの様にかのんは倒れてしまった。仲間も顧問も慌ててかのんの所に駆け付けた。

「かのんちゃん!!」

「大丈夫!?」

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回想が終わり。

かのん「それ以来大切な時ほど、声が出なくなっちゃって。中学も合唱部入ってたんだけど、大会とかは駄目で。この学校の受験のときも・・・」

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可可「歌が、好きなのに?」

かのん「好きなのにねェ」

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可可「ごめんなさい、何も知らずに可可は」

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かのん「ううん、気にしないで」

可可「でも・・・」

かのん「私、可可ちゃんに協力するよ。力になりたい。だから、スクールアイドルに興味ありそうな子がいたら、すぐ紹介する」

可可「ホントデスカ!?」

かのん「勿論!!!だって歌は大好きだから!!!!」

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可可「かのんさん・・・」

かのん「じゃあ、明日から探してみるよ。可可ちゃんも分からない事があったらすぐ聞いて?何でも協力するから」

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可可「はい」

可可と別れた。そしてかのんは千砂都がバイトしているたこ焼き屋に寄ってスクールアイドルの事を話した。

千砂都「スクールアイドル?」

かのん「うん。誰か興味ありそうな子、いないかなあって」

千砂都「探すのは全然いいけど・・・」

かのん「ん?」

千砂都「あんまり、いない気がするんだよね。音楽科には」

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千砂都「だって音楽科って、歌にしても、楽器にしても、ダンスにしても、それ専門でずっとやってきた子ばかりだから。そっちの方が大切っていうか」

かのん「そっか・・・」

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千砂都「それにスクールアイドル、あんまり好きじゃないって人もいて、特に葉月さんなんかはこの学校には必要ないって」

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かのん「葉月ィ・・・もしかして、髪、こうやって結んでるゥ?」

千砂都「知ってるのォ?アハハハァ!!!」

何故か千砂都はバカ笑いし始めた。

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千砂都「あの人、私達の学校を創った葉月花(はづきはな)って人の娘さんらしいよ」

かのん「そうなんだ」

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かのんはたこ焼きを買って、その帰りに可可が音階発声練習している声に気づいた。

可可「ママママママママ」

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かのん「あ、この声・・・」

家に戻ったかのん。

かのん「ただいま」

かのんママ「あら、さっきの子のうちに遊びに行ってたの?」

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かのん「ううん、ちぃちゃんの所へ」

かのんママ「ああ!あの子、ダンス頑張ってるみたいね!」

かのん「これ、みんなで食べて」

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かのんは部屋でベッドの上で大の字で横になった。

かのん「ハァ・・・」

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ベッドの所にあるギターが入ったバッグに気づき、手に取ろうとしたがやめてしまった。

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翌日、かのんはスクールアイドルに入らないかと勧誘したが。

ナナミ(CV・和氣あず未)「スクールアイドルかァ・・・」

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かのん「ナナミちゃん、無理」

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ヤエ(CV・富田美憂)「ゴメンね、歌はどうしても苦手で」f:id:gonmoku:20210713215011j:plain

かのん「ヤエちゃんも無理・・・」

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ココノ(CV・白石晴香)「他にやりたい事があるんだ」

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かのん「ココノちゃんも無理。ハァ・・・」

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可可「そうデスカァ、私も駄目でした・・・」

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落胆する二人。

かのん「でも、まだ、他のクラス回れてないし、音楽科にも興味持ってくれる子がいるかもしれない」

可可「ですが」

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かのん「ん?」

可可「いえ・・・」

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二人がすみれが歩いて来るのをかのんは声を掛けた。

かのん「あの!」

すみれ「何でしょう?」

かのん「お、同じクラスの平安名すみれちゃんだよね?突然なんだけど、スクールアイドルに興味あったりしない?もし良かったら・・・」

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すみれ「あたしを誰だと思ってるのォ!!!!!!」

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怒鳴り始めて不機嫌そうに去っていった。

かのん「ひいィ!!」

可可「すみません・・・」

かのん「あ、全然」

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そして恋が見回りに来たが、二人は隠れていて見つからずに済んだ。

かのん「葉月さん・・・」

可可「見張ってマス」

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かのん「音楽好きな人が多いから、何とかなるかもって思ってたけど」

下校時間。

かのん「アイドルはなかなか厳しそうだね・・・」

可可「ハァ・・・なかなかいないものデスネェ・・・」

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かのん「明日は他のクラスも回ってみよう?きっと何人かは興味持ってくれると」

可可「かのんさん・・・」

かのん「途中まで道一緒でしょ?行こ」

可可「かのんさん!!」

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かのん「?」

可可「やっぱり、やっぱりやってみませんか?スクールアイドル」

かのん「え?」

可可「迷惑かと思って、言うかどうか迷っていたの

デスガ・・・可可、どうしても・・・どうしても、かのんさんと一緒に、スクールアイドルがしたい!!!」

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かのん「あ、だからそれは・・・昨日言ったでしょ?私、歌えないから。一緒に歌えないんじゃいるだけ迷惑になっちゃうよ」

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可可「かのんさんは歌が好きデス!!歌が好きな人を心から応援してくれマス!!!可可はそんな人とスクールアイドルをしたい!!!!」

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かのん「無理だよ!」

可可「お願いシマス!!!」

かのん「無理だって!!!」

可可「そんな事ありません!!!!」

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かのん「あるよ!!!!!!!」

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かのんは可可の手を離して、同時に可可の持っているスクールアイドルのチラシを落としてしまった。

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かのん「ご、ごめん・・・ガッカリするんだよ!!!いざって時に歌えないと!!!!周りの皆もガッカリさせちゃうし、何よりに自分にガッカリする!!!!!そういうの・・・もう嫌なの!!!!!!!」

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何度も緊張し同じ失敗を何度も経験した、かのんにとって、また同じ失敗を繰り返したくないという強い気持ちの表れだろう。しかし可可は。

可可「応援シマス!!!!かのんさんが歌える様になるまで諦めないって約束シマス!!!!!だから試してくれませんか?」

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可可「可可ともう一度だけ・・・始めてくれませんか!」

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しかし、かのんは無言でヘッドホンを耳に当てて可可の所から去った。

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かのんは校門へ向かいながら、こう呟いた。

かのん(いいの?私の歌を大好きって言ってくれる人がいて)

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かのん(一緒に歌いたいって言ってくれる人がいて、なのに本当にいいの?本当にこのままでいいの?)

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かのんは校門の手前で歩を止めて、

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180度時計回りして、そして全速力で走った。かのんは走りながらヘッドホンを外して、ひたすら走った。

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かのんは可可のいる場所に戻り、息を切らした。

かのん「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ・・・」

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可可「かのんさん・・・」

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その時、空から一枚の天使の羽が舞い降りた。

かのん(小さな頃からずっと思っていた。私は歌が好き。ずっと歌っていたい。歌っていれば遠い空をどこまでも飛んでいける。暗い悩みも荒(すさ)んだ気持ちも、全部力に変えて前向きになれる)

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かのん「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ・・・」

かのん(いつだって歌っていたい)

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かのん「ハァ、ハァ・・・やっぱり私・・・」

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かのん「歌が好きだ!!!!!!!!!!!!!」

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挿入歌「未来予報ハレルヤ!」 歌詞

大好きって いま叫ぼう 夢みるしかないでしょ!

ダメな自分にモヤモヤしてた 憧れまで隠して ごまかしちゃうほど

けどね ほんとは なりふり構わず

頑張りたい わたしが震えてたの 交差点 はしゃく風

スカートひらり踊る そのたび ときめいて

今ならきっと 変われる気がするから

大好きなキモチにも もう 嘘はつけない

(泣いたっていいや!)

追いかけるよ つまずきも羽にして 

飛べるさ よっしゃ!

(聴こえてくるよ)

未来予報 ハレルヤ!

どんな高い壁も 越えてゆくよ 大好きなキモチにも もう 嘘はつけない

(泣いたっていいや!)

追いかけるよ つまずきも羽にして 呼べるさ よっしゃ!

(聴こえてくるよ)

未来予報 ハレルヤ! 信じよう ハレルヤ!

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そしてギャラリーから歓声と拍手が巻き起こった!

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可可「かのんさん!!スバラシイデス!!!!」

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かのん「もしかして私・・・歌えたァ!?」

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今回はここまでですが、Liellaがどんな風に成長するかが期待大ですね。あと、かのんちゃんがあがり症を克服するかが今期の見せ場だと思います。次回は「スクールアイドル禁止!?」というタイトルですが、恋ちゃんとの衝突は避けられない様です。

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最後は「リエラのうた」という「みんなのうた」のパロディ化したものです。

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「Primary」 歌詞

木漏れ日の下 くちずさむ 覚えたてのメロディ

とぎれるたびに そっと 寄り添うように あなたの声

新しい季節の出会いは なぜだか懐かしくて

増えてく気がしてる かけがえのないうた

風に吹かれて 輝くページ どんな景色を 描いてゆこう

ひかりの中で ふくらむ蕾  空を見上げていた

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