7話 ランジュとジョーカー
神経衰弱をしている、同好会メンバー。
エマ「わァ~やったァ!揃ったァ~!!」
部室の扉から嵐珠が入ってきて。
嵐珠「? みんな、何やってんのォ?」
エマ「神経衰弱だよ」
しずく「トランプを持ってきたのでみんなで遊んでいるんです」
嵐珠「へェ~」
エマ「嵐珠ちゃんも一緒に遊ぼう!」
嵐珠「わァ~!やるわ!!勿論やるゥ!!」
嵐珠はトランプを手に目を開かせて。
嵐珠「嵐珠はトランプが得意よ!!!」
嵐珠「見なさい!!このカード捌き!!!!」
彼方・エマ・しずく「凄~いィ!!」
歩夢「じゃあ、次は何で遊ぼうか?嵐珠ちゃんは好きなゲームはある?」
嵐珠「そうねェ・・・」
嵐珠「ソリティアとか・・・」
嵐珠「ピラミッドとか・・・」
嵐珠「トランプタワーを作るとか・・・」
彼方「折角だから、みんなで遊べるやつにしないィ?」
嵐珠「さァ、ババ抜きで勝負よ!!誰がジョーカーを持っているのかしら?」
嵐珠「せつ菜ァ?」
せつ菜「どーでしょう?」
嵐珠「果林?」
果林「どーかしら?」
嵐珠「それじゃァ、侑?」
侑「どーかなァ?」
嵐珠「かすみが怪しいわねェ」
かすみ「っていうか持ってても言いませんよォ!!!!」
ポーカーフェイスなのか無表情なメンバー。
嵐珠は歩夢から1枚引いた。
なんとババを引いてしまった。
しかし、嵐珠は。
嵐珠「ジョーカーよォ!ジョーカーを引いたわァ!!」
嵐珠「さァ、奪ってみなさいィ。出来るものならね♡」
かすみ「嵐珠先輩、ババ抜きのルール知ってますゥ?」
ゲームは進み、次々と上がって。
侑「残るは、歩夢と嵐珠ちゃん!」
両者、真剣な表情。歩夢は嵐珠のカードを引くとき、嵐珠の表情が変わり。
嵐珠「わァァ~!!!!!」
と思いきや、歩夢は別のカードを引いて、嵐珠の表情が曇った。
※海未ちゃんかいwww
結局、嵐珠が負けて。
嵐珠「やっぱり、最後までジョーカーを持っていたのは嵐珠だったわねェ」
ミア「何で負けたのに、勝ち誇ってるのさァ」
しずく「それじゃ、次は何のゲームにしましょうか?」
かすみ「大富豪やりた~いィ!!」
せつ菜「もう一度、ババ抜きやりたいです」
璃奈「その前に、私達と入れ替え」
愛「しおってぃーもね」
栞子「ありがとうございます」
嵐珠はジョーカーを見て、ため息。
嵐珠「はァ・・・」
愛「よ~し負けないぞォ~!!」
璃奈「璃奈ちゃんボード、頑張る!!!」
彼方「彼方ちゃんも頑張っちゃうぞォ~」
しずく「じゃ、私が代わります」
嵐珠「やっぱり・・・」
ミア・栞子「ん?」
嵐珠「特別なカードはいつも独りぼっちなのね」
栞子「嵐珠・・・」
ミア「嵐珠・・・」
すると愛が叫んで。
愛「お~っと!!こんな所にもう一枚ジョーカーがァ!!」
璃奈「ぴゅ~ん」
愛はもう一枚のジョーカーを璃奈に渡し。
そして、隣にいる侑に渡し、侑は嵐珠に渡した。
歩夢「アッ!嵐珠ちゃん、カードが揃ったよ!!」
嵐珠「はっ!」
嵐珠「はッ!」
嵐珠「嵐珠上がれた!遂に、嵐珠も上がれたわァ!!!」
栞子は笑みを浮かび。
栞子「フフフッ」
栞子(おめでとう、嵐珠)
8話 彼方としずくと妹
青空広がる、晴天のもと。
しずくは愛犬のオフィーリア(CV・麦穂あんな)と散歩に出かけていた。
しずく「オフィーリア、晴れて良かったね」
オフィーリア「わん!」
彼方「お~い!!しずくちゃ~ん!!!!」
しずく「あっ!!」
彼方は妹の遥(はるか CV・本渡楓)と一緒だった。
しずく「こんにちは、彼方さん、遥さん」
彼方「やっほォ~」
遥「こんにちは、しずくさん。オフィーリアちゃんもこんにちは」
オフィーリア「わん!」
遥「わ~可愛い~」
しずく「お二人は何してるんですか?」
彼方「天気がいいから、遥ちゃんと散歩してるんだァ~」
しずく「あ、私達もです」
彼方「奇遇だねェ~」
遥「お~」
しずくは遥がオフィーリアを見つめているところに気づいて。
しずく「撫でますか?」
遥「はい!勿論!!」
遥は早速オフィーリアの頭に撫でて。
遥「ふわふわ~♡おとなしいねえェ~いい子だねェ~よ~しよ~し♡」
しずく「可愛いですね。撫でてもいいですか?」
彼方「どーぞ、どーぞ」
しずく「エッ?」
しずくと遥は水遊びを始めて。
しずく「それェ!!」
遥「冷たいですゥ~♡」
そんな二人を見ている彼方は。
彼方「二人共、仲良しさんだねェ。結構気が合うのかなァ?」
彼方「ところで、君は一緒に遊ばなくていいのかい?」
オフィーリア「わん!」
彼方「そうかそうか~。それじゃあ、今日は彼方ちゃんとのんびりしようねェ~」
遥「待って下さ~い♡」
遥は彼方とオフィーリアを見て。
遥「アッ」
しずく「ん?」
彼方とオフィーリアはボーッとしていた。
遥「二人共、仲良しさんですねェ」
しずく「結構、気が合うのかもしれませんねェ」
遥「お姉ちゃ~ん!」
しずく「オフィーリア!」
彼方は呼んでいるのを気付いて。
彼方「よし、行こっか」
オフィーリア「わん!」
彼方達は有意義に遊びまくっていた。
日が暮れて。遥は彼方の膝枕しながら寝ている。
彼方「日が落ちてきたねェ~」
しずく「ええ。遥さん寝ちゃいました?」
彼方「遊び疲れちゃったんだろうね」
遥「すやぴ~♡」
しずく「寝顔、彼方さんにそっくりですね」
彼方「えへへへ。姉妹だからねェ~」
彼方「もしかして、しずくちゃんとオフィーリアちゃんの寝顔も似てるんじゃない?」
しずく「そうかもしれませんね」
しずく「オフィーリアは私の妹の様な存在ですから」
彼方「お互い、可愛い妹を持ちましたな」
しずく「はい、自慢の妹です」
それからしばらく経ち、夜になっていた。
彼方「遥ちゃん。遥ちゃん起きて。そろそろ帰るよォ」
遥「ん~」
遥「お姉ちゃん・・・?」
遥「お姉ちゃん・・・よ~しよし♡」
遥は寝惚けているのかオフィーリアの頭を撫でていた。
彼方「く~ん、く~ん」
9話 妹王決定戦
部室ではイベントが始まろうとしていた。
かすみ「妹王決定戦~!!!!!わ~い!!!!!」
かすみ「彼方先輩お願いします!!」
彼方「え~っとォ・・・」
彼方「妹いえば、可愛い存在ィ!可愛い存在といえば、妹ォ!!!」
彼方「分かるよォ~遥ちゃん可愛いもん~」
遥(お姉ちゃ~ん♡)
かすみ「つまり、可愛い子には妹の適性があるのです!!!」
かすみの方向にスポットライトを当てて。
かすみ「一番の妹を決める、それは即ち・・・」
かすみ「一番可愛い存在を決める事に他ならないのです!!!!!」
かすみ「とーいう訳で、スクールアイドル同好会、妹王決定戦、ここに開幕ですゥ!!!!」
せつ菜「妹属性確かにいいですよねェ」
果林「楽しみだわァ」
しずく「頑張ってねェ♡かすみさん♡」
かすみ「1年生のしず子はこっち側だからねェ!!」
決定戦が始まり、トップバッターはかすみ。
かすみ「コホン!」
かすみ「えへッ!お姉ちゃん!妹にするなら、やっぱりかすみんですよね♡ねっ♡ねっ♡」
侑「はァ~かすみちゃん可愛い~♡」
流石、可愛さを取柄のかすみの妹ぶりに反響は強かった。
エマ「実際に、妹なのか栞子ちゃんだよね」
歩夢「栞子ちゃんにみたいな妹欲しい」
侑「分かる。栞子ちゃん欲しい♡」
栞子「そ、そーですか?」
彼方「ミアちゃんにもお姉さんがいるんだよね~」
歩夢「ミアちゃんみたいな妹もいいなァ~♡」
侑「分かるゥ。ミアちゃん欲しい」
ミア「何か複雑ゥ・・・」
嵐珠「不行!!!!」(訳・いや!!!!)
嵐珠「栞子もミアも嵐珠の妹にするんだから!!!!」
栞子「嵐珠こそ、手のかかる妹といった感じなのですが」
ミア「Yeah exactly(訳・まさにそうだな)」
果林「そういえば、愛も美里さんの前では妹らしい言動になるわよね」
愛(お姉ちゃ~ん!)
彼方「愛ちゃん、結構甘えん坊さんだもんねェ」
愛「ええッ!?」
愛「止めてよ!!恥ずかしっすた~妹だけにィ~!!」
彼方「ちょっとダジャレにキレがないねェ~」
「アハハハハッ!!!」
璃奈が侑の肩を叩いて。
侑「ん?」
侑「ハッ!」
璃奈「侑お姉ちゃん・・・♡」
侑「可愛い!!可愛すぎて、ときめきちゃうよ~!」
璃奈「嵐珠お姉ちゃん♡」
嵐珠「太可愛了吧!」(訳・とっても可愛いわ!)
璃奈「ミアお姉ちゃん♡」
ミア「フフフッ」
璃奈「エマお姉ちゃん♡」
エマ「うんうん♡」
璃奈の妹オーラで次々とメンバーを落としているところを見たかすみは、焦り始めた。
かすみ「りな子が一人ずつ落とし始めてる!!!!」
そして。
璃奈「かすみお姉ちゃん♡」
かすみは抵抗したが、璃奈の妹オーラには敵わなかった。
かすみ「キュウウウ~!!!!!!」
かすみ「かすみ・・・お姉ちゃんだよォ!」
しずく「かすみさんも遂に屈したね♡」
そして、結果発表
エマ「という訳で、見事妹王に輝いたのは・・・」
エマ「璃奈ちゃ~ん!!」
璃奈「V♡」
敗れたかすみは、相当悔しいのか四つん這いで。
かすみ「うう・・・負けたァ・・・悔しいよォ・・・」
せつ菜「かすみさん!」
かすみ「ん?」
せつ菜「かすみさんともあろう人が一度負けた位で何ですか!」
果林「そうよ、顔を上げて」
しずく「かすみさんなら、まだいけるよ」
かすみ「皆さん・・・」
せつ菜「さァ、次はマスコットキャラクター王決定戦ですゥ!!!!」
かすみ「それはかすみんが望んでる可愛さじゃないですゥ!!!!!!!」
10話~12話につづく