ラブライブ!スーパースター!!TVアニメ2期3話 優勝候補ー1

※ネタバレ注意!観てない人はスクロールしない様に!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは恒例のラブライブスーパースターから

担当・きな子

きな子「体験入部にチャレンジした私、桜小路きな子。でも先輩の練習についていけず」

きな子「はひィ~」

きな子「厳しい練習が噂になり、Liellaには新入部員が入らないまま、そんな時!!」

メイ「そのまま突き進んでくれよ!!」

きな子「!」

メイ「自分がやりたい目指したいって思った事を信じてみろよ!!!!」

きな子「背中に押され入部した私は、かのんさん達を目標に頑張る事を決めたんす!!!!!!」

アバン

Liellaは公園でランニングだが、きな子は相変わらず苦しそうな表情。

きな子「溶けるゥ~!!」

かのん「頑張れ!!」

きな子「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、流石東京・・・暑いっすゥ~!!」

千砂都「さァ、一休みにしたら、次のセットに入るよォ~♡」

きな子「お願いします!!」

きな子は首を左に向けたが、それはどこかで見た事がある建物が。

きな子「ステージっすか?」

かのん「うん。きな子ちゃんは見るの初めて?」

きな子「はい!」

すみれ「去年はこのステージで歌ったのよ」

可可「歌ったのは可可とかのんデスゥ!!」

きな子「ここでお二人が・・・」

かのん「もう一年か・・・」

可可「そういえば、今年はフェスあるんでしょうか?」

その時、恋のスマートフォンから受信音が」

恋「ん?・・・来ました!」

恋はスマートフォンのモニタをかのん達に見せた。

かのん・千砂都「あ・・・」

恋「Liella!・・・招待されました!!!」

それは去年行った「代々木スクールアイドルフェス」の招待メールだった。

Aパート

「最後?」

恋「はい、Liellaには一番最後をお願いしたいと」

すみれ「それって、つまり・・・トリィ!?ズバリ私達・・・主役ったら主役よォ!!!」

可可「五月蝿いデスゥ!!!」

すみれ「うッ・・・」

かのん「本当にいいの?私達で」

可可「今年サニーパッションさまが出演しませんので」

かのん「そうなんだ・・・」

可可「お二人は最後の学園祭ライブに向けて・・・全力で準備するそうデスゥ!!!」

可可の右手にはチケットらしきものが。

千砂都「もう神津島のチケット取ってあるんだァ?」

可可「勿論デスゥ!!!!!今年で最後デスので、この手でしっかり焼き付けてきます!!!!」

きな子「その、サニーサイドとかいうのは・・・」

可可「サニーパッションデスゥ!!!!!!」

きな子「うわァッ!!!」

可可「去年のラブライブの優勝者!!!!今、最も素晴らしいスクールアイドルデスヨォ!!!!!」

きな子「そんなお方とはつゆ知らずゥ~!!」

1年生のきな子にとってサニーパッションを知らないのは当然なのだ。

可可「後で動画送りマスゥ!!!」

きな子「ありがとうございます!」

かのん「トリか・・・」

千砂都「つまり、優勝候補って事だよね」

かのん「エッ、でもフェスってラブライブの大会とは・・・」

千砂都「直接関係ないけど、去年、そこで1位を取れって言われて大変だったでしょ?」

※1期3話の「クーカー」にて

かのん「うん・・・」

きな子「なんすか結果は・・・」

かのん「新人特別賞だった。1位はサニーパッションさん」

きな子「ほえ~」

かのん「そう考えてみると、実は私達って、まだ勝った事ないんだよね」

「あ・・・」

そう、代々木スクールアイドルフェス、ラブライブ東京大会といった全てのスクールアイドルの大会でサニーパッションが優勝しているのだ。

可可「だからこそ、ここでまずビシッと結果を出すのデスヨ!!!」

すみれ「その通り!!!!ギャラクシーな優勝候補である事を見せつけるのよ!!!!」

可可「リベンジデスゥ!!」

恋「そうですね、息の合ってる二人を信じて頑張りましょう」

クゥすみ「エッ・・・フンッ!!!」

その夜、かのんはリモート配信でサニーパッションの二人に話しかけた。

摩央「久し振り」

悠奈「頑張ってる?」

かのん「はい、摩央さん達も学園祭のライブに向けて、頑張っているって聞きました」

摩央「今年が最後だからね」

悠奈「それで話って」

かのん「いえ、大した事じゃないんですけど・・・」

悠奈「何ィ?何ィ?恋の話ィ?」

かのん「エッ、違います」

かのん「Liellaの事なんですけど・・・どうして私達の事を一番心躍るグループだとインタビューで答えてくれたのかなって」

悠奈&摩央「あ・・・」

摩央「迷惑だった?」

かのん「いえ!ただ私達ってスクールアイドル始めたばかりだし、結果も何も出ていないのに・・・」

悠奈「そんな事は関係ない!」

かのん「あ・・・」

摩央「単純に素晴らしかったから」

とシンプルな回答だ。

かのん「あ・・・」

摩央「特にあのクリスマスのステージは」

悠奈「ただ・・・私達はそれでも負けないけどね!!」

摩央「私達はもう一度優勝したいって思ってるの」

悠奈「知ってる?ラブライブの歴史上、連覇を成し遂げた学校は一つもない」

摩央「もし、成し遂げれば、サニーパッションの名前はラブライブの歴史に深く残っていく」

かのん「!」

摩央「学校の名前も、島の名前も」

サニパ側からは風が吹いてる音が聞こえてきた。

悠奈「勿論、とても高い壁だというのは、分かってるけどね!」

かのん「そんな凄い事を目標にしていたんですね・・・」

摩央「え?」

かのん「私、応援します」

サニパの二人は突然バカ笑いを始めた。

悠奈&摩央「フフッ!アハハハハハッッ!!!!!!!!!!!!!」

かのん「え?」

悠奈「それはとても嬉しいけどいいのォ?」

摩央「私達が連覇するって事は、あなた達が負けるって事になるけど・・・」

サニパが連覇したら、当然Liellaは負けを意味するので当然なのだ。

悠奈「アハッ♡」

摩央「フフッ♡」

かのん「うェッ!!」

摩央「ラブライブで、又会いましょう!!」

悠奈「待ってるよ!!」

とリモート配信は終了した。

かのん「よし!!」

かのんは気を引き締めて気合いを入れて、スマートフォンのアラーム設定で午前5時にセットした。

午前5時、かのんはランニングの為、店を出た。

かのん「行ってきまーす」

かのん「うう~まだ寒いなァ~」

するときな子がかのんの所へ。

きな子「かのん先輩!」

かのん「今日も早いね」

きな子「可可先輩のメニューを継続中っす!」

かのん「流石きな子ちゃん!私も一緒にいい?」

きな子「勿論っす!!」

二人はランニングを再開。公園でかのんは手拍子でステップの練習。

かのん「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト、ワン・・・」

きな子は日頃の練習の成果だろうか、無駄のない動き。屋上での練習も。

かのん「良くなったね!きな子ちゃんのダンス!」

きな子「嬉しいです!」

かのん「さては夜も練習してたでしょ」

きな子「エヘヘへ」

かのん「でも、あんまり無理しちゃ駄目だよ」

きな子「実は・・・」

かのん「ん?」

きな子「最近、クラスの子に言われたっす。スクールアイドルって素敵だねって」

かのん「本当に?」

きな子「はい。高校に入って一つ大きなものを目指すっていいなあって」

かのん「嬉しい!凄く嬉しい!!!!きな子ちゃんの言った通りだね!!!一生懸命やっていけば、その姿はちゃんを伝わる」

かのん・きな子「フフフフッ」

屋上の扉から千砂都が来て。

千砂都「ういっす~二人早いねェ~」

千砂都が持って来たのはファンレターだった。

その文章には「応援してます。頑張れLiella!」のメッセージだった。そして差し入れのオレンジジュースまで。

きな子「差し入れっすか?」

千砂都「今、来たら部室の前に置いてあって」

かのん「誰からだろう?」

千砂都「さあ・・・」

きな子「多分、1年生っす!」

そしてクゥすみの二人が屋上に来て。

クゥすみ「わあッ!!ハァ・・・ハァ・・・」

きな子「どうしたんすか!」

可可「すみれがァ、競争しようなんて言うからァ・・・」

すみれ「アンタがムキになるからでしょォ!!」

千砂都「相変わらずだな。はい」

千砂都は差し入れのオレンジジュースを渡した。

可可「な、なんデスゥ?」

すみれ「ハァ・・・ハァ・・・」

千砂都「心して飲んでね!後輩の思いがこもったジュースだから!!」

その頃、メイは双眼鏡でLiellaを眺めながら。

メイ「ムム・・・ムムムム・・・!届いたァ~!」

メイは嬉しさのあまり。

メイ「やったァ!やったァ!!Liellaに届いたァ!!!!」

メイは左手に持っているオレンジジュースで乾杯した。どうやらファンレターやオレンジジュースの差し入れはメイだったのだ。

メイ「ん、ん、ぷはァ~♡」

隣にいる四季がいて。

四季「ちゃんと渡してくればいいのに」

メイ「うるせーなァ!!!これでいいんだよォ!!!」

夕方、公園できな子がステップの練習。

千砂都「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト・・・うん、基礎はバッチリ!よく、ここまで頑張ったね!」

きな子「ありがとうございます~!」

千砂都「フフッ、但し今日はもうちゃんと休む事!!怪我しないのも、練習のうちだよ?」

きな子「はい!」

きな子「では失礼しますっす~」

きな子は自宅へ向かった。

かのん「ねえ、勝てるかな、私達・・・」

千砂都「不安?」

かのん「ちょっと、やっぱりサニーパッションさんや、学校のみんなも話を聞いてると、結果出したいなって・・・期待に応えたいなって・・・」

千砂都「分かるよ」

かのん「私ね、ラブライブのステージは本当に素敵だったと思うんだ。全員で一つのステージを作り上げる事が出来た。でも、終わった後にあったのは『もう少しだった』とか『残念だけど、仕方ない』とか、そういう思いばっかりで・・・。だから、みんなで喜ぶには勝つしかないんだって」

千砂都「そう考えると、大変だよねラブライブって!」

かのん「でも、そうやって色んなグループと競い合って、一つのものを目指して、高め合っていくのは楽しい。凄くワクワクする!」

千砂都「フフッ!それでこそ、かのんちゃんだ!!!」

千砂都のスマートフォンから発信音が。

千砂都「アッ、家からだ。遅くなるって話してくるね」

千砂都は席を外した。かのんもスマートフォンで時刻を見て。

かのん「もう、こんな時間。私も・・・」

すると。

「澁谷かのん!」

かのん「えっ!?」

公園の複合遊具には髪が薄紫のウエーブヘアーの少女が立っていた。

かのん「あなたは?」

少女「優勝候補なんでしょ?歌ってみてよ!」

かのん「え?」

少女「フフッ、出来ないのォ?」

と、かのんを挑発。

丁度、千砂都が戻ってきて。

千砂都「かのんちゃん?」

かのん「あ」

千砂都「どうしたの?」

かのん「今・・・」

二人は複合遊具へ目を向けたが。少女の姿はなかった。

かのん「ううん、何でもない」

夜、千砂都と別れ。

かのちぃ「ういっす~」

かのんは自分の部屋でギターを弾き始めながら、夕方の少女の事が気になっていた。

かのん「一体何だったんだろうな、あの娘・・・」

その頃、外で風が吹いている中、少女はかのんがいる明かりを見つめていた。

少女「フンッ!」

ー2につづく。