※ネタバレ注意!観てない人はスクロールしない様に!!
いよいよ今回で最終回、いってみよう!!!!
Aパート
Liellaの5人は結ヶ丘の屋上で東京大会に向け猛練習。
千砂都「ワン、ツー、スリー、フォー!可可ちゃんかたで息しない!!」
可可「は~い!!」
千砂都「すみれちゃんは止まる位置、ちょっとだけズレちゃってる!!」
すみれ「えッ、嘘ォ!?」
千砂都「はい、お疲れ!今日はここまで~」
恋を除いてかのん、可可、すみれはバテ気味。
かのん・可可・すみれ「ハァ、ハァ、ハァ」
千砂都「あれェ?」
すみれ「手加減なさすぎ!!」
千砂都「ありゃァ?気合い入り過ぎちゃったァ?」
可可「足が棒デスゥ~!」
かのん「まだまだ!!」
可可・すみれ「えェ!?」
かのん「かなり良くなってきてる・・・いい感じ!この調子でランニングもう1セットいこう!!!」
可可「えええェェェ~!!!!!」
すみれ「あなた、力(りき)み過ぎじゃない?」
かのん「だって東京大会が近いんだよ!!えへ・・・何か、頑張った分だけ、出来る様になっていくのって楽しいなって思って」
すみれ「あ、フフッ」
かのんは立ち上がって。
かのん「よし、行こう!!」
可可「うわァ!!」
すみれ「また外苑?」
かのん「5セット位いっちゃおう♡」
すみれ「ええ!?」
恋「かのんさん、以前より大分変りましたね。前向きになってというか・・・」
千砂都「そんな事ないよ!」
恋「え?」
千砂都「これがかのんちゃん。私が知ってる」
千砂都の髪型のこぶには大切な髪紐チャームだった。
ヤエ「失礼~」
Liella「ん?」
ヤエ「葉月さんが理事長が来てほしいって」
恋「ん?」
かのん「恋ちゃん・・・またパソコンで見ちゃいけないものを・・・」
恋「見てません!!!忘れて下さいィ!!!!!」
千砂都「いいんだよ!趣味は人それぞれなんだから。エヘヘ・・・」
恋「だから違うと言っているのですゥ!!!!!!!」
すみれ「又、何かのオファーかしら?」
恋「さあ・・・」
かのん・すみれ「ん?」
理事長室に来た恋。
理事長「見て」
理事長は一枚のプリントを恋に渡した。プリントを見た恋は驚愕した。
恋「え!?」
理事長「凄いでしょう?私もまさかと思って。あなた達に感謝しなくちゃ」
恋「そんな・・・」
理事長「ああ、そうだ。これあなたのお父さまから。必要なお金を学校に寄付したいですって。連絡してあげなさい」
恋「お父さま・・・」
※恋パパ太っ腹!
報告を聞いたかのん達は。
かのん「入学希望者が増えた!?」
恋「はい、今の数ならば生徒が足りなくなる事はないと!!来年以降も結ヶ丘は続いていきます!!」
かのん「良かったァ~」
千砂都「地区予選の評判が良かったからかなァ?」
すみれ「私のラップが人々の心を掴んだのね」
可可「自惚れるなデスゥ!!!みんなのお陰デスヨォ!!!!」
かのん「でも、すみれちゃんのラップ、カッコ良かったよ!!」
千砂都「見て!Liellaのフォロワー数!」
千砂都はスマートフォンで見たら、フォロー中が310,フォロワーが52000という驚異的な数字だった。
かのん「52000・・・!!」
すみれ「ギャラクシー!!!!!私がセンターの歌で、センターを務めた、私の歌で・・・!」
千砂都「でも、実際かなりの前のライブを切っ掛けに学校に興味を持ってくれたみたい」
かのん「じゃあ、本当にLiellaが入学希望者を・・・!!」
可可「このまま一気に、優勝まで駆け上がりましょう!!!!!」
恋「東京大会の概要は発表になったのですか?」
可可「今夜発表デス!!」
その東京大会の発表。司会はシブヤレポーター。
シブヤレポーター「遂にラブライブ東京大会です!!日程はこちら!!!」
クリスマスである12月25日だった。シブヤレポーターはサンタクロースの衣装を着て。
シブヤレポーター「メリークリスマースゥ!!ウオッホッホォッ!!!今回はリモートでそれぞれの学校ゆかりの場所からの生中継!!!!それをオンラインでリレーしていきま~す!!!!!」
可可「クリスマス東京決戦デス!!!!今回のルールはかなり特殊デス。自分達のステージは自分達で用意しないといけません!」
かのん「どこがいいんだろう・・・」
すみれ「派手なところなら・・・神宮競技場?」
恋「それは決勝の会場です」
千砂都「じゃあ、外苑球場?」
かのん「いやいや、誰かに頼めば貸してくれるの?」
可可「明日、直接行って聞いてきます!!」
かのん「迷惑になっちゃうよ」
可可「東京大会ですよ!!!何のんびりしてるのデスカァ!!!!」
かのん「真面目に考えてるってばァ!!」
可可「うう・・・今回は東京大会!!どの地区も取って置きの場所を用意する筈デス。地味なステージではLiellaは埋もれてしまいます!!!!」
「あ・・・」
家に戻ったかのん。かのんの家族がクラッカーで祝福。
かのんママ・ありあ「おめでとう!!!!!」
かのん「何ィ!?」
ありあ「地区予選、突破したんだってェ?」
かのんママ「もう何も教えてくれないんだから」
かのん「まさかそんなに興味持ってくれてたなんて・・・」
ありあ「最近、私の中学校でも話題になってるよ」
かのんママ「この前、一人で歌ったんでしょ?凄いじゃない!!」
かのん「ありがと」
翌日学校で。
ヤエ・ココノ・ナナミ「リモートライブゥ!?」
ナナミ「ステージはどこに作るの?」
ココノ「外苑球場ゥ?」
かのん「そうしたいのはやまやまなんだけどォ・・・今現実的なのは体育館かなあって」
ナナミ達の表情が曇った顔になっていた。
ナナミ「東京大会でしょォ?」
かのん「・・・うん」
ヤエ「決勝進出がかかってるんでしょォ?」
かのん「・・・うん」
ヤエ・ココノ・ナナミ「なのに体育館ッ!!!!???」
かのん「うっ・・・ヒィィィ!!!!!」
ヤエ「欲がなさすぎるゥ!!!!!」
ココノ「本気で勝つ気あるのォ!?」
かのん「ハハハハァ・・・」
かのん「どーしよう・・・」
すみれ「だから言ったのよ、地味過ぎだって」
かのん「でも、みんな冬休みだし、外だと色々大変だと思って・・・」
すみれ「アンタは気を遣い過ぎなのよ。もはやLiellaはこの学校の代表よ!!我儘言うくらいでいいんじゃないのォ?」
かのん「すみれちゃんはいいよねェ~そういう性格で」
すみれ「どういう意味ィ!?」
かのん「私は本当は歌えるだけで・・・」
その時、可可が疲労困憊で木の枝を捕まりながら二人の所に。
可可「うァ~」
かのん「ん?」
可可「ダ~メだったデスゥ~!!」
かのん「可可ちゃん!?」
すみれ「どこ行ってきたの?」
可可「ありとあらゆるライブ施設をあたりましたがァ~スクールアイドルは不向きだろうと皆さん申し訳なさそうにィ・・・」
かのん「確かにこの周辺は元々スクールアイドルの馴染みは薄いし・・・」
すみれ「でも、そろそろ決めないと・・・」
かのん「うん、家に帰って一晩考えてみるよ」
かのんは帰宅し。
かのん「ただいま~」
「おかえり~♡」
かのん「ええっ!!」
それは、神津島のスクールアイドル「サニーパッション」の聖澤悠奈と柊摩央の二人だった。
かのん「摩央さん!悠奈さん!?」
悠奈「パー♡」
摩央「久し振り」
かのん「ん?」
摩央「東京大会に向けて買い出しにね」
悠奈「遊びに来ちゃった!」
悠奈「流石、本番も近いから、練習にも熱が入ってるみたいねェ~♡」
かのん「はい、入学希望者も増えたみたいで今、とても楽しいです!!」
悠奈「パー!それがいっちばん!!」
摩央「お互い正々堂々最高のステージにしよう」
かのん「はい・・・」
悠奈「でも、勝つのは私達だよ!」
摩央「君達に負けるつもりはない!!」
と宣戦布告。
かのん「わ、私達も負けません!!」
悠奈・摩央「あ・・・」
かのん「あ・・・すみません!偉そうに言ってしまって!・・・あの・・・」
3人は場所を移し。
摩央「意味?」
かのん「はい。みんなは『優勝だ』『勝ったら全国だ』とか言うんですけど、私は歌で勝ったり負けたりって、あんまり・・・」
悠奈「じゃあ、私達に負けても平気って事?」
かのん「いえ!いい歌を歌いたいって気持ちはあるんです!!みんなとたくさん練習して最高のライブを目指したい!!!でも私がずっと歌えないかもって不安があったから、自由に表現出来るだけでもう・・・本当はそれだけで幸せで・・・」
摩央「成程ね」
悠奈「君の言う事は分かるよ。歌は競うものじゃないかもしれない。自分は一人でも楽しめるしね」
かのん「ですよね!」
悠奈「だとしても・・・」
かのん「あ」
悠奈「競い合う事で、より高め合う事が出来る。実際、ラブライブが行われる事によって、スクールアイドルのレベルは格段に上がったと言われてるんだ」
かのん「そう、ですか・・・」
悠奈「納得いかない?」
かのん「いえ!まだそこまで気持ちが・・・」
摩央「大丈夫。ラブライブで歌えばすぐ気付く筈よ。なぜみんな勝ちたいか。いや・・・勝たなきゃって思うのか」
サニパと別れたかのん。
かのん「何故、勝ちたいか・・・」
どこからカウントダウンの声が。
「5、4、3、2、1」
すると並木道についているランプが点灯しイルミネーションがライトアップされたのだ。
「わあ・・・」
「凄い、綺麗!」
かのん「うわァ・・・」
かのんの後ろにいるナナミ、ヤエ、ココノの3人の姿が。
翌日、かのん達は東京大会のテーマを検討していた。
かのん「今回のテーマは星!・・・でどうかな?」
千砂都「星?」
かのん「うん!そのイルミネーション見ながら思ったんだ。満天の星を体育館いっぱいに作り出せたら素敵だなって」
可可「絶対綺麗デス!」
すみれ「結ヶ丘スターってわけね」
千砂都「いいと思う!」
恋「でも、この模様だと、すぐに準備に取り掛からないといけませんね」
すると、戸が開く音がして。
ナナミ「そこまで!」
かのん「え?」
ヤエ「ステージの事は私達に任せて、かのんちゃん達は練習に集中!」
かのん「でも」
ココノ「準備に忙しくてちゃんと歌えなかったりしたら、私達が後悔するの」
ナナミ「私達1年生だけだからさ、他の部活が大会に出たとしてもすぐ負けちゃうんだよね」
ココノ「その中で、かのんちゃん達はここまで頑張ってる」
ヤエ「かのんちゃん達はこの学校の希望なんだよ!だから応援させてほしいの」
かのん「みんなァ・・・」
可可「いい話デスゥ!!いい人達デスゥ~!!!!」
すみれは涙声で。
すみれ「何、泣いてんのよォ・・・うッ・・・!」
可可「お前が言うなデスゥ!!!」
千砂都「じゃあ、練習しよっか」
かのん「うん!」
ナナミ・ヤエ・ココノ「行ってらっしゃ~い!!!」
5人はランニングを始めた。
すみれ「うう~さむ~!」
可可「上海に比べればこの位、どうって事ないデス!!」
かのん「ちぃちゃん」
千砂都「ん?」
かのん「私、この学校で良かった!!」
千砂都「フフッ」
かのん「こんなに心がワクワクする毎日になるなんて、思ってもいなかった!!!」
千砂都「私も!」
恋「わたくしもですよ!!」
校舎には「Liella!東京大会進出!!」という横断幕が。
ー2につづく