※ネタバレ注意!観てない人はスクロールしない様に!!
Bパート
いよいよ東京大会当日。
かのんの部屋ではかのんがスマートフォンを持ったまま熟睡していた。するとかのんが目を覚まし。
かのん「・・・はッ!・・・」
かのんは寝ぼけて。
かのん「6時20分・・・本番は夜・・・まだ全然眠れる・・・うわ・・・」
と二度寝するかのんだったが。
かのん「駄目!起きよう!!」
外は雪が積もっていて寒い朝だった。
かのん「うわ。寒ゥ!・・・あ・・・うわあ!」
可可は雪を見て興奮気味。
すみれは神社で雪かきに追われていた。
すみれ「何でよりによって、今日みたいな日にィ!」
すみれの妹「お姉ちゃん!サボっちゃ駄目ェ!!」
可可が荷物を抱えてすみれの所に。
可可「すみれェ~!!」
すみれ「こんな時間に何?本番は夜よ?」
可可「ハァ、ハァ、ハァ・・・」
可可が抱えているのはサニーパッションの額縁付きの特大ポスターだった。
可可「他に場所がないので仕方なく来マシタ。これを一日だけ預かってクダサイ!」
すみれ「アンタの宝物じゃないのォ?」
可可「しかし、今日だけはライバルです!今日だけはファンを辞めます!!!!」
すみれはお守りを可可の鼻に押しつけて」
すみれ「これ・・・」
可可「うう・・・」
すみれ「一応、渡しておくわよ。これからも一緒に続けられる様に」
千砂都は公園で自主トレ。
千砂都「ふゥ~バッチリ!!」
千砂都の地面には5個の丸が繋いでいた。
千砂都「大きな丸になったねェ」
葉月邸では、家政婦のサヤが恋に紅茶を渡した。
サヤ「お待たせしました」
恋「サヤさん、またあなたと暮らせて幸せです」
サヤ「こちらこそ、お母さまの創った学校を守ろうとする恋さまを再びお手伝い出来る事を誇りに思います」
かのんの家では。
かのん「おはよ~」
かのんママ「あら早起きね」
かのん「朝御飯、学校に持っていってもいい?」
かのんママ「勿論!!」
ありあ「お姉ちゃ~ん!忘れてるよ!ヘッドホン」
かのん「もう大丈夫!!」
ありあ「ん?」
Liellaは屋上で最後の調整。
可可「ほいッ!」
すみれ「う~ぎぎィ~!!」
かのん「ステージ進んでるのかなァ?」
恋「どうでしょう?」
可可「楽しみデス!」
すみれ「誰か状況知らないのォ~?」
千砂都「驚かせたいから夜まで待ってって。出来たら呼びに行くからって」
可可「ううゥゥ~」
すみれ「手伝った方がいいんじゃない?」
可可「同意デス!!」
恋「この雪ですしね。体調を優先して練習も早めに切り上げましょう」
かのん「じゃあ、一通り振り付けおさらいしたら、手伝いに行こうよ!」
恋「いいですね」
5人は体育館に向かった。かのんは体育館の扉を開けたが。
かのん「あれェ!?あれれェ?」
それは準備はおろか、生徒一人もいない、がら空きの体育館だった。
かのん「ステージがな~い~ィィィ!!!!!!!!!!!」
かのん「うう、酷いよ!!!酷すぎる!!!!こんな仕打ち・・・!!!!!!!!」
そこでヤエが来て。
ヤエ「かのんちゃん!!」
信頼を裏切られた、かのんの怒りはヤエに矛先を向けた。
かのん「ウッ!!!!!」
ヤエ「ええッ!!!!」
かのん「あんまりなんじゃないィッ・・・!?」
ヤエ「違うの!!凄くいいステージが出来そうだよ!!!」
ココノも来て。
ココノ「ここより、もっと素敵な場所!!!!」
かのん「ん?」
夜が来て、両脇には結ヶ丘生徒全員がアロマキャンドルを持っていた。まるでイルミネーションの様だった。
かのん「これって・・・」
ナナミ「この道を進めば」
ヤエ「かのんちゃん達のステージが待ってる」
ココノ「結ヶ丘のみんなで用意した最高のステージが」
可可・恋「わあ・・・」
すみれ・千砂都「うわ~!」
ナナミ・ヤエ・ココノ「頑張れLiella!!!!!!!」
「恋ちゃ~ん!」
「千砂都ちゃ~ん!」
「すみれちゃ~ん!」
「可可ちゃ~ん!」
「かのんちゃ~ん!」
「頑張れ!!!!!!!!!!!!!!」
5人はステージへ向かった。
「いけ~」
「ファイト~」
校外に出ても生徒の姿が。
「急がなくても大丈夫!」
「足元気をつけて!」
かのん「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」
かのんは可可との出会いに走馬灯の様に脳裏に浮かんできた。
かのん(怖い怖い!!)
可可(待ってクダサ~イ!!!)
回想が終わり
「もうすぐだよ!!」
可可「光ってます!!!!」
すみれ「見えてきたわよ!!!」
雪が降る中、5人はステージに着いた。それは水色一色に染まったイルミネーションステージだった。
※スノハレやん!!!
かのん「凄い・・・!!!!」
ココノ「学校のみんなで街の人に頼み込んだの。そしたらこの時間だけ自由に使ってもいいって」
千砂都「ここで歌えるの?」
ナナミ「うん!街の人も協力してくれたんだ」
ヤエ「私達だから出来る、私達にしか出来ないステージ」
ココノ「さあ見せて!!!Liella5人の最高のライブを!!!!!」
かのん「・・・・・・うん!!!!」
Liellaは東京大会のステージに上がった。
かのん「皆さん、初めまして!!私達は結ヶ丘女子高等学校スクールアイドル!!」
5人「Liellaです!!!!!」
かのん「このステージに立って、この景色を見て、私は胸を張って言えます!!結ヶ丘の生徒になれて良かったって!!!この学校が一番だって!!!!」
かのん「私達の歌を・・・聴いて下さい!!!!!!!!」
Liellaのライブが始まった。
「Starlight Prologue」歌詞
ちいさくまたたいた 胸の奥でまた
叶えにいこうよって 憧れが騒ぐ いそいで駆け出した
なんでもできるさ 出会いがくれた 大きな勇気
始まりは君から でも次は僕から 晴れわたる未来を
創るよ
どこまでも走る Looking for Light
いま動き始めた 僕らの物語
どんな奇跡だって 起こすのさ
キラキラ大空に舞い散る夢 かき集めて ひとつひとつ
叶えてゆこう
信じる気持ちが揺らぐときは 想いを歌にして伝えよう
涙は一番うれしい日に とっておく
そう決めたんだから Looking for Light
いま動き始めた 僕らの物語
どんな奇跡だって 起こすのさ
キラキラ大空に舞い散る夢 かき集めて ひとつひとつ
叶えてゆこう
君と煌めきを 描くよずっと
いよいよ東京大会の結果発表。特大モニタで結果を注目し、本戦へ進出出来るのはたったの1グループ。
5位、4位、3位はLiellaはランクされなかった。これで確率は2分の1。
結ヶ丘の生徒もLiellaの父兄も理事長もLiellaの本戦進出を祈った。
そして2位の発表、2位は
Liellaだった。
「ああ・・・」
「あっ・・・」
モニタにはシブヤレポーターが登場し。
シブヤレポーター「コングラチュレーション!!!全国大会に出場する東京地区の代表はサニーパッションです!!!!」
矢張り、前回の覇者、サニーパッションは強かった。
可可「ああ・・・」
すみれ「もう!!何なのよったら何なのよォ!!!」
かのん「あ・・・」
ナナミ「かのんちゃん・・・」
かのん「駄目だった。ゴメン」
ナナミ「ううん、ありがとう、最高のステージだったよ」
ココノ「私、凄く誇らしくて感動した!!」
ヤエ「ゴメンね・・・勝たせてあげられなくて・・・」
「みんなすぐ片付けないと・・・」
ココノ「あ、そっか。街の人にもお礼言わないと」
生徒達は撤収を始めた。
恋「かのんさん、わたくし達も・・・」
可可「片付けましょう」
かのん「そっか・・・こういう事なんだ・・・」
千砂都「かのんちゃん・・・?」
かのん「ちぃちゃん」
千砂都「ん?」
かのん「私・・・悔しい・・・!」
千砂都「あ・・・」
かのん「折角、みんなが協力してくれたのに、何もお返し出来なかった。みんなが協力してくれたのに・・・何も返せず、お終いになっちゃった!!!!!!」
可可「かのん・・・」
すみれ「また全力で挑みましょう」
恋「そうです」
かのん「・・・勝ちたい・・・私、勝ちたい!!!勝ってここにいるみんなを笑顔にしたい!!!!!!!!『やった』ってみんなで喜びたい!!!!!!!!」
かのん「私達の歌で・・・Liellaの歌で!!!!!!!結ヶ丘の歌で優勝したい!!!!!!!!!」
かのん「いや・・・うっ・・・優勝しよう!!!!!!!!!」
すみれ「当たり前でしょ!!!!!!!!」
可可「Liellaはこんなところで終わりません!!!!!!!」
千砂都「私は最初からそのつもり・・・!!!!!!」
恋「結ヶ丘は一番の学校です!!!!!!!」
かのん「結ヶ丘女子高等学校スクールアイドルLiella!!!!!!!!!これからもっともっと沢山の人に歌を届けよう!!!!!」
かのん「Song for Me!!!Song for You!!!」
「Song for All!!!!!!!!!!!!!!」
2位に終わってしまったLiella。だが、この悔しさをバネに、次回のラブライブに挑むのであった。
時は流れ、結ヶ丘に再び春が来て桜の花弁が舞う頃。かのん達は2年生になっていた。
千砂都「さあァ、練習始めるよ!!」
恋「お願いします!!」
すみれ「私についてこられるかしらァ?」
可可「グソクムシがよく言うデスゥ♡」
すみれ「じゃかましいィ!!」
かのんはホワイトボードに何か書いていた。
書いたのは「目指せ!ラブライブ!優勝!!」という文章だった。
かのん「よ~しいくよォ~!!」
可可・すみれ・千砂都・恋「おおおおォォォ!!!!!!!!!!!!!!」
リエラのうたも今回で最終回。
「Departure」歌・Liella
歌詞
あなたと思い出をたどるよ たくさん泣いたし笑ったね
色んなことをこえて 気持ち いまひとつにつながる
見上げてみて あの星たちも瞬く
呼び合うように ずっと胸に描いていた
夢が 夢が 花ひらいたよ このきらめき詰めこんで
新たな旅に出よう
終わったな・・・全国に行けなかったのは残念だけど2位だなんて、よく健闘しました。この悔しさは次回のラブライブで生かしてほしいと思います。ステージはスノハレを思い出します。スーパースターのアニメが始まるまで、Aqoursしか頭になく、デビューシングルも買ってませんでした。アニメ観てみたら素晴らしかった。2期は虹学と同様、かのんちゃん達は2年になって新キャラが登場するのではないのでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございました!!!!