※ネタバレ注意!!観ていない人はスクロールしない様に!!
小学生の夏美。
夏美「私の夢は、将来、オリンピックで金メダルを取る事!!」
だが、運動会の短距離走で。
「夏美ちゃん、またビリだねェ」
高学年の夏美
夏美「私の夢はノーベル賞を取れる様な科学者になる事!」
だが、算数のテストは15点。
中学生の夏美。
夏美「私の夢はモデルさんになって世界を駆け回る事!!」
だが、身体測定で。
夏美「全然、伸びてない・・・」
数々の挫折だが、実は夢で、夏美は目を覚ました。
夏美「嫌な夢・・・」
「え~!?」
夏美「ん?」
夏美が外に出て。そこにはきな子達が。
メイ「先輩達と」
四季「同じステップ?」
きな子のスマートフォンでは千砂都達が。
千砂都「うん、後で振り付け送っておくから見て」
きな子「でも・・・」
千砂都「本当はプレッシャーになっちゃうから、後で相談しようと思ったんだけど、この動画見て思ったんだ。大丈夫だって」
千砂都はきな子達のダンスの腕がかなりレベルアップしている事を確信し,こういう判断しただろう。
メイ「でも!」
千砂都「勿論、今のままじゃ難しいと思うよ?」
きな子「はい・・・」
かのん「夏休みの間、頑張れば学園祭にはきっと間に合うよ!!私はそう思う!!!!」
恋「ファイトです!!!みんなが同じレベル達すれば全員の自信になりますし、ラブライブへの弾みになると思います」
四季「目標があった方が計画は立てやすい」
メイ「まあなァ・・・ラブライブで優勝目指しているんだもんな・・・」
きな子「分かったっす。やれるだけやってみるっす」
リモート配信を終えて。するとかのんのスマートフォンから振動音が。かのんはスマートフォンを手に取り。
電話の相手はかのんの父親だった。
かのん「お父さん?うん、うん・・・」
かのんはびっくりし。
かのん「ええェ!?忘れたあァ!?」
北海道の四季達は。
きな子「動画が好評だったのは凄く嬉しいっすけど・・・ハードル上がっちゃったっすねェ・・・」
メイ「千砂都先輩いきなり過ぎるんだよ!」
四季「まだ練習始めたばかりなのに・・・」
夏美「オーニナッツ~♡」
メイ・四季・きな子「あ・・・」
夏美「あなたの心のオニサプリ、鬼塚夏美ですのォ~♡」
と、自撮りしている夏美。
夏美「今日も引き続きLiellaの練習をお届けしちゃいますのォ~♡」
きな子「へェ!?練習って・・・まだっすよ!!」
メイ「サボってるみたいだろォ!!!」
夏美「実際、サボってますのォ」
四季「あ・・・」
きな子「あっ!いや・・・これは・・・!」
メイ「色々あったんだよ!!」
夏美「聞いてましたの。外から聞こえてきたので」
四季「じゃあ・・・」
夏美「超えるのが夢なんでしょ!!」
きな子「あ!」
夏美「先輩達のステージを超える、それが皆さんの夢だった筈。だったら・・・責任は持つべきですの!!!」
メイ「それは!」
夏美「諦める位なら・・・」
メイ「あっ!」
夏美「夢なんて語って欲しくない!!!!」
夏美「動画撮影していて思いましたの。皆さんの夢は決して実現不可能な夢ではない!!」
きな子「本当に?」
夏美「ええ。それはとても素晴らしい事ですの。頑張れば手が届くかもしれない。そういう夢があるというのは・・・」
きな子「夏美ちゃん!」
気を取り直して。
夏美「では撮影再開するですの~!!」
元気な夏美に戻った。そしてトレーニングを再開。
夏美も伴走し。
バランス感覚を養うトレーニングでは夏美も始めた。
メイ・きな子・四季「!!」
夏美は笑顔で返して、メイ達も笑顔で返した。
ランニングの最中、メイは水の入ったストロー付きの水筒を飲んで、メイは水筒を四季に渡し、飲んで、四季は夏美に渡した。
夜。夏美は五右エ門風呂に浸かりながら、きな子は火を熾(おこ)している。
きな子「お湯加減大丈夫っすか?」
夏美「丁度いいですの。ありがとうですの」
きな子「ううん、お礼を言うのはこっちっす。昼間、ありがとうっす」
夏美「・・・別に大した事は言ってないんですの」
きな子「そんな事ないっす!!きな子、思ったっすよ」
すると、どこから草を踏む音が。
きな子「夏美ちゃん凄いなあって。目標持ってるって凄いっす!!」
夏美「だからないって言いましたの!!」
きな子「それは謙遜っす!目標持ってなかったらCEOなんてやってないっす」
夏美「だから、目標なんてないんですのォ!!!!」
夏美は怒り。
夏美「本当にないから・・・こうしているんですの。マニーを稼ぐ位しか・・・ないんですの」
きな子「でも・・・」
夏美「後は一人で出来ますので戻ってて下さいですの」
きな子「あ・・・」
夏美「聞こえなかったんですのォ?」
きな子「分かったっす・・・」
きな子はペンションに戻っていった。
そして再び草が揺れる音がした。それを気付く夏美。
夏美「あっ!え?だ、誰?」
また再び草が揺れる音して。
夏美「今度は誰ですの?四季さん?それとも・・・」
草が揺れる音の正体は熊だった!!
夏美「わあああァァ!!熊、熊ァ!!!!」
夏美は動揺し。
夏美「どどど、どうするんですの!?このまま飛び出して、ペンションまで・・・い、いや駄目ですのォ!!間に合う訳ない!!!死んだふり?いやあれは適用しないって聞いた事が・・・」
絶体絶命の夏美。そして悲鳴。
夏美「ひェェェェッッ!!!!!!!!!嫌ァァァァァッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
と、思いきや、熊のパーカーを着替えた澁谷かのんだった。
かのん(小声)「私!私ィ!!」
※こんな暗闇の夜にこんな格好してくんなや!!!!!!
夏美「あ、あなたは・・・」
かのん「えへへ」
※えへへじゃないわい!!!
かのん「実はお父さんの忘れ物の届けに」
夏美「熊の格好でェ?」
かのん「これは、その時にお父さんから・・・せっかくならみんなに差し入れだけでもしたくて・・・あっ、東京のみんなには内緒ね♡」
夏美「まったくゥ・・・そんなにメンバーの事が気になるんですのォ?」
かのん「そりゃそうだよ。同じ位の夏美ちゃんの事も」
夏美「えっ、私?」
かのん「うん、きな子ちゃんと話してるのちょっと聞いちゃった。ゴメンね」
夏美「別に、大した事話していませんの。そうですの!では、ここで、かのん先輩にも動画に出演して頂きますの!!そうすればァ~」
かのん「それより、スクールアイドルやってみない?」
夏美「・・・は?」
かのん「夏美ちゃんに9人目のLiellaになってほしいんだ」
夏美「・・・話の脈絡が見えませんの」
かのん「そうかなァ?夢がないなら、みんなと一緒に同じ夢追いかけてみない?」
夏美「夢?」
かのん「うん!もし、夏美ちゃんに夢がないなら・・・」
夏美「ん!無理ですの!!」
かのん「そうかなァ?」
夏美「私はこれまで沢山の夢を見てきて何も叶わないって分かったんですの。かのん先輩の様な、夢を見ていい人とは違うんですの」
かのん「私も色々挫折してきたよ。結ヶ丘の音楽科に入るって、夢を持ってたけど、それは失敗しちゃって・・・」
夏美「!」
かのん「でも可可ちゃんやみんなが、教えてくれた。みんなとなら頑張れるよって!!!」
夏美「アッ!」
かのん「お互いかけてる所や届かない所を補い合って、一緒に夢を追い掛ける事は出来るよって!!!!」
かのんは夏美の腕を繋いで。
かのん「来て!!」
二人は公園に移して。
かのん「私を真似して」
夏美「・・・何で」
かのん「いいから」
かのんは両腕を伸ばすポーズをして。夏美は言われるままにかのんと同じポーズをとった。
かのん「じゃあ、次」
かのんはジャンプし着地して回った。
夏美も同じ仕草をした。
かのん「フフフッ」
次にかのんはループして、夏美はかのんと同じ仕草。しかし夏美はバランスを崩してしまった。
夏美「うわ!うわ!!」
かのん「どう?気持ちいいでしょ?これをみんなで息を揃えて決める。応援してくれる人の前で!!!!!!」
公園の斜面に咲いているラベンダーが虹色に代わっていた。
虹色のラベンダーを見た夏美は。
夏美「うわあ!!」
かのん「そうすると、客席の人達も心の中で一緒に踊ってくれるの。ステージが全てが一つになる!!!!それが最高の瞬間!!!!!」
かのんは夏美に手を差し伸べた。
かのん「そんなライブをする事が、私達の夢!!!!!!!」
夏美「夢・・・フフッ」
夏美はかのんの手を繋いだ。
かのん・夏美「フフッ」
そして笑い声。
そして。
夏美「オーニナッツ♡あなたの心のオニサプリ♡鬼塚夏美ですのォ~♡今日はぬわ~んと(何と)・・・結女の学園祭なのですの~♡」
かのん「い、いやァ、だから私はいいよォ~ほら恋ちゃん」
恋「はい、皆さん楽しんで下さいね」
可可「今年のライブは一段と気合い入ってイマス!!!」
すみれ「・・・って、それよりオニナッツとの契約はどうなったのォ?」
夏美「そ・・・それは・・・」
千砂都「それは心配ないよ!だってもう・・・夏美ちゃんもLiellaなんだから!!!!!!!」
夏美「ほ、ホントにいいの?」
きな子「まだそんな事、言ってるんっすか?」
メイ「合宿中、あんなに練習してたのに!!」
四季「むしろ、一番張り切っていた」
夏美「あ、ああっ」
夏美は四季に背中を押され、ステージへ。
可可「ではいきマスヨ!!」
メイ「さあ!」
きな子「フフフッ」
そしてピースの円陣。
かのん「これで9人!!新しいLiella!!」
かのん「1!」
可可「2!」
すみれ「3!」
千砂都「4!」
恋「5!」
きな子「6!」
メイ「7!」
四季「8!」
夏美「9!」
かのん「今日は思いっきり・・・」
「楽しんじゃおう!!!!!!!!!!!!」
挿入歌「ビタミンSUMMER!」
歌詞
アクロバットにぶっ飛んで
青い海をこえて ハイファイヴ
何でも叶えられる Vividな季節
やんちゃモード発動中さ 遠慮なんてすんな!
夏はあっちゅう間 Happyだ
最高はショータイム さあ踊ろう
Clap your hands☆アガってこう!
たっぷり遊んじゃえ
半端じゃカッコわるい・るい・る~い!
Say イエイエイエイエ~!
ファンキーココナッツ
僕らジューシー 真夏の申し子さ
イイ感じノッちゃって
ヘブン ヘブン ヘブン
Oh ベイベイベイベ~!
クレイジーココナッツ
白いハート染めろ ビタミンSUMMER!
ハイテンション頂戴
ヘブン ヘブン ヘブン
イエイエイエ~!
ベイベイベ~!
イエイエイエ~!
ベイベイベ~!
学園祭が終わって。
夏美「は~・・・」
かのん「どうだった?」
夏美「ですのォ・・・」
「ん?」
夏美「最高だった・・・ですの・・・」
夏美「見つけたかも・・・私の・・・夢!!!!!」
今回はここまでですが。最初、オニナッツは金儲けの為、きな子ちゃん達と同行した思ったんだけど、後半になって、オニナッツの数々の挫折には痛々しいでした。彼女達は高校生だから夢を叶えるチャンスはまだまだあります。将来の夢を挫折した人には是非観て欲しい回でした。2期も半分終わりましたね。9人のLiellaはどんな風に展開していくのかが期待したいと思います。
次回は「UR葉月恋」ですが、URってスクフェスのウルトラレアの事かな?恋ちゃんが再びポンコツ振りを見せてくれそうなギャグ回になりそうです。
最後は恒例の「リエラのうた」
「迷宮讃歌」 歌・夏美
歌詞
小径の暗がりに 見つけた隠しドア
喜び開けたなら ふりだしに戻る
平気さ さあいこう めげない君の声
僕にもう一度 歩きだす勇気をくれる
近道?回り道?
分からない 試さなきゃ! Days
僕たちはくりかえし 挑戦し続けるよ
たまに間違ってもいいんだ Maze!
こわかったりしないよ この暗い迷宮で
最後には必ず 強く変われるはず