※ネタバレ注意!観てない人はスクロールしない様に!!
前回のラブライブスーパースター
担当・可可
可可「スクールアイドルを夢見て日本に来た可可!でも・・・」
可可「ダメだったです~ゥ」
可可「スクールアイドルを認めない葉月恋さんからの冷たい仕打ちに負けじと・・・」
可可「自由に部活動が出来ないなんて間違ってマス!!!!」
可可「そんな可可の熱意を受け止めて力になってくれた2人」
かのん「諦めないキモチ!!!」
可可「活動を続けるためには今月末のフェスで1位を取らなければ!」
かのん「次の私が・・・始まった!!!」
アバン
かのんは深呼吸して歌い始めるが。突然、車のクラクションが
かのん「あっ!」
可可「かのんさん?」
かのん「ゴ、ゴメン!ちょっとびっくりしただけ。歌うよ!」
歩道橋の下の歩道には通勤や通学の為なのか人が増え始めた。
かのん「あ!」
可可「かのんさん、もしかして?」
かのん「何でもない!だいじょぶ、だいじょぶ!!」
かのんは気を取り直して歌うが・・・
かのん「あれ?あれェェ?」
なかなか歌えないかのん。まだあがり症の克服はしていない様子だった。
Aパート
かのんの自宅である喫茶店で。
ありあ「やっぱりダメェ!?」
かのん「うん・・・」
ありあ「今まで大事な時以外は歌えてたのに!」
かのん「朝だし、人の少なかったから大丈夫だと思ったんだけどォ・・・」
ありあ「余計、悪くなっちゃったのかなあァ」
かのん「かもしれない・・・フェスで1位取らなきゃいけないのにィ・・・」
ありあ「お姉ちゃん・・・」
結ヶ丘で、その話を聞いた恋は。
恋「やめた方がいいのではないですか?フェスで醜態を晒せば、この学校の評判にも関わります」
それに対して可可は反論し、
可可「まだ歌えないと決まったわけじゃありません!!!」
恋「そうは思えませんが」
千砂都「とにかく、やれる事をやってみようと思う」
千砂都「まだ時間はあるし、理事長先生は許可してくれているんだから、別に問題はないでしょ?」
恋「嵐さんの練習の邪魔にならなければ良いのですが」
恋は去っていった。
かのん「ゴメンね、ちぃちゃん」
千砂都「ううん謝らないで!バッチリダンスも練習してるから!!そうだ、放課後時間ある?」
それは千砂都がバイトしているたこ焼き屋だった。
かのん「たこ焼きィ!?」
可可「わァ~美味しそうデスゥ~♡」
かのん「これと歌えない事がァ?」
千砂都「かのんちゃんが歌えなくなるのって、決まって人前とか大きなステージとかだったでしょ?」
かのん「でも、今回は・・・」
千砂都はキッパリと言った!
千砂都「その原因は絶対プレッシャー!!!フェスで1位を取らなきゃって新たなプレッシャーがかのんちゃんの中に生まれている筈だから!!」
そして
かのん「ん?いらっしゃいませェ~♡」
かのん「・・・って何でェ!?」
千砂都「Let‘sたこ焼き修業!!喫茶店のお手伝いはしてるだろうけど、不慣れな状況に対応出来ると変われるかも!!」
かのんはたこ焼きを作り始めた。
千砂都「たこ焼きって・・・」
可可「うわァァァ!!」
千砂都「作っている間、見られている事が多いでしょ?」
可可はかのんの後ろでタコの様な被り物を被ってはしゃいでした。
千砂都「つまりずっとお客さんの視線を感じながら作業する事になるわけ」
可可「美味しそう!美味しそうですゥ~♡」
かのん「成程・・・」
千砂都「そのプレッシャーの中で、ちゃんとたこ焼きを作れる様になれば・・・」
かのん「歌える様に・・・」
可可「うわ~わあ~」
千砂都「歌える様に!」
可可「歌える様に!」
かのん「歌える様に!!!!」
かのんのたこ焼きは完成したが・・・
かのん「・・・なってない・・・」
可可はたこ焼きを食べながら
可可「矢張り歌はうぇすみたいでふね(別みたいですね)」
千砂都「そんな簡単じゃないか・・・」
可可「ふぅ・・・」
場所はブティックに移し。
かのん「衣装!?」
可可「かのんさんなら、な~んでも似合いマス♡可愛い衣装を着れば気分が上がって歌える様になりマス!!」
かのん「だといいなあァ・・・」
可可「可可のオススメを試着してみましょう!」
かのんは試着室に入り。
千砂都「ん~」
可可「ワクワク♡」
着るのを躊躇うかのん。
かのん「うう・・・これをステージで・・・?」
可可「ワクワク♡」
すると試着室のカーテンが開いて。
千砂都&可可「??」
可可「どうしマシタ?」
かのん「いやァ~衣装可愛いなって・・・」
可可「でしょ、でしょ?」
千砂都「早く見たい!」
かのん「・・・まだ着てない」
可可「何故!」
千砂都「あっ!アクセサリーとかも欲しいんだ!!!」
可可「成程デス」
かのん「えェ?」
可可「可可としてはこれが一番似合うかと思うのですが・・・」
千砂都「こっちの色も会うと思うんだァ~♡」
かのん「えェェ~」
可可「成程、ではこれをワンポイントに使いましてェ・・・」
かのん「あのォ~もしもしィ?」
可可&千砂都「はいどうぞ♡」
2人はコサージュをかのんに差し出した。
かのん「そういう事じゃなくてェ・・・」
可可&千砂都「ん?」
かのん「可愛い服過ぎて、私には無理だよォ!!!!!!!」
とうとうかのんは泣き出してしまった。
千砂都「突撃ィ!!!」
可可「たァ~!!!!」
かのん「きゃあああ!」
それにびっくりした店員が3人の所に。
店員「え?」
何とか着替えを終えたかのん。
可可&千砂都「わあああァァ!!」
可可「良く似合うデス!」
かのん「あり・・・がとォ・・・」
千砂都「じゃ、撮るよ♡」
かのん「えェェェ!?」
可可「目線クダサ~イ♡」
かのん「は、はい!」
千砂都「上目使いでェ~」
かのん「こ、こう?」
かのんは安座しているポーズにして
可可「そうそう!その感じデス!!」
千砂都「可愛い♡可愛い♡」
可可「フゥ~♡」
かのんは色っぽいポーズを変えて。
千砂都「可愛い♡可愛い♡」
可可「おお!!!」
可可&千砂都「たまんねェ~♡」
可可&千砂都「ふわあ~♡」
かのん「消して・・・!!」
可可&千砂都「あっ」
千砂都「大丈夫だよ、ちょっとネット上にあげて、『いいね』をたくさん集めるだけだから」
かのん「それは全然大丈夫じゃなーいー!!!!!!」
かのんの部屋に戻って。
かのん「やっぱり無理だよ!!!そう簡単に歌えるなら今までだって苦労してないよォ!!!!!!」
可可「かのんさんは絶対歌えマス!!!その瞬間、可可は見てマシタ!!!」
かのん「偶々だよ!!今の姿が、本当の私なんだよ!!!きっと!!!」
可可「くよくよしないでクダサイ!!!!!」
かのん「あ・・・」
可可「かのんさんがいてくれたら、可可は今頑張れているんデス!!!!」
かのん「可可ちゃん。でも一度は歌えたのに、また戻ったんだよ!!どうしたらいいか・・・」
ここで可可から提案が。
可可「分かりマシタ。では今は無理に歌おうとするのは止めましょう。今回のライブは可可が一人で歌います」
可可「かのんさん程の歌唱力はありませんが、だからかのんさんはステージに立つだけでいいんデス。一緒に全力のライブをしましょう!!それが終わったら再び歌えるよう頑張ればいいんデス!!!可可、約束しまシタ。かのんさんが歌える様になるまで諦めないで!!!」
千砂都「かのんちゃん」
かのん「あ・・・」
千砂都「可可ちゃんがここまで言ってくれてるんだよ?」
かのん「・・・そうだよね・・・まずは2人で1位取らなきゃだもん。いいライブが出来る様に頑張る!!!!」
可可「はいデス!!」
千砂都「フフフッ」
可可「そうと決まったら、可可お二人に見せたいものがありマス!」
かのん「え?」
可可は頭にハチマキを付けて両手にはブレードを持っていて、3人の前には巨大な空き缶の様な物が置いてあった。
可可「ジャッジャーン!!!!」
まるでヒーロー戦隊の様なファイティングポーズをとった。
可可「どうデスカ?」
かのん「何?これェ?」
可可「初ライブを行うにあたって用意した、グループ名付きの看板とブレードですゥ!!!」
千砂都「ブレードってファンが持つものなんじゃ・・・」
可可「配りたいと思いマス!」
千砂都「うあっ!」
可可「私達を応援してくれそうな人達に!!!」
かのん「この『クーカー』っていうのは?」
可可「可可が考えたグループ名デス!!!可可の『クー』とかのんさんの『カー』を合わせて『クーカー』!!!!!!!!」
かのん「・・・どうだろう」
千砂都「でも、トレーニングの合間にこんなもの作るなんて!」
可可「好きですので」
かのん「看板はちょっと考えようか?・・・ん?」
かのんは周囲を見回って。そこにはステージがあった。
かのん「ここでライブするんだ」
可可「全部で10グループぐらい参加するみたいデス」
かのん「その中で1位か・・・」
「ういっす!!」
可可「ではまた明日!」
かのん「バイバーイ!!」
3人はそれぞれ解散した。
かのん「私じゃなかったら可可ちゃん、もっと楽だったろうな・・・はァ・・・」
するとかのんの近くにいた女子高生達が。
「えェ~サニパがァ!?」
「うっそォ!」
「ホントだ急遽参加だって!!」
かのん「あ・・・」
「かのんさ~ん!」
別れたはずの可可と千砂都が戻ってきて。
可可「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ・・・」
かのん「どうしたの?」
可可「大変デス!サニーデス!!!」
可可はスマートフォンでサニーという二人組のスクールアイドル
画像を見せた。
可可「神津島(こうづしま)が生んだスーパースクールアイドル、サニーパッション(以下サニパ)!!!!そのサニーパッションが私達のフェスに!!!!!!」
かのん「え?」
※また聖地増えるな~
ー2につづく