ラブライブ!サンシャイン!! アニメ2期 10話 シャイニーを探して

※ネタバレ注意!観てない人はスクロールしないように!
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アバン
「お嬢さまァ~!」
「鞠莉お嬢さまァ!!」と響き渡る小原家では大騒ぎの中、
幼年期の鞠莉、果南、ダイヤは伊豆の国市にある
伊豆の国パノラマパーク」のロープウェイに乗っているところだった。
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ダイヤ「どうするんですの?大事(おおごと)になっていますわよ!」
果南「諦める?」
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鞠莉「いや、流れ星にお祈り出来なかったら、きっとダメになっちゃう!」
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果南のリュックには「星座早見盤 北半球版」が置いてあった。
山頂駅に到着した3人は慌てて駅舎から出た。
ダイヤ「もっと星が見える場所は?」
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果南「わからない」
鞠莉「あっち!」
走りながらダイヤは「方向は?」と聞いて、
果南「この上に行ってみよう!」
しかし、空模様は曇り空だった。
ダイヤ「そんな!」
果南「これで確かめなきゃ、まだわかんないよ!」
果南は星座早見盤を出して鞠莉に渡した。
鞠莉は早見盤をかざしたが、雨が降ってきた。
果南「雨・・・」
ダイヤ「そんな!それじゃお祈りできませんわ!」
鞠莉は泣きながら
「来たのに・・・せっかく来たのに・・・!!」
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果南「泣かないで!」
果南は早見盤にマジックで書いて、それは流れ星の絵だった。
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果南「これで大丈夫!!」
そして今、鞠莉は当時の早見盤を見て「絶対、一緒にいられますように!」
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Aパート
高海家は新年を祝いながら、千歌は晴れ着姿で書き初めをして、
隣には正座している愛犬のしいたけがいた。
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千歌は「お年玉」という文字を書いていた。顔に何か所の墨があった。
千歌「ジャーン!明けましておめでとうございます!!」
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千歌がお年玉の文字を見せながら、千歌ママ、志満、美渡がいる居間に向かった。3人は晴れ着姿でおせちを食べていた。
千歌ママ「はい、おめでとう!」
美渡「あけおめ~」
志満「おめでとう」
千歌「それよりお正月です!お正月ですよねェ!!お正月!!!」
と千歌は千歌のママに「お正月で・す・よ・ねェ!!」と言いながら「お年玉」の文字を見せた。
どうやらお年玉の催促らしい。
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千歌ママ「こーら、はしたない!」
千歌「ゴホン、今年で高校三年になる私が言うのもなんですが、一応学生の間ではいただけるいうのは一般的だと聞いた事もありますし・・・懐も寂しいっていうか・・・」
 
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千歌ママ「あー分かってるわよ!」
千歌「やったァ!!」
それは達磨だった。
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更に千歌ママは茶会に使う野点傘(のだてがさ)だったり、
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「お年玉♡」と千歌ママは大きな球体の陶器を差し出した。
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千歌「もー!!そういうのはいいからァ!!!」
美渡「アンタ、まだもらうつもりでいたの?」
千歌は球体の陶器をなでなでしていた。
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志満「梨子ちゃん、もういらないってご両親に言ったらしいわよ~」
千歌「!」
美渡「じゃあ、千歌ももらえないよねェ~♡」
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千歌「他所は他所!!うちはうちでしょ!?
いつもお母さんも志満姉ェ達もお父さんでも言ってるじゃん!!!!」
「千歌ちゃ~ん」
千歌「来ちゃった!いい、諦めた訳じゃないからね!一旦保留だけだからね!!」
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美渡「何て強気なんだか・・・」
千歌ママ「お正月から忙しそうね」
志満「練習みたい。ラブライブの」
千歌ママ「いいよね~諦めずに続けるって」
浦女前では善子が欠伸(あくび)をしていた。
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花丸「大きな欠伸ずら」
善子「五月蠅いわね!昨日はリトルデーモンの集い!正月生放送があったの!」
千歌「寒いね~」
曜「ダイヤさん達まだかな」
鞠莉「Uターンしてきたみたいで~す!」
と一台の黒い車が来た。それは黒澤家の車だった。
ルビィ「お待たせ」
ダイヤが車から降りてきて、そして「Saint Snow」の二人も乗車していた。
聖良「明けましておめでとうございます」
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善子「わっ!本当に来たァ!!!」
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理亞「悪い!?というかその格好・・・」
聖良「!」
千歌「では皆さん!!」
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Aqours「明けましておめでとうございます!!!!」
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以上Aqoursからの新年のご挨拶でした!!
Saint Snowの晴れ着姿、見たかったな・・・
正月気分にいられる暇もなくAqoursメンバーは練習着姿に。
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千歌「寒っ!!」
理亞「アンタ達、やる気あんの?」
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千歌「一応お正月っていう事で~」
理亞「だから晴れ着で練習出来るかーいィィ!!!!!」
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聖良「いい学校ですね。私達と同じ丘の上なんですね」
千歌「うん、海も見えるし」
曜「でも、なくなっちゃうんだけどね」
聖良&理亞「えっ!」
鞠莉「今年の春、統廃合になるの。だから3月でTHE END」
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聖良と理亞は階段を降りて
理亞「そうなの?」
聖良「でもラブライブで頑張って生徒が集まれば・・・」
千歌「ですよね。私達もそう思ってきたんですけど」
聖良「・・・・・・そうだったんですか・・・」
千歌「でもね、学校の皆が言ってくれたんだ!
ラブライブで優勝して、この学校の名前を残して欲しいって」
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果南「浦の星女学院のスクールアイドルがラブライブで優勝したって、
そんな学校がここにあったんだって」
聖良「最高の仲間じゃないですか!!!!素敵です!!!!!」
すると理亞が一年トリオの所に歩を進めて
理亞「じゃあ、遠慮しないよ!!
ラブライブで優勝する為に妥協しないで徹底的に特訓してあげる!!!!」
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善子「マジ?」
理亞「マジ!」
花丸「マジずら?」
理亞「マジずら!」
ルビィ「マジですか?」
理亞「だからマジだってェ!!!」
鞠莉が前に出て
ダイヤ「どうしたんですの?」
鞠莉「こうした時って進んで行くんだね」
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ランニングでAqoursメンバーはぜーぜーと息が荒くなっているが、
Saint Snowの二人は息一つかいていなかった。
聖良「お正月ですからね、皆さん」
ダイヤ「どういう事ですの?」
理亞「随分、体が鈍(なま)っているって事よ!」
ルビィ「そうかな~」
聖良「体を一度起こさないと駄目ですね。
校門まで坂道ダッシュして、校舎を3周してきてくれますか?」
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果南以外「えーーーーーっ!!!!」
理亞「さっき言ったよ。遠慮しないって♡」
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聖良「はい、スタートです♡」
果南「これ遣り甲斐があるよね!」
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と余裕の果南。まさに地獄の猛練習。浦女に着いたAqoursSaint Snow
梨子「こんな調子で決勝なんて本当に大丈夫かな~」
Aqoursメンバーはグロッキー状態だった。
聖良「行けると思いますよ。ステージって、不思議とメンバーの気持ちがお客さんに伝わるものだと思うんです。今の皆さん気持ちが自然に伝われば、きっと素晴らしいステージになると思います!」
千歌「はい!」
ルビィ「鞠莉ちゃんは?」
ダイヤ「もう、ご両親からお電話があったみたいですが」
花丸「もしかして、統廃合中止ずら!」
善子「ホホホ、この学校は続ける事にしたぞよ」
花丸「何勝手にキャラ作ってるずら」
鞠莉が戻ってきて、
鞠莉「皆!」
ダイヤ「お話は済みましたの?」
場所は体育館に移して
ダイヤ「理事?」
鞠莉「オフコース!統合先の学校の理事に就任して欲しいって。ほら、浦の星から生徒も沢山行く事になるし、私がいた方が皆も安心出来るだろうからって」
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理亞「理事って?」
ルビィ「鞠莉ちゃん、浦の星の理事長さんでもあるの」
理亞「えっ!?」
千歌「じゃあ春からも鞠莉ちゃんと一緒に学校に!?Aqoursも続けられる!?」
曜「いや、それ留年したみたいだし」
鞠莉「大丈夫!断ったから。理事にはならないよ。私ね、この学校を卒業したらパパが薦めるイタリアの大学に通うの。だから3カ月、ここにいられるのも」
夕方、沼津駅南口でSaint Snowを見送るAqours
聖良「では!」
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千歌「もう少しゆっくりしていれば良いのに」
聖良「ちょっと他に寄る予定があるので」
ルビィ「ルビィ知ってるよ!二人で遊園地行くんだって!」
理亞「言わなくていい!!」
理亞は千歌に紙を渡して、それは聖良と考えた練習メニューだった。
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善子「うわ、こんなに!」
理亞「ラブライブで優勝するんでしょ?その位やらなきゃ!」
聖良「ただの思い出作りじゃないはずですよ」
理亞は「必ず優勝して、信じてる!」
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ルビィ「がんばルビィ!!」
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理亞「何それ?」
花丸「ルビィちゃんの必殺技ずら~」
Saint Snowと1,3年別れたトリオと別れた2年トリオは海辺で歩きながら、
千歌「イタリアか・・・」
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梨子「そうね、そうなるのかもなって何処かでは思ってたけど・・・」
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曜「実際、本当になるとね」
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千歌「あと3カ月もないんだよね」
曜「ラブライブが終わったら、すぐ卒業式で」
梨子「鞠莉ちゃんだけじゃないわ、ダイヤさんも果南ちゃんも」
千歌「春になったら、もう皆と一緒に学校帰ったり、バス停で皆とバイバイしたりもなくなって・・・制服も教室も・・・」
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3人は浜辺に来て
梨子「Aqoursはどうなるの?」
曜「3年生卒業したら・・・」
千歌は木の棒でAqoursのアルファベットを書きながら。
千歌「分かんない!本当に考えてない!何かね、ラブライブが終わるまでは・・・決勝で結果が出るまでは、そこから先の事考えちゃいけない気がするんだ」
梨子「皆の為?」
千歌「全身全霊、全ての思いを懸けてラブライブ決勝に出て優勝して、ずっと探していた輝きを見つけて、それが、学校の皆と、卒業する鞠莉ちゃん、果南ちゃん、ダイヤさんに対する礼儀だと思う!!」
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梨子は千歌に自分の手で千歌の頬を触った。
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梨子「賛成!!」
曜「大賛成!!」
夜、鞠莉は自宅で星座早見盤を見つめていた。
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Bパート
あわしまマリンパーク内にある淡島トンネルで3年トリオが歩いていた。
鞠莉「ここのトンネル、久しブゥリですね!!」
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果南「落ち着くからね」
ダイヤ「ですわね」
鞠莉「で、何の用?もしかしてイタリア行くなとか言い出すんじゃないよね?」
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果南「一年前なら言ってたかもだけどね」
鞠莉「じゃあ何の相談もなく決めたそうだから怒ってる?」
ダイヤ「それも違いますわ」
果南「話しておこう思って」
ダイヤ「実はわたくしも東京の大学に推薦が決まりましたの」
果南「私は海外でダイビングのインストラクターの資格、ちゃんと取りたいんだ」
鞠莉「じゃあ・・・」
果南「卒業したら3人バラバラ・・・」
 
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ダイヤ「ここには誰も残らず、簡単には会えない事になりますわね」
果南「一応、言っておこうと思って」
鞠莉「そう・・・」
果南「お互い相談もしないで3人とも自分で決めてたなんて」
ダイヤ「あんなにケンカしたのに相変わらずですわね、お互い」
果南「だね。ハグ、しよ♡」
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ダイヤと鞠莉はそれを応えて3人一緒にハグした。
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※結局、3人共、進路がバラバラなんだね・・・
3人は外に出て、ホテルオハラに来ていた。
果南「そういえば鞠莉、良く抜け出したっけ?」
鞠莉「それならあなた達も同罪でーす!」
ダイヤ「鞠莉さんは黙って出てくるからですわ!」
鞠莉「だって、行ったら絶対NO!と言われるに決まってるからね~」
ダイヤ「おかげで、あれから凄く厳しくなりましたもの」
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果南「抜け出せない様に、鞠莉の部屋が2階になって・・・」
ダイヤ「次は3階ですわよね」
果南「それでも駄目だって4階になって・・・」
鞠莉「最後は最上階」
ダイヤ「今考えると親御さんのご苦労が分かりますわ!」
鞠莉「だって、二人と遊んじゃ駄目なんて言うんだもん」
果南「仕舞には勘当だっけ?」
鞠莉「果南とダイヤと遊んじゃ駄目だって言うならパパもママも勘当します!!!」
ダイヤ「小学生の子供が親に勘当を言い渡すなんて聞いた事ありませんわ!」
鞠莉「それを教えてくれたのはダイヤだよ!」
ダイヤ「そうでしたっけ!」
果南「子供だったよね」
鞠莉「でも楽しかった。エブリデイ、何か新しい事が起きていた。一度しか言わないから、良く聞いて。私は果南とダイヤに会って、色んな事を教わったよ。世界が広い事。友達といると時間が経つのも忘れる程楽しい事。ケンカの仕方に仲直りの仕方。
 
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鞠莉「二人が外に連れ出してくれなかったら、私はまだ一つも知らないままだった」
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鞠莉「ずっとあの部屋から出てこられなかった・・・。あの日から3人いれば何でも出来るって、今の気持ちがあれば大丈夫だって、そう思えた!!」
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※やべ!またもらい泣きしそうだ!!
鞠莉の持っている星座早見盤の表面に一滴の水滴が・・・。
鞠莉「あっ・・・」
ダイヤ「雨・・・ですわ」
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果南「また?全くダイヤは!」
ダイヤ「待ってわたくし?雨女は鞠莉さんでしょ!?」
鞠莉「Why?果南だよ!」
果南「訴えるよ・・・ふふ」
ダイヤ「もしかしたら神様が願いを叶えさせたくないのかもしれませんわね」
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果南「3人がずっといられますように」
鞠莉「そんなの心の狭い神様は勘当で~す!!!!」
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3人はクスクス笑いした。
果南「これで、終わりでいいの?」
鞠莉「え?」
果南「このままあの時と同じで、流れ星にお祈り出来なくて良いの?」
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鞠莉「果南・・・」
果南「私は嫌だな。
3人いれば何でも出来るって思ってたんでしょ?だったらやってみなきゃ」
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鞠莉「でも・・・」
果南「それに・・・今はもう3人じゃない!探しに行こうよ!私達だけの星を!!」
鞠莉「私達だけの星・・・」
その時千歌の部屋では机の上に「おとしだま」が置いてあった。
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千歌「おおおおおお!!!!!!お年玉ァァァァ♡♡♡」
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※しいたけまで出したのかww
千歌「どれどれェ・・・」
千歌は中身を開けた。それは手書きで「温泉へGO!」と書かれていた。
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千歌「お年玉ァ~♡」
千歌は全速力で温泉に向かった。
温泉に着いた千歌は今度は「父にGO!」と立札だった。
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千歌「もー!!!」
千歌は父親のいる厨房に向かったが無口で父親は箸でジェスチャーしていた。
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※千歌パパ初登場!
千歌は志満と美渡がいる食堂に向かった。
千歌「あっ姉ェ、お母さんは?」
美渡「東京」
志満「あっ、そうそう、これ母さんが千歌ちゃんにって」
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志満は千歌ママに預かった手紙を渡した。
手紙には「玄関の玉にあるヨ!」と書かれてあった。
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千歌は玄関に向かった。
玉を見て「ラブライブ!全面協力!母父志満美渡+シイタケ」と書かれてあった。
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千歌は「みんな・・・ありがとう・・・!」
※いい「お年玉」じゃん!!
その時、果南が十千万に来て。
果南「千歌!ちょっと出かけない?」
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千歌「出掛けるって、雨だよ、あっ!!どうしたの?」
それはダイヤ達だった。
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曜「みんな集まれって」
善子「全く迷惑な話よ。今夜も放送があるっていうのに!」
ルビィ「でも、何か楽しい!」
千歌「どこに行くつもり?」
そこで一台の車が十千万の前で急ブレーキしながら到着した。
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果南「とりあえず夜のドライブ!さあ皆乗った乗ったァ!」
善子「ククク、ここから始まるのか!デスドライブがァ!?」
花丸「何を言ってるずらァ!!」
ルビィ「縁起でもないィ!!」
ダイヤ「ちょっと詰めて下さい!」
曜「千歌ちゃんは?」
梨子「上着取ってくるって」
千歌が乗車したらメンバーがポカンと口が半開きになっていた。
千歌「?」
鞠莉「準備、オーライ?」
何と、運転席には鞠莉だった。
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千歌「鞠莉ちゃん!?」
果南「海外だと必要だからね、誕生日迎えた時に取ったんだって」
鞠莉「もうすっかり慣れてるから心配しないでね」
※慣れてるって・・・その慣れが怖いんですけど・・・
千歌「結局、どこへ行くの?」
鞠莉「勿論、星を探しにね!」
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「ええええっ!!!!!」
鞠莉「レッツゴー!!!!」
と鞠莉は急発進しながらエンスト。
※危ねえな!
千歌「大丈夫?」
鞠莉「オーライ・・・」
運転中果南は
果南「それにしてもまさか鞠莉の運転する車の助手席に座る日が来るなんてねェ」
鞠莉「それは私のセリフ。まさか果南乗せて走る日が来るなんて♡」
果南「まあダイヤが運転しているよりは安心か!」
ダイヤ「そのセリフ、そっくりそのままお返しますわァ!!」
曜は向こう岸で灯りを見て「見て、船の光かな?」
梨子「綺麗ね・・・」
千歌「何かワクワクするね!」
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梨子「うん、考えてみたら、
こんな風に何も決めない9人で遊びに行くなんて初めてかも」
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鞠莉「だから皆で行きたかった」
果南「本当は3人だけの予定だったんだけど・・・」
ダイヤ「9人がいいって」
千歌「星・・・!鞠莉ちゃん!」
鞠莉「オーライ!!!!」
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と鞠莉はギアチェンジした。
※この車、MT車なんだ。どうりで出発するときエンストしたってわけか
そしてマリーはアクセル全開し、するとタイヤが浮いて、車が離陸し始めた!!
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車は星空が見える所まで高度を上げていた。
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車は西伊豆スカイラインの土肥駐車場に到着したが雨が降っていた。
ダイヤ「雨・・・ですわね」
果南「何をお祈りするつもりだった?」
鞠莉「決まってるよ!」
果南「ずっと一緒にいられますように」
ダイヤ「これから離ればなれになるのに?」
鞠莉「だからだよ!だからお祈りしておくの!
いつか必ずまた一緒になれる様にって!でも、無理なのかな?」
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千歌「なれるよ!!」
「!!」
千歌「絶対一緒になれるって信じてる!!!鞠莉ちゃんそれいい?」
千歌は星座早見盤を取って車を降りた。そして早見盤を上空にかざした。
千歌「この雨だって、流れ落ちたら必ず星が見えるよ。
だから晴れるまで・・・もっともっと遊ぼう!!」
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鞠莉「晴れなかったら神様も勘当で~すゥ!!!!!」
そして、奇跡は起こった!!上空の曇り空だったのが満天の星空に!!
曜「凄い!!本当に晴れた!!!!」
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善子「堕天使・・・?」
花丸「流れ星ずら」
そして9人はお祈りした。そして夜が明けた時は9人は熟睡していた。
千歌(見つかります様に、輝きが、私達の輝きが・・・見つかります様に)
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今回はここまでですが、今回も神回でしたね。3年トリオの進路先も明らかになってきましたし、毎回が最終回だと思われます。次回は「浦の星女学院」ですが、いよいよラブライブ決勝かな? 
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