※ネタバレ注意!!観てない人はスクロールしない様に!!
まずは前回のラブライブスーパースター。
担当・かのん
かのん「東京大会突破の為に、合宿で結束を強める事にした私達。そんな時、会見でマルガレーテちゃんが・・・」
ウィーン「本当の歌を教えてあげる」
かのん「本当の歌ってなんだろう?」
かのん「みんなで協力して曲作りしていく中で・・・」
かのん「一生懸命頑張って、皆に応援して貰って、皆と一緒に成長出来る」
かのん「9人で見つけた、私達の本当の歌。東京大会の結果が今!!!!!!!!」
アバン
前回の続きで2位の発表。会場周辺はざわめいていた。緊張の時、果たして。
かのん「ん・・・」
かのんの隣にいる千砂都がかのんの手を繋いだ。
かのん「あ・・・」
千砂都「うん!!」
千砂都は大丈夫だよって笑みを浮かぶ。
かのんもそれを応えて、笑みを浮かんだ。
モニタには2位のスクールアイドルが映し始めた。
2位は
ウィーン・マルガレーテだった。
それを見たウィーンは愕然とした。
ウィーン「クッ・・・!?」
一方、Liellaの方は。
可可「という事は・・・」
巨大モニタにはファイナリストの発表。
Liellaの映像が映し出された。
周りから拍手と歓声が響いた。
千砂都「Liella!!」
かのん「勝った・・・」
すみれ「これで・・・」
メイ「全国大会ッ!!!!!」
そう、Liellaは悲願の全国大会の切符を手にしたのだ!!
喜び合うLiella。
千砂都「かのんちゃん!!!!」
かのん「ちぃちゃん!!!!!」
メイ・夏美「やったァ~!!!!!」
きな子「嬉しいっす!!」
可可「9人で・・・」
恋「勝ちました!!!!」
ギャラリーのナナミ達も。
ナナミ「次は全国大会だァ!!!!」
ヤエ「Liellaァ!!!!!!」
ギャラリー達はLiellaの勝利に祝福している。
かのん「見て・・・みんな喜んでくれてる!!!」
恋「やっと・・・去年の記録を超える事が出来ました・・・!!!!!!」
かのん「私達と学校のみんなの力で!!!!!」
メイ・四季・夏美「うん!!!」
千砂都「フフッ♡」
かのん「やったァ!!!!」
しかし、2位に終わったウィーンは負け惜しみなのか、結果に納得出来ない様子だ。
ウィーン「有り得ない!!!!!!」
ウィーンはシブヤレポーターが持っているマイクを奪い。
シブヤレポーター「ひゃああァ!!」
こう叫んだ。
ウィーン「私は、この結果を認めない!!!!!!!!!!」
そして、マイクからハウリングが鳴り響く。
Aパート
結果に納得いかないウィーンに対し、かのんはウィーンにこう指摘した。
かのん「マルガレーテちゃん!!この結果は、聴いてくれたみんなが出してくれた答えだよ!スクールアイドルは独りじゃない!!みんなと一緒だから素敵なライブが生まれるんだと思うの!!!」
かのん「それが伝わらないなら、マルガレーテちゃんにはスクールアイドルのステージに立って欲しくない!!!!!!」
かのんに正論で叩かれ、反論出来なくなったウィーンはそのまま会場を立ち去った。
ウィーン「クッ・・・!!!」
ウィーン「フンッ!!!!」
そしてLiellaはかのんの店で祝勝会が行われていた。
「かんぱ~いィィ!!!!!!!!!!」
※勿論、ジュースだよねェ?
かのん「クゥ~幸せェ~」
きな子「こんな美味しいジュース初めてっす」
メイ「マルガレーテのせいで、一時はどーなるかと思ったけどなァ」
千砂都「1年生が頑張ってくれたから乗り越えられた!!」
可可「頼もしかったデスゥ~」
メイ「本当に!?」
夏美「ネットでも評判になってますの。今年から入った新メンバーが凄く頑張ったって!!」
夏美はスマートフォンで「熱闘!!Love Live!速報」でLiellaの東京大会突破の記事で画像には夏美達4人が映し出された。
メイ「ホ、ホントだァ・・・」
四季「メイは泣き虫」
可可「遂に次は全国大会・・・」
そして、話題はウィーンの話に。
可可「ムッ!!それにしてもムカつくのはあのウィーン・マルガレーテェ!!!!」
メイ「そうだ!!神聖なラブライブに泥を塗りやがってェ!!!!!」
怒り心頭の可可とメイ。
夏美「あの子にとって、あの発言は最悪ですのォ。物凄い勢いで批判されてますのォ」
かのん「『もう、ラブライブに出て欲しくない』」
四季「『あんなにいい歌だったのに残念』」
恋「『不満があってもあんな所で言うのはどうかと思う』」
と批判が相次いだ。
すみれ「まあ、悪いけど自業自得ね」
かのん「・・・何であんな事言ったんだろう」
すみれ「それは悔しかったからに決まってるでしょ?」
かのん「それだけなのかなァ・・・」
すると、何処から足音が。
かのん「ん?」
かのんの妹ありあが、巨大なクラッカー持って割った。
ありあ「パッピーニュー・・・イヤァー・・・!!!イエーイ!!!!フフフフッ」
※この巨大クラッカー、攻撃力ありそう。
メイ「ハッピー」
四季「ニューイヤー?」
恋「そういえば、今日は・・・お正月・・・」
かのん「あら?」
かのんはスマートフォンで確認し、時計は0時1分に回っていた。
かのん「年・・・明けた」
「えェェェェェ~!?」
9人は神社へ初詣に行ったが、人が混んでいた。
すみれは手に息を吹きかけた。
すみれ「うう・・・ううっ、流石に夜中だけであって冷えるわねェ」
きな子「北海道に比べたら、何て事はないっす。それにしても凄い人っすねェ~」
かのん「毎年こうだよ」
可可「かのんは毎年来てるのデスカァ?」
かのん「まっさか~人込み苦手だし、炬燵(こたつ)でゴロゴロしてる方がいいよ」
恋「炬燵でゴロゴロォ?」
すみれ「エッ知らないの?炬燵」
恋「はい、実は家には炬燵がなくて」
9人は他の神社に移して、本殿でかしわ手して。
可可「ここの方が空いてて良いデス」
すみれ「いちいち言わなくていいィ!!」
実はすみれが巫女している神社だ。
千砂都「でも、地元民としてはこっちの方が落ち着くかも」
かのん「だよねえ~では改めて・・・」
かのん「今年1年みんな仲良くいい歌を作って、いいライブが出来るいい年であります様に」
「あります様に!!!!!」
元旦の朝を迎えて、因みにかのんの店は正月三が日は休みで、店の外には着物を着た子供達が。
「お年玉!お年玉!お年玉!お年玉!!」
かのん「いよいよ決勝か・・・」
スクロールしながら、今でもウィーンの批判が叩かれている。
かのん「マルガレーテちゃん、まだ言われてる・・・」
かのんはマルガレーテを検索した。すると、ウィーンのSNSが映し出され。
かのん「マルガレーテちゃんのSNS・・・」
かのんは電話でトレーニングしている千砂都に連絡。
千砂都「音楽学校?」
かのん「うん?マルガレーテちゃん、高校からはお姉さんのいる、ウィーンの音楽学校に入ろうとしたみたいなんだけど・・・不合格になって・・・」
千砂都「わあァ・・・」
かのん「SNSの投稿をお父さんにちゃんと翻訳して貰ったら、そう書いてあったの」
千砂都「そうなんだ。でも、ラブライブにはどうして出場を?」
かのん「それは書いてないんだ。不思議だよね・・・見返す為・・・とか?」
千砂都「でも、ウイーンにいたんでしょ?その為だけにわざわざ日本に?」
かのん「だよね・・・」
千砂都「気になる?」
かのん「え?・・・うん。不合格になったって聞いて、気持ち分かる気がするんだ。こんなに歌、頑張って来たのに、どうしてって」
千砂都「そうだよね」
かのん「あ、トレーニング中、ゴメンね。また何か分かったら連絡する」
会話を終え。かのんはウィーンのツイッターを閲覧し、一枚の画像に気付いて。
かのん「あっ・・・これ・・・今・・・」
※ウィーンのフォロワー数、東京大会前はかなりあったけど、問題発言以降、急激に下がった様だけど、それでもごんもくのフォロワー数より多いじゃねーか!!
かのんは神宮競技場(新国立競技場)に向かい。
かのん「ハァ・・・ここだ・・・あ!」
そこにはウィーンがベンチに座っていた。ウィーンは寒空の下、空を眺めていた。
ウィーン「ん?」
かのん「マルガレーテちゃんだよね?」
ウィーン「え!人違いじゃない?」
すると、ウィーンのスマートフォンからエーデルシュタインが流れ。
ウィーン「いっ!?」
ウィーン「うわああああ!!!」
ウィーン「もー!ハァッ・・・」
ウィーンはベンチの右側に移動しかのんに隣に座れとジェスチャー。
ウイーン「フンッ!」
かのん「ウィーンの音楽学校・・・入学出来なかったんだよね?」
ウィーン「え・・・」
かのん「お姉さんと同じ学校に入りたかったのに、入れなかったんでしょ?」
ウィーン「何処で聞いたの?」
かのん「書いてあった」
かのん「私もね昔、受験失敗したんだ。音楽科目指してたんだけど落ちちゃって・・・」
ウィーン「一緒にしないで!!!アンタなんかとはレベルが違うんだから!!!!」
かのん「でも夢が奪われた様に思えたのは、きっと同じ」
かのん「私ね、小さい頃から夢があったの。世界に歌を響かせたい。自分の歌で世界中の人を笑顔にしたいって、だから一杯練習したけど、それが楽しくて何も苦じゃなかった」
かのん「でも、人前で急に歌えなくなった。その時の私には音楽科なんて夢のまた夢・・・」
ウィーン「同情してるっていうの!?」
かのん「違うよ!!同情なんかじゃなくて・・・」
ウィーンの怒りが収まらず。
ウィーン「ふざけないで!!!!!私に勝って、人の夢をあなたは奪ったのよ!!!!!!!」
かのん「夢を奪った?」
ウィーン「アッ・・・」
口が滑ってしまったウィーン。
ウィーン「何でもない!」
かのん「どういう事!?」
ウィーン「・・・帰る」
かのん「マルガレーテちゃん!!」
かのんは去っていくウィーンを止めて。
かのん「私がマルガレーテちゃんの夢を奪ったってどういう事!?」
かのん「どういう事!?」
しつこく詮索するかのん。
かのん「教えて!!!」
ウイーン「条件だったの」
かのん「え?」
ウイーン「向こうでもラブライブは少し知られた存在でね、受験に落ちた私がそこで優勝出来たら、推薦で編入を考えてもいいって」
かのん「編入・・・」
ウィーン「私の家は、音楽一家なの。家族に推薦して貰えば、学校に入れる可能性は上がる。お姉さま達と肩を並べる事が出来るかもしれない」
※音楽一家といえば虹学のミア・テイラーの家族もそうだったな。
かのん「それでラブライブに・・・」
ウィーン「当然でしょ?じゃなきゃ私があんな下らない大会に出る筈ない」
しかしかのんは反論し。
かのん「下らなくないよ!!ラブライブは!!!」
ウィーン「下らないわ!!!!私より、あなた達の方が上だなんて。そんな評価を下すステージも観客も、みんな下らない!!」
音楽一家のプライドからなのか、スクールアイドルを見下すウィーン。
ウィーン「あなたなら分かるでしょ?どっちの歌が上手かったか。何なら今から決勝を辞退してもいいのよ?」
かのん「それは出来ない!だって私達の方から勝っていたと思うから!!!」
ウィーン「何かを言うかと思ったら・・・」
かのん「私達は全員、みんなに歌を届けたいと思って歌っていた。一つになれたらと・・・」
かのん「その想いは・・・あなたより強かった」
ウィーン「フンッ!イミワカンナイ!!!」
※西木野真姫かよw
ウィーンは不機嫌そうにかのんの所から去っていった。
新学期が来て、結ヶ丘の体育館でLiellaの決勝進出の報告会が行なわれた。
恋がLiella代表として挨拶し。
恋「皆さんのお陰で、決勝に進出する事が出来ました!!!!」
恋「生徒会長として、Liellaのメンバーとして、改めてお礼を言わせて下さい!!ありがとうございます!!!!」
列の最後尾に並んでいるヤエ・ナナミ・ココノの3人は叫んで。
ヤエ「その勢いで優勝だァ!!!!!」
ココノ「今のLiellaなら夢じゃな~いィ!!!!」
ナナミ「結ヶ丘全員の力を合わせて応援しよう!!!!」
恋「皆さん・・・!!」
ヤエ「優勝だァ~!!!!!!」
かのん「優勝・・・」
千砂都「ここまで来たんだもん。次も笑顔で終われるよう頑張ろ!!」
かのん「うん!!!」
可可「1年生も2年生も、いい人ばかりで、可可、幸せデス!!」
かのん「きっと引き寄せるんだよ。恋ちゃんのお母さんが・・・」
Liellaの隣には理事長が拍手を送っていた。
すみれ「そうね」
夏美「その通りかもしれませんの!」
きな子「二人が言うと、微妙に説得力がァ・・・」
すみれ・夏美「何でェ!!!!」
きな子「はわわわわァ!!!」
千砂都(小声)「ステージ上だよ!」
すみれ・夏美「うわあ!」
きな子「アッ」
報告会終了後、部室で、きな子はすみれによるジャンケンブルドッグの刑。
きな子「ううゥゥ~」
すみれ「さっきの『微妙』ってどーいう意味ィ~♡」
きな子「ふィィィ・・・人徳というか、何というかあ~」
夏美「そうですの。すみれ先輩の人徳のなさには納得ですがァ」
すみれ「待ちなさい!!どいつもこいつも!!!私はあなたみたいにお金に意地汚くなんかないわァ!!」
夏美「意地汚いとは何ですのォ!?グソクムシ先輩でも、言っていい事と悪い事がありますのォ!!」
これにはすみれは驚いて。
すみれ「誰に聞いたァ!?」
夏美はスマートフォンですみれが子役時代に歌った「グソクムシの歌」の動画を見せた。
夏美「既に結構有名ですのォ♡」
すみれは両手で顔を隠し。
すみれ「あああああァァァァ!!止めてェ~!!!」
それを見た千砂都は可可に聞いて。
千砂都「ほっといていいの?可可ちゃん」
可可「はい!遊び相手が出来たみたいで清々するデスゥ」
夏美「遊び相手ではないんですの!!」
千砂都「はい、お喋りはそこまで!!」
かのん「決勝に向けて、今日から練習だよ!!」
すると部室の扉から誰かが来た音が。
かのん「理事長?」
ー2につづく