※ネタバレ注意!!観ていない人はスクロールしない様に!!
まず、恒例の前回のラブライブスーパースター
担当・四季
四季「スクールアイドルが大好きな1年生のメイ」
メイ「興味ねーっつってんだろォ!!!!!」
四季「不器用なメイは幼馴染の私とも衝突」
メイ「この顔だし、この性格だぞ!」
四季「じゃ、科学室にも来ないで!!!」
かのん「メイちゃんが迷っているのは、四季ちゃんがいるからでしょ?」
四季「メイの影響で私もスクールアイドルへの興味が・・・」
メイ「似た者同士が出会えたんだ。少しだけ素直になってみないか?」
四季「こうしてLiellaは8人となった!!!!」
アバン
1年の教室では、メイと四季がスクールアイドル部に入部した事で話題になった。
「スクールアイドルに入部ゥ!?」
「米女さんと若菜さんがァ!?」
きな子「そうなんすよ!そうなんすよォ~!!!!同じ学年の仲間が、一度に二人も!!!」
「もっと応援しなきゃだね!」
「いつか3人の誰かがセンター取っちゃったりして!!」
きな子「いやいやァ~」
きな子は照れながら四季とメイの肩を叩いて。
きな子「まだまだ、先輩には遠く及ばないっすよ~」
そんな彼女達を尻目に、オニナッツこと鬼塚夏美は右手を腰を押さえながら、スマートフォンでエルチューバーで自分の動画を確認し、チャンネル登録者数68人という少ない数だった。
夏美「ううゥ・・・全く再生数が伸びない・・・」
すると夏美の腰に違和感が。
夏美「くっゥッ!いたた・・・引っ越しのバイトはオニですのォ・・・」
「見て!」
夏美「ん?」
「Liellaのフォロワーまた増えてるよ!!」
きな子「ほんとっす~!」
夏美「Liella?」
夏美はLiellaのツイッターを見て、フォロワー数が113620という驚異的な数字だった。
※それに比べてごんもくのフォロワー数は・・・
夏美「なんと!いつの間にかこんなフォロワー数が増えていたとは・・・」
そして夏美はLiellaの画像を閲覧。
夏美「はッ!!そうですのォ!!これを利用すれば・・・にゃはァッ~!!!」
夏美は名案が浮かんだ。
夏美「マニーですの・・・マニーですのォ!!!!!」
夏美は立ち上がったが、またしても腰に痛みが。
夏美「あぎゃッ!!ぐぐぐぐぐゥッ・・・」
Aパート
スクールアイドル部室では。
可可が大きなポコポコハンマーを持って。
可可「ジャジャーン!!新たなメンバーを迎えるにあたり部室を拡大致しましたァ!!!」
すみれ「アンタ一人でやった訳じゃないでしょォ!」
恋「協力してくれた理事長に感謝ですね」
すみれ「私達、矢張り、期待されてるのね!!」
千砂都「練習メニューを少しリニューアルしてみたよ。1年生に増えたし、それぞれ合ったところから始められたいいかなって」
かのん「流石、ちぃちゃん!」
早速練習。
きな子「ひィ~!さっきのステップ難しいっす~」
メイ「私も!・・・って何で四季は立ってられるんだよォ~!」
四季「私も結構ギリギリ」
千砂都「ダンス、やってたの?」
四季「何も」
可可「ではもしかして、スクールアイドルの動画を観て家で練習した事が・・・!」
四季「それは・・・」
かのん「フフフッ、恥ずかしながらなくても大丈夫。ここにいるみんな全員やってるから」
きな子「じゃあ、メイちゃんも?」
メイ「嗜む・・・程度に・・・」
四季「でもメイはそれだけじゃない」
メイは音楽室でピアノを弾いていた。曲は「Tiny Stars」
弾き終えたメイは。
メイ「まあ、この位なら・・・」
かのん「メイちゃん!すご~い!!」
恋「これは作曲の新たな力になりますね!!」
メイ「無理無理無理!!勘弁してくれよォ!!」
きな子「羨ましいっす!!」
四季「メイ、音楽とアイドルが大好きだから」
メイ「だからちょっとだけだって!!!」
きな子「それに比べてきな子は・・・」
かのん「そんな事ないでしょォ~」
きな子「え?」
すみれ「歌詞ノートに書き溜めてるの知ってるわよォ~♡」
きな子「あれは・・・いい言葉が思い付いたら書きためてるだけで、全然・・・」
メイ「だったら私のピアノだって、恋先輩に比べたら・・・」
四季「私のダンスも・・・」
先輩達と比べてしまうと敵わないと落胆するメイ達。
かのん「いいんだよ」
2期生「あ・・・」
すみれ「既にみんな上手だったら、私達先輩の立場がないでしょ?」
千砂都「頑張って!練習して!少しずつ伸ばしていけばいいの」
恋「まだ始まったばかりなんですから」
2期生「あ・・・」
部活が終えて帰り道での四季達。3人は溜息。
四季「とは言ったものの・・・やっぱり2年生は凄い人ばかり・・・」
きな子「っすね・・・」
メイ「来年の今頃になれば先輩達みたいになれてるのかなァ・・・」
四季は鞄からタブレットを取り出し、早速シミュレーションしてみた。
四季「到底、無理」
きな子「ううう・・・」
メイ「何とかしないと」
その3人をカメラ目線でスマートフォンで隠し撮りしていた。鬼塚夏美だ。
夏美「クックックゥ~あの3人がスクールアイドル部に入った事で1年生からの人気が急上昇中。私ともあろう者が、さっさと利用すべきでしたの」
夏美「Liellaのフォロワー数と動画の再生回数。そこにオニナッツのプロデュースによって起きる効果を加えるとォ~」
夏美は驚いて。
夏美「にゃは~!!!!マニーですのォ・・・」
夏美「この世の全てはマニーですのォッ~!!!!!!!!」
※金の亡者だなwww
後日、夏美はスクールアイドル部の部室に訪問。
かのん「新たな・・・」
千砂都「1年生?」
すみれ「急に次々と・・・」
恋「それだけ、1年生に浸透したという事でしょう!」
可可「遂に・・・来たデスカァ!!」
メイ「遂に9人なんだなァ!!」
可可は泣き始めて。
可可「ううゥ~!!」
すみれ「そりゃそうでしょ!8の次なんだから」
可可「だからすみれは何も分かってないというのデスゥ!!!スクールアイドルにおける『9』は絶対数!!!!」
メイ「そう!数々のレジェンドスクールアイドル達が作り上げた『9』の奇跡!!!!!!」
きな子「そうなんすか?」
四季「・・・みたい」
メイ「これで遂にィ!!!!」
メイは裁判でよく使う紙で赤い字でレジェンド書かれていて、可可はプラカードを持ってレジェンドの文字だった。二人は大興奮!
可可「Liellaもレジェンドスクールアイドルの資格を得たのデスゥ!!!!!!!」
しかし。
夏美「あのォ~」
メイ「はい!?」
夏美「盛り上がってるところ・・・」
可可「ハイ!!!!」
夏美「申し訳ないのですがァ・・・」
かのん「ええ~!?入部希望じゃないのォ!?」
メイ「ぬか喜びかよォ!」
可可は机でグンニャリしていた。
すみれ「アンタ達が早合点しただけでしょォ」
恋「それではどういったご用件で・・・」
夏美は縁の黒い眼鏡を付けて、名刺を差し出した。
夏美「わたくし、鬼塚夏美と申しますの」
かのん「CEO」
きな子「それ、きな子も昔貰ったす」
すみれ「知らないの?代表取締役社長。ショウビジネスの世界では常識よ?」
因みにCEOはChief Executive Officerの略である。
四季「つまり・・・」
夏美「はい、動画配信を中心にした株式会社オニナッツの代表を務めさせて頂いておりますの」
かのん「社長ォ?高校生なのにィ?」
夏美「別に最近では珍しい事ではないのですのよォ~」
恋「ですから、ご用件は?」
夏美「はい!今日来たのは、ご相談がありまして」
かのん「相談?」
夏美「はい、実は・・・我が社でLiellaさんのプロデュースを担当させて頂きたいんですのォ~!!!!」
夏美「イエーイ!!!パチパチ~!!!!フゥ~!!!!」
一人ではしゃぐ夏美。
きな子「プロデュースってなんすかァ?」
四季「簡単に言うと企画と宣伝」
夏美「YES!はい!!その通り!!!」
夏美はタブレットで自分のチャンネルを見せて。
夏美「動画を配信させたり、ネットを使ってLiellaの魅力を外に向けて広げたり!」
千砂都「何か大人の世界だねェ」
夏美「そんな事ありませんですのォ!!!!今や高校生でも自分でプロデュースしている人は沢山いる時代!」
恋「確かにそういった事を誰かにお願い出来れば、練習に集中出来ますね」
夏美「YES!!」
きな子「悪い話じゃないっす」
すみれ「待って!言っとくけどお金はないわよ私達!!」
夏美「分かっておりますの。ご心配なく~フフッ♡」
夏美はダブレットのモニタには契約書を見せた。
部活を終えて可可のマンションの外で。
すみれ「報酬は受け取らない、但し、製作費の実費として動画収入を株式会社オニナッツが受け取る事とする」
すみれ「・・・ってこれOKしたのォッ!?」
かのん「うん、別に私達お金儲けしたい訳じゃないし」
すみれ「でも・・・」
可可「配り終わりマシタァ~始まりますヨ~」
可可は手提げバッグを縄で吊るし降ろし、二人のところに。
可可「大貧民と貧民はいいカードをここに~」
Liellaはトランプゲームの大富豪をしていた。かのんとすみれはカードをバッグに入れ、そして可可は縄で引っ張り始めた。
すみれ「そっちのカードもよこしなさいよ!!」
可可「恵んでやるデェ~スゥ」
すみれは怒りをあらわにしながら。
すみれ「ぐぬぬ!権力を振りかざす大富豪めェ!!!今に見てなさいよ!!」
かのん「これで私達、3回連続貧民と大貧民だねェ」
すみれ「何、ニコニコしてんのよォ!!少しは悔しがりなさい!!!!」
かのん「でも、私こっちの方が落ち着くというか・・・」
すみれ「外でトランプしてたら可笑しい人だと思われるでしょォ!!!!革命よォ!!!!!革命ィ!!!!!!反撃の狼煙を上げるわよ!!!!」
すみれ「今、何持ってるのォ!!カード交換し合いましょ」
かのん「ズルしちゃ駄目だよ」
可可「かの~ん!ゴメンなさいデス。部屋が狭いばかりに」
可可の部屋には要所要所荷物が置いてあって、狭くなっているのだ。
かのん「ううん、気にしないで~!でも本当に・・・こんなんで宣伝になるのかなァ・・・」
かのん達が離れた場所に夏美が撮影の準備。
夏美「ご心配なくですの。Liellaの日常というコンセプトですので、皆さんは気にせずゲームを楽しんで下さいですのォ~ではオープニング撮り始めま~す♡」
撮影が始まって。
夏美「オニナッツー!!あなたの心のオニサプリ!!オニナッツこと鬼塚夏美ですのォ~♡今日は何と、夏美の通う高校のスクールアイドルが登場しちゃいますのォ~♡」
夏美「エルチューバーとして、ずっと思っていた~!!Liellaに会いたい!!その人気の秘密を探りたいんですのォ~♡」
かのん「凄いテンションだねェ・・・」
かのん&すみれ「ん?」
夏美「では、Liellaの日常に潜入してみま~すの~!!」
夏美は二人に近づいて、カメラ目線をかのんに向けた。
かのん「ううッ!私じゃなくて、すみれちゃんの方、撮ってよォ!!」
すみれ「ちょっと!!」
すると可可が。
可可「すみれェ~順番デスヨォ~」
すみれ「クッ!見てなさいったら見てなさいよォ!!フンッ!!!」
可可の部屋では。
可可「さあ続けましょう!」
恋「ですが・・・」
きな子「このままだと・・・また可可先輩が大富豪になりそうっす・・・」
メイ「だからスぺ3返しありにしろって言っただろ」
千砂都「そもそも8人でやるのは無理があるんじゃ・・・」
四季「じゃ、私次抜ける」
メイ「私も」
千砂都「・・・ってそれじゃ意味ないよォ~」
恋は近くにあるゲーム機に気付いて。
恋「ん?これは何ですか?」
※Switchだ
可可「ゲーム機デスヨ」
恋「ゲーム?コレがァ?」
千砂都「恋ちゃん、知らないのォ?」
恋「はい、実は・・・」
外では。
かのん「どうしたんだろ・・・」
すみれ「オ~イ!!順番どーなってるのォ!?いつまで待たせんのよォ~!!」
可可の部屋から
「わァ~」
かのん「あ?」
すみれ「ん~」
部屋にはゲームに夢中になっていた。
きな子「5っす!5出してェ!!」
恋「いきます!!」
振ったサイコロは4だった。
きな子「あァ~惜しい!」
千砂都「よし!!これは逆転のチャンスゥ!!!メイちゃんよろしくゥ♡」
メイ「あ・・・私!?」
千砂都「同じチームでしょ?10だよ10!」
メイ「う・・・よし!」
メイ「あっ・・・」
2個のサイコロを振って、合計10だった。
きな子・恋「ああ・・・」
メイ「や、やったァ~!!」
千砂都「凄いよ、メイちゃん!」
千砂都・メイ「イエーイ!!!!!!」
シャッター音が。
千砂都・メイ「ん?」
メイ「撮るなァ!!お前も!!!」
夏美「撮影ですの」
そして、かのんとすみれも来て。
すみれ「アンタ達ィ!!よくもほったらかしてくれたわねェ!!!!」
撮影を終えて。
夏美「今日はお疲れさまでした~♡」
千砂都「案外、ゲーム楽しかったね」
かのん「恋ちゃんの意外な一面も見られたし」
恋はゲームにハマったのかスマホゲームに夢中になっていた。
恋「やりました!また1位です!!」
かのん「すっかり夢中だね」
きな子「では失礼するっす」
可可「また明日デスゥ~」
かのん「夏美ちゃん、今日は遊んでるだけだったけど、大丈夫かな・・・」
夏美「とんでもない!寧ろ、そういう動画をファンは待っていたんですの!!では、後ほど編集してあげておきますのォ~」
2期生トリオは自動販売機でジュースを買って。
きな子「楽しかったっすね~」
メイ「まーな」
四季「普段は意外とみんな普通」
きな子「そうっすよね。練習の時はどの先輩も凄いから近寄り難かったんすけど・・・」
メイ「私達が思ってるだけで、そんなに差は・・・」
後日練習でも
メイ「やっぱり・・・ある!!」
きな子「動けないっす~」
千砂都「ゴメン、ちょっとハードだった?夏休み明けには地区予選が始まると思うと、ついつい力入っちゃって」
恋「気温も高くなってますから、同じメニューでも負担は大きいですし」
かのん「ペースは気にしていこう」
その頃、夏美は。
夏美「にゃは~マニー・・・来ましたのォ・・・再生数が・・・再生数が・・・!!」
タイトルが「リエラとあそんでみたー!」の再生数が51312回で、オニナッツチャンネルの登録者数が3620人に急上昇して、Liella効果は大成功だった。
夏美「どんどんマニーになってゆく~!」
夏美は部屋の窓を開けて。
夏美「マニーは天下の回りもの、遂に私に回って来たんですのォ~♡」
と、再び腰に痛みが走った。
夏美「はにゃッ!!のおおおォォォ!!!!!」
ー2につづく