ラブライブ!スーパースター!!TVアニメ2期4話 科学室のふたりー2

※ネタバレ注意!観てない人はスクロールしない様に!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Bパート

学校の帰り、四季はかのん達を連れて、ある場所にいた。

四季「ここ」

かのん「ここって・・・?」

それはレンガ造りのマンションだった。

四季「あの2階の端の部屋」

きな子「なんすか?何かあるんすかァ?」

千砂都「ここからだと、よく見えないけど・・・」

すみれ「うァッ!!」

可可はすみれをしがみつく。

可可「待つデスゥ!あそこに貼ってあるのは・・・」

可可は双眼鏡で眺めてみると。

可可「やっぱりそうデスゥ!!Liellaのポスター!!」

可可は部屋にある本棚に視線を移して。

可可「その下は3年前限定で出た歴代スクールアイドル大全!」

可可「更に、その横には・・・」

すみれ「棚の上にも何かあるわよ」

可可「えっ・・・なァァァァッ!!!!!」

可可が眺めたのは「伝説のアイドル伝説」と書かれているDVD-BOXだった。

きな子「可可先輩?」

可可は泣きながら。

可可「伝説の・・・デン・・・デン・・・デ~ン・・・」

すみれ「何泣いてんのよォ!!!」

可可「何、言ってるデスカァ!!!この目で初めて観たのデスヨォ!!!!あの伝説のDVDデスヨォ!!!!!!」

可可は興奮のあまり中国語で喋り始めた。

可可「这可是在二手网站永远能拍出天价!!!」(訳・ネットオークションでは常に高値を叩き出してマスヨォ!!!)

すみれ「はいはいはいはい!!!」

※μ'sのアニメでかよちん(小泉花陽)も伝説のアイドル伝説DVD-BOXを見て興奮してたな。(ラブライブ アニメ1期5話、にこ襲来にて)

可可「ああッ!一体、誰の部屋なのデスカァ!?」

千砂都「あっ見て!」

何と部屋にメイが。

かのん「メイちゃん?」

四季「隠れて」

メイはガラス窓を開けて。

メイ「何か視線を感じた様な・・・」

可可「ううッ!」

すみれ(小声)「見つかっちゃうでしょォ!」

きな子「ううッ・・・!」

きな子の鼻には隣にいる恋のポニーテールの部分に当たって、きな子の鼻がムズムズしてきた。

きな子「は、はァッ・・・」

クシャミしてしまったきな子。

きな子「はくしゅう!ゴメンなさい!!」

きな子は後ろに振り向いた。

きな子「あ・・・」

メイは三度、鬼の様な形相。

きな子「ひィィィッッ!!!!!!」

メイ「ん・・・気のせいか・・・」

メイは振り向いていった。

きな子「ヘ?」

四季「メイ、視力、そんなに良くないから」

きな子「そうなんすかァ?じゃ、もしかしていつも睨み付けているのも・・・」

四季「目が悪いだけ。眼鏡付けろって前から言ってるんだけど」

きな子「それでクラスでちょっと怖がられているんすねェ・・・」

千砂都「ちゃんと言えばいいのに・・・」

四季「口下手だから」

かのん「四季ちゃんとメイちゃん、昔から友達なんだ?」

四季「友達?」

かのん「え?違うの?」

四季「友達・・・分からない」

かのん「あ・・・」

四季は自分の中学時代を振り返った。

四季(初めて会ったのは中学の頃、もともと私はいつも一人、それで全然平気だった)

四季は自分の机で科学の本を読んでいた。四季はメイが帰るところを見ながら、メイも四季を見つめた。

「メイちゃん!行くよ!」

メイ「あっ、先行ってて」

四季(最初は声を掛けてきただけ)

メイ「ねェ、一緒に行かない?」

四季「・・・・・・・・・」

四季(それで終わりの筈だった。でも・・・)

後日。

メイ「ったくゥ、うるせーなァ!!!嫌だって言ってるんだ!!!!」

四季はメイの声に気付いて。そしてメイは教室に入った。

メイ「・・・あ」

四季が読んでいるのは「カメの飼い方」だった。

四季「邪魔?」

メイ「いやァ・・・フフッ」

メイは四季のところに来て。

メイ「邪魔なのは私の方だろ?」

メイ「ハァ・・・誰かと仲良くしろとか、誰かと仲良くしたくないとか、何でグループってああ面倒な事になるんだろうなァ」

四季「あ・・・」

メイ「案外、私もお前みたいに一人の方が好きなのかもな。フフッ」

四季(冗談だと思った。けど、メイとはそれから毎日、一緒にいる様になって)

四季(私が科学部を作ろうとしてるって知ったら、科学に興味も無いのに入ってきて)

四季は左手に乗っているオオクワガタを見せてメイは驚き。

メイ「ひィィィッ!!!」

四季「フッ」

回想は終わり。

かのん「本当はスクールアイドル好きなのに?」

四季「メイが、この学校を選んだのは、スクールアイドルをやってみたいって思っていたから。『Liella』がいたから」

すみれ「なのに、いつまで経っても始めない」

千砂都「四季ちゃんは?スクールアイドル部に体験入部してくれたのはメイちゃんの為?」

四季は無言で頷いた。

四季「ごめんなさい・・・」

かのん「気にしないで」

千砂都「だとしたらメイちゃん、きっと四季ちゃんを一人にしたくないんだと思う」

四季「何故?」

かのん「だって、科学部は四季ちゃんとメイちゃんしか・・・」

四季「訳分かんない。私はメイに何もしてあげてないのに」

その頃、オニナッツこと鬼塚夏美は引っ越しのバイトしていて、荷物をトラックへ積み込み作業していた。

夏美「ひィ~!!!腰が・・・夏美の腰がァ・・・!!」

夏美「オニナッツですのォ!!!帰ったら動画の撮影に編集もやらなきゃですのォ・・・」

するとかのん達が通りかかってきた。

夏美「ああ、忙しいィ~」

かのん達はメイを見つけた。

四季「隠れて」

かのん「え?」

メイ「随分遅いな。どこ寄り道してたんだ!」

四季「・・・何」

メイ「どーするつもりなのか聞いておこうと思ってな」

四季「素直になった方がいい。スクールアイドル部の人、みんないい人」

メイ「私の事じゃねーよ!!!お前の事だよ!!!!」

四季「私は一人が好き。一緒にいてなんて頼んだことない!新設校だから、部員が一人でも、科学部は無くならない。心配しないで、早くスクールアイドル部に行って」

メイ「だから言ってるだろォ!私は向いてないって!!!」

四季「じゃ、科学室にも来ないで!!!」

メイ「え?」

四季「興味ないのに、いつもいられると寧ろ迷惑!」

と四季は去った。メイは何も反論出来ず、ただ、茫然と立ったままだ。

可可「どうしまショウ」

千砂都「向いてない・・・」

千砂都は幼女の自分を振り返った。

ロリ千砂都「うえ・・・ひっ・・・ウッ・・・ウッッ・・・ううっ」

ロリ千砂都はただ泣いているばかりだった。隣にいるロリかのんは。

ロリかのん「出来るよ!ちぃちゃんは何だって出来る!」

ロリ千砂都「ううッ・・・ウッ・・・出来ないよォ・・・」

ロリかのん「ちぃちゃんは自分が出来ないって思い込んでるだけ!だから大丈夫!!」

ロリ千砂都「かのんちゃん・・・」

回想は終わって。

可可「とにかくあそこまでスクールアイドルに詳しいのデスゥ!!ゴールデンルーキーに違いないデスゥ!!!!何とかしまショウ!!!!」

すみれ「がっつくなァ!!」

可可「がっついてません!!!!!」

かのん「ハァ・・・上手くいかないなァ・・・」

千砂都「向いてない・・・」

かのん「え?」

千砂都「決めちゃったよね、メイちゃん」

かのん「え?うん」

千砂都「出来るって思えば出来るかもしれないのに」

かのん「あ・・・」

千砂都「かのんちゃん・・・あのね!!」

後日、結ヶ丘の記念すべき第一回の部長会が行なわれようとしていた。進行は生徒会長の恋。

恋「ではこれより、結ヶ丘女子高等学校、第一回部長会を始めます」

各部長は自己紹介を始めた。

四季「科学愛好会部長、若菜四季」

「んっ!!」

四季の隣には千砂都が席に着いて起立した。

千砂都「スクールアイドル部部長、嵐千砂都です!!!」

何とスクールアイドルの部長は千砂都だったのだ。それを覗いているかのん達。

かのん「ちぃちゃん・・・!!」

回想で。

恋「千砂都さんが」

可可「部長?」

千砂都「迷惑かけるかもしれないだけど、自分にも出来るじゃないかって・・・チャレンジしてみたいんだ」

可可「素敵デスゥ~」

きな子「ついてきます先輩!!」

すみれ「うん!」

千砂都の部長決定に誰一人反対する人はいなかった。

千砂都「みんな!!」

かのちぃ「フフッ」

夕方、かのんは一人でベンチに座っているメイを見つけた。よっぽど、四季に強く言われたのが応えたらしい。

かのん「メイちゃん!」

メイ「アッ!!」

メイ「何だよ!スクールアイドルなら始めるつもりはないぞ!」

かのん「どうして?」

メイ「分かるだろ!!この顔だし、この性格だぞ!!どう考えても向いてないだろ・・・」

かのん「やった事もないのに『向いてない』は禁止だよ!!」

メイ「うるせェ!!!!!」

メイは立ち去ろうとしたが。

かのん「メイちゃんが迷っているのは四季ちゃんがいるからでしょ?一緒にいたいからでしょ?」

メイ「そんな事・・・大体、アイツは一人の方がいいって言ってるんだ!」

メイ「私が邪魔だって・・・」

かのん「そんなの嘘。メイちゃんだって気付いてる。だって二人はそっくりだもん」

メイ「ハァ?私と四季がァ?冗談言うなよ!!全然違うだろ!!!」

かのん「そうかな」

かのん「恥ずかしがり屋で寂しがり屋で、そんな自分が嫌だから、ついついこれでいいんだって、私はこうしていたいんだって、自分に言い聞かせて・・・」

かのんは自分の手でメイの手を掴んだ。

メイ「あっ!」

かのん「四季ちゃんも一緒だと思う。屋上で二人を観たとき気付いたんだ。メイちゃんと一緒で。四季ちゃんもメイちゃんが好き」

メイ「ウッ!!!」

かのん「だからきっと、四季ちゃんもスクールアイドルの事・・・フフッ♡」

その頃、四季は科学室で一人ぼっちで亀を眺めていた。四季はこう呟いた。

四季「・・・スクールアイドル」

四季はいきなりダンスを始めた。

メイ「そういう事か♡」

何と、四季の背後にはメイの姿が。

メイ「まさかお前もとはなァ~?」

四季「別に好きじゃない。ただメイが興味あるみたいだから調べていただけ」

メイは鏡で四季の顔を見せた。

四季「ハッ!!」

メイ「顔、真っ赤だぞォ♡」

四季「こんな・・・笑顔一つ、上手に作れない子にスクールアイドルなんて無理」

メイ「それ言ったら私はどーなる」

四季「それは平気。メイは可愛いから」

メイ「お前の方が可愛いだろ!!」

四季「可愛くない!!!」

メイ「フッ!」

四季「ウッ・・・」

メイ「可愛い」

四季「い、言わないで」

メイ「折角、似た者同士が出会えたんだ。少しだけ、素直になってみないか?」

メイは四季の手を繋いだ。

メイ「四季が近くにいてくれたら・・・頑張れそうな気がするんだ」

四季「あ・・・」

二人は満面の笑みで見つめていた。

後日、屋上で。

恋「今日から新たな二人が加わる事になりました」

四季「ん」

メイは緊張しながら。

メイ「よ、宜しく・・・!!」

千砂都「これは二人とも、ステップの前に笑顔の練習だね♡」

すみれ「仕方ないわねェ~お手本見せてあげるわ。ギャラクシーィ・・・」

可可「結構デスゥ!」

すみれ「最後までやらせなさいよォ!!」

可可「ううゥ~」

かのん「部長」

千砂都「うん、部員も増えたし、アレ、やってみない?」

四季・メイ「アレェ?」

きな子「わあ~!!」

千砂都「私達の・・・」

千砂都はVサインして、そして円陣。

千砂都「ライブ前のおまじない!!!!」

メイ「ええ~!!!!畏れ多い畏れ多い!!!!!」

かのん「大丈夫だよ!結ヶ丘女子スクールアイドル部Liella!!!これからももっともっと沢山の人に歌を続けよう!!メイちゃん!!!!!」

メイ「ソ、Song for me!」

四季「Song for You」

「Song for All!!!」

今回はここまでですが、ラブライブサンシャインのアニメ1期4話と似ていましたね。四季ちゃんがずら丸で、メイちゃんはルビィちゃんという事ですね。しきメイの過去を知る事が見れて心を動かした人がいるのではないでしょうか?2期も3分の1を過ぎたけど、2期生の加入がこんなに早いとは今までになかった事ですね。

次回は「マニーは天下の回りもの」ですが、オニナッツが主役で、アパートで独り暮らしの様ですが・・・

最後はお約束の「リエラのうた」

「エンドレスサーキット」 歌・すみれ 歌詞

常にアクセル全開 走り出したら止まんない

ちいさな失敗とか気にすんなってばGo!Go!Go!

君にリード 絶対許すな!

突っ切ってスピンして ピンチになったらお互いに

助け合うんだ だってやっぱさ

一緒じゃなきゃつまんない いつも

Run and Fight! 負けらんないよ

Run and Fight! 君にだけは

永遠にライバル ずっとね

Run and Fight! つまずいても

Run and Fight! 走ってこうぜ

君とサーキット